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「神国」ニッポンを呪縛し続けてきた「神風」信仰の謎に迫る!日本史の常識を覆す全日本人必読の新・日本史!
「神国」ニッポンは元寇勝利の“奇蹟”により何を失ったのか?! 鎌倉幕府滅亡の背景を掘り起こしながら、責任の所在が曖昧で、危機管理能力が欠落しているという現代日本の病巣の淵源を明らかにする。カミカゼという天祐による勝利信仰が後世の危機管理意識の脆弱さを生んだ、という著者の指摘は昨今の有事論争をまつまでもなく現代日本を生きる者にとって非常に示唆的な警世の書である。
目次
第1章 鎌倉以前の仏教編-日本における仏教伝来の特殊性
第2章 浄土門の聖者たち編-平安後期に流行した「極楽浄土」信仰
第3章 道元と日蓮編-昭和のファシストが心酔した「日蓮サイクル」の虚と実
第4章 元寇と日本人編-危機管理なき防衛意識を決定づけた“勝利体験”
第5章 後醍醐天皇の野望編-「河内の土豪」楠木正成を結び付けた朱子学思想
第6章 後醍醐天皇の新政編-権力と責任を分散させる伝統的システム
年表
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Posted by ブクログ 2013年02月27日
ご本人とその政治的主張は非常にクセがあり(マイルドに言って)、好き嫌いが別れそうですが、彼の通史は本当に面白い。「怨霊信仰+コトダマ+ケガレ忌避+和の精神」という日本人の宗教観をベースに古代史から現代までを新たな視点で考察しています。粗い・甘い箇所もあるけど掛け値なしに面白く、目から鱗。考えさせられ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月11日
日本には独裁者はいない。
どんな独裁者も、絶頂のときに殺されている。
古くは平将門がそうであるし、後醍醐天皇や織田信長もその一人に上げられる。
一見独裁者は国を蹂躪し尽くす悪い面が目立つ。
しかし筆者は、日本はその歴史を通じて独裁者を生み出すような構造ではなかったが故に、しばしば醜い責任のなすりつけ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月06日
時々は思い出して読んでみるこのシリーズ。今回は元寇と後醍醐天皇なんである。
元寇というか、神風というのは時代を超えて今も生きていて、有名どころだよなぁ、とは思っていたけど、後醍醐天皇はよう知らんかった。そして出る杭は打たれる精神で日本らしいなぁ、という流れもあったりだけど、トランプと米国を見ても、や...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月23日
井沢節のさえ渡る逆説の日本史シリーズ第6巻。
この巻では、鎌倉仏教の勃興~元寇~鎌倉幕府の崩壊まで。
前回読んだのは学生時代で、あれから7年経つが
前はまったく分からなかった鎌倉仏教が案外スラスラ読めた。
井沢氏の言うように
従来の歴史学の宗教無視は酷いと思う。
自分が宗教を信じないのは自由だ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月06日
鎌倉仏教と元寇の謎
・鎌倉新仏教の展開Ⅰ
鎌倉以前の仏教編―日本における仏教伝来の特殊性
・鎌倉新仏教の展開Ⅱ
浄土門の聖者たち編―平安後期に流行した「極楽浄土」侵攻
・鎌倉新仏教の展開Ⅲ
道元と日蓮編―昭和のファシストが心酔した「日蓮サイクル」の虚 と実
・元寇と日本人編―危機管理なき防衛...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
逆説の日本史第6巻。
鎌倉仏教の成立、元寇、鎌倉幕府の崩壊と後醍醐天皇の野望が描かれている。いよいよ混迷の時代に突入してきました♪日本の仏教についてホントにわかりやすく書かれていて楽しめました♪そして、日本人にとって未曾有の危機であった元寇の勝利は、ビギナーズラックであり、その勝利が太平洋戦争におけ...続きを読む
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