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忠臣蔵の虚構と真実を解き明かす!日本史の常識を覆す全日本人必読の新・日本史!
歴史上の事実である「赤穂事件」はどのようにして「忠臣蔵」という「虚構のタイトル」で呼ばれるようになったのか? 「吉良の浅野イジメが作り話なのは会社員の接待の常識からもわかる」「最も基本的な史料である浅野内匠頭の辞世すら最初からなかった」「吉良邸に討ち入った四十七士に死者、重傷者がひとりも出なかったのはなぜか」など、従来の「常識」に真っ向から異を唱える意欲作。江戸庶民の喝采を浴びた赤穂事件の真実に迫る――
目次
第1章 忠臣蔵、その虚構と真実編
第2章 将軍と御用人システム編
第3章 大坂・江戸 大商人の世界編
第4章 江戸時代の東アジア外交I――明と日本編
第5章 江戸時代の東アジア外交II――琉球王国と日本編
年表
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Posted by ブクログ 2013年01月23日
歴史は、時代時代を切り取ってマニアックに閉じこもって覚えるのではなく、マクロから視ることが大事。この逆説シリーズは、そもそも当たり前で冷静な視点で物事を考えるべしと気付かせてくれる、よいキッカケになる。
忠臣蔵と赤穂事件の違いから、日本史全体を一気通貫している怨霊信仰・日本教が浮かび上がる。のちの...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月05日
今回は忠臣蔵、綱吉名君説、デリバティブの本家日本、徳川時代の中朝関係について。綱吉は生類憐みの令を出したことで暗君扱いされているけれど、それまでの時代は切り捨て御免の風習があり、かの水戸光圀でさえ浮浪者を大した理由もなく殺していたという。綱吉はそれを改め、今では当たり前の命の大切さを世間に知らしめた...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月13日
文治政治と忠臣蔵の謎
武断政治から文治政治への展開Ⅱ
第一章 忠臣蔵、その虚構と真実編
武断政治から文治政治への展開Ⅲ
第二章 将軍と側用人システム編
武断政治から文治政治への展開Ⅳ
第三章 大坂・江戸 大商人の世界編
江戸時代の東アジア外交Ⅰ
第四章 明と日本編
江戸時代の東アジア外交Ⅱ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月20日
この巻では元禄時代の政治と文化があつかわれています。
赤穂事件の真相について著者ならではの観点からその真相にせまり、さらに綱吉によってはじめられた側用人のシステムが、家康以来の江戸幕府の統治の仕組みをどのように改変するものであったのかということが語られています。
また、朱子学を中心とする儒教的な...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年05月29日
激動の時代が幕を閉じ、平定後の江戸時代の文化・政治を中心に論説が展開される。戦国時代からすると歴史的変化に乏しい時代のため、人それぞれ興味の問題ではあるが、個人的には些かダイナミズムに欠ける。
第1章 忠臣蔵、その虚構と真実編
第2章 将軍と側用人システム編
第3章 大坂・江戸 大商人の世界編
第...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年02月27日
ご本人とその政治的主張は非常にクセがあり(マイルドに言って)、好き嫌いが別れそうですが、彼の通史は本当に面白い。「怨霊信仰+コトダマ+ケガレ忌避+和の精神」という日本人の宗教観をベースに古代史から現代までを新たな視点で考察しています。粗い・甘い箇所もあるけど掛け値なしに面白く、目から鱗。考えさせられ...続きを読む
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