逆説の日本史19 幕末年代史編2/井伊直弼と尊王攘夷の謎

逆説の日本史19 幕末年代史編2/井伊直弼と尊王攘夷の謎

814円 (税込)

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3.8

一発の銃弾が日本の歴史を変えた!

幕府老中首座・堀田正睦は手を焼いていた。“水戸のご老公”こと水戸藩主・
徳川斉昭が、日米修好通商条約の調印に断固反対だったからである。そこで堀田がとった手段は、朝廷から「勅許」を得て斉昭を納得させようという方法であった。だがこの安直な判断は、やがて幕府を崩壊へと導く……。
堀田の目論見は外れ、孝明天皇が条約調印に強く反対したため幕府は勅許無しでの調印を強行する。強引な幕府に対する批判は、一橋派と南紀派が激しく争う将軍継嗣問題をも巻き込んで過熱化し、「幕府VS水戸藩」の対立は決定的になった。この両者の確執は、孝明天皇が水戸藩に発した「戊午の密勅」に激怒した大老・井伊直による「安政の大獄」という粛正の嵐に発展し、吉田松陰、橋本左内といった多くの有為の人材が失われてしまう。
安政7年(1860)3月3日、江戸・桜田門外。季節外れの大雪のなかを登城する井伊の行列に、18人の襲撃者たちが襲いかかった。井伊は駕籠に乗ったまま銃撃され、斬殺される。
相次ぐ流血の事態に幕府の権威は失墜。時代は「討幕」「尊王攘夷」へと変わってゆくのであった。

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逆説の日本史 のシリーズ作品

1~26巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~26件目 / 26件
  • 逆説の日本史1 古代黎明編/封印された「倭」の謎
    1,001円 (税込)
    タブーに近かった空白の古代史の謎を大胆な推理で解明。日本史の常識を覆す全日本人必読の新・日本史! 日本人の「わ」の精神のルーツは?宮内庁が天皇陵の学術調査を拒み続けるのはなぜか? タブーに近かった空白の古代史の謎を大胆な推理で解明し、歴史学界の旧弊と教科書教育的な「日本史の常識」を覆す。 目次 ●序論 日本の歴史学の三大欠陥  1.信長と安土 2.アカデミズムと丸山ワクチン 3.「素人」が大それたことをする理由 第1章 古代日本列島人編-日本はどうして「倭」と呼ばれたのか 第2章 大国主命論-「わ」の精神で解く出雲神話の“真実” 第3章 卑弥呼編-女王殺害と紀元二四八年の重大事件 第4章 神功皇后編-邪馬台国東遷説を裏付ける宇佐神宮の拝礼作法 第5章 天皇陵と朝鮮半島編-日本人のルーツと天皇家の起源 年表 ※お使いの端末によっては、図の一部が読みづらい場合がございます。
  • 逆説の日本史2 古代怨霊編/聖徳太子の称号の謎
    1,023円 (税込)
    「徳」と怨霊信仰のメカニズムを初めて解明!日本史の常識を覆す全日本人必読の新・日本史! なぜ聖徳太子には「徳」という称号が贈られたのか?「日本書紀」は天武天皇の正体を隠すために編纂された!奈良の大仏は怨霊鎮魂のためのハイテク装置だった…など日本人の「徳」の思想と怨霊のメカニズムを解明。 目次 第1章 聖徳太子編-「徳」の諡号と怨霊信仰のメカニズム 第2章 天智天皇編-暗殺説を裏付ける朝鮮半島への軍事介入 第3章 天武天皇と持統女帝編-天皇家の血統と『日本書紀』の“作為” 第4章 平城京と奈良の大仏編-聖武天皇の後継者問題と大仏建立 年表 ※お使いの端末によっては、図の一部が読みづらい場合がございます。
  • 逆説の日本史3 古代言霊編/平安建都と万葉集の謎
    935円 (税込)
    「軍隊と平和憲法」論争の原点は平安京に!日本史の常識を覆す全日本人必読の新・日本史! なぜ、桓武天皇は軍を廃し平安遷都を行ったのか。憲法九条論争にも通底するこの問いは、日本人固有の言霊信仰で解明できる! ノンフィクションの鬼才が古代史の謎に迫る待望の第3弾 目次 第1章 道鏡と称徳女帝編-愛人騒動をデッチ上げた「藤原史観」 第2章 桓武天皇と平安京編-遷都を決意させた真相と風水説 第3章 『万葉集』と言霊(コトダマ)編-誰が何の目的で編纂したのか 年表 ※お使いの端末によっては、図の一部が読みづらい場合がございます。
  • 逆説の日本史4 中世鳴動編/ケガレ思想と差別の謎
    935円 (税込)
    ニッポンの差別を生んだケガレ思想を解明!日本史の常識を覆す全日本人必読の新・日本史!封印された歴史をウラ側から読み解く第4弾! 日本人の「平和意識」には、ケガレ思想に基づく偏見があり、特に軍隊というものに対する見方が極めて厳しく、「軍隊無用論」のような、世界の常識では有り得ない空理空論をもてあそぶ傾向が強い。また、差別意識を生むケガレ忌避想を解明し、その精神性の本質に迫る。 目次 第1章 『古今和歌集』と六歌仙編-“怨霊化”を危険視された政争の敗者 第2章 良房と天皇家編-平安中期の政治をめぐる血の抗争 第3章 『源氏物語』と菅原道真編-ライバル一族を主人公にした謎 第4章 『反逆者』平将門編-初めて武士政権の論理を示した男 第5章 院政と崇徳上皇編-法的根拠なき統治システムの功罪 第6章 武士はなぜ生まれたのか編-「差別」を生み出したケガレ忌避信仰 第7章 平清盛と平氏政権編-「平家滅亡」に見る日本民族の弱点 年表 ※お使いの端末によっては、図の一部が読みづらい場合がございます。
  • 逆説の日本史5 中世動乱編/源氏勝利の奇蹟の謎
    880円 (税込)
    日本人を錯覚させた平家物語の虚妄を抉る!日本史の常識を覆す全日本人必読の新・日本史! 待望の第5弾。源氏はいかにして平家を打倒し、武士政権を樹立していったのか。その解明の鍵は、「源源合戦」にあった。また、義経は「戦術」の天才でありながらも頼朝の「戦略」を理解することができなかった。 日本が八百年にわたって錯覚してきた「平家物語」、そして「義経伝説」の虚妄を抉る。 目次 第1章 源頼朝と北条一族編─「源源合戦」「幕府成立」を予見した北条時政の謀略 第2章 源義経と奥州藤原氏編─“戦術の天才”義経が陥った「落とし穴」 第3章 執権北条一族の陰謀編─鎌倉「幕府」を教える歴史教科書の陥穽 第4章 悲劇の将軍たち編─「言霊将軍」実朝を暗殺した黒幕 第5章 北条泰時と御成敗式目編-「法の正義」に優先する「道理」精神 年表 ※お使いの端末によっては、図の一部が読みづらい場合がございます。
  • 逆説の日本史6 中世神風編/鎌倉仏教と元冦の謎
    1,012円 (税込)
    「神国」ニッポンを呪縛し続けてきた「神風」信仰の謎に迫る!日本史の常識を覆す全日本人必読の新・日本史! 「神国」ニッポンは元寇勝利の“奇蹟”により何を失ったのか?! 鎌倉幕府滅亡の背景を掘り起こしながら、責任の所在が曖昧で、危機管理能力が欠落しているという現代日本の病巣の淵源を明らかにする。カミカゼという天祐による勝利信仰が後世の危機管理意識の脆弱さを生んだ、という著者の指摘は昨今の有事論争をまつまでもなく現代日本を生きる者にとって非常に示唆的な警世の書である。 目次 第1章 鎌倉以前の仏教編-日本における仏教伝来の特殊性 第2章 浄土門の聖者たち編-平安後期に流行した「極楽浄土」信仰 第3章 道元と日蓮編-昭和のファシストが心酔した「日蓮サイクル」の虚と実 第4章 元寇と日本人編-危機管理なき防衛意識を決定づけた“勝利体験” 第5章 後醍醐天皇の野望編-「河内の土豪」楠木正成を結び付けた朱子学思想 第6章 後醍醐天皇の新政編-権力と責任を分散させる伝統的システム 年表 ※お使いの端末によっては、図の一部が読みづらい場合がございます。
  • 逆説の日本史7 中世王権編/太平記と南北朝の謎
    913円 (税込)
    足利義満「天皇家乗っ取り」の陰謀を暴く!日本史の常識を覆す全日本人必読の新・日本史! なぜ戦乱記を『太平記』と呼ぶのか?「天皇家乗っ取り」目前に急死した足利義満は暗殺されたのか?日本史上これほど天皇という王政の座が揺らいだ時代があったろうか!南北朝の混乱期に権力を目指したヒーロー像に迫る。 目次 第1章 尊氏対後醍醐編-戦乱を招いた天皇絶対国家の理想 第2章 『太平記』に関する小論編-巻二十二の欠落が暗示する作者の正体 第3章 尊氏対直義編-幕府政治の確立を遅らせた兄弟ゲンカ 第4章 「日本国王」足利義満の野望編-「天皇家乗っ取り」直前の不可解な死 第5章 「恐怖の魔王」足利義教編-「くじ引き将軍」が目指した絶対権力 年表 ※お使いの端末によっては、図の一部が読みづらい場合がございます。
  • 逆説の日本史8 中世混沌編/室町文化と一揆の謎
    1,012円 (税込)
    下克上の世になぜ、日本歴史上有数の禅宗文化が花開いたか?日本史の常識を覆す全日本人必読の新・日本史! 室町時代といえば足利尊氏が南北朝の混乱期を経て武家政権を確立した1336年から織田信長によって将軍足利義昭が追放された1573年までの間を指すが、本書は“天皇になろうとした将軍”足利義満の権勢の後、室町幕府の弱体化が進行する過程に焦点を絞り、来るべき群雄割拠の時代の予兆を詳述する。“無政府状態”と化した時代―下克上の世になぜ、宗教の力が全国に及び、日本歴史上有数の禅宗文化が花開いたか、その謎に迫る痛快日本史、必読の書。 目次 第1章 「懶惰(らんだ)の帝王」足利義政編-「無責任」将軍が招いた応仁の乱 第2章 日野富子と傀儡政権編-「半将軍」細川政元のクーデター 第3章 国一揆と一向一揆編-律令制度の崩壊と新しい土地システム 第4章 室町文化の光と影編-忘れられた日本文化のルーツ 年表 ※お使いの端末によっては、図の一部が読みづらい場合がございます。
  • 逆説の日本史9 戦国野望編/鉄砲伝来と倭寇の謎
    1,001円 (税込)
    織田信長・武田信玄・上杉謙信――戦国・混迷を生き抜く術とは!?日本史の常識を覆す全日本人必読の新・日本史! 日本人の根本原理である「和の精神」が崩壊した下剋上の時代を生き抜いた戦国武将たち。織田信長、武田信玄、上杉謙信、毛利元就、北条早雲らの「天下人たる資質」を徹底検証する。混迷の時代にあって、“覇者の条件”とは何かを問う井沢流歴史ノンフィクションの白眉、待望の電子書籍化! 目次 第1章 琉球王国の興亡編-「沖縄人」が築いた東アジア大貿易圏 第2章 海と倭寇の歴史編-ニセ倭寇を生み出した朝鮮民族の差別思想 第3章 戦国、この非日本的な時代編-「和の原理」を崩壊させた実力主義 第4章 武田信玄の限界編-戦国最強の騎馬軍団と経済政策 第5章 織田信長の野望編-「天下布武」と「平安楽土」の戦略 年表 ※お使いの端末によっては、図の一部が読みづらい場合がございます。
  • 逆説の日本史10 戦国覇王編/天下布武と信長の謎
    1,001円 (税込)
    「破壊王」信長がニッポンを変えた!日本史の常識を覆す全日本人必読の新・日本史! 「足利将軍義昭との抗争」「一向一揆はじめとする抵抗勢力の大虐殺」「安土城建設」そして日本の歴史史上最大の謎である「本能寺の変の真相に迫る」“破壊王”信長こそニッポンという国家像を描き、天下一統のグランドプランを実現していったのである。しかし。思いなかばで本能寺に斃れた一代の梟雄の栄光と挫折を描く。歴史学会の定説を覆し、「信長論」の新たなる地平を切り開く第10巻! 目次 第1章 織田信長の変革編-「政権の三要素」を巡る将軍義昭との抗争 第2章 信長vs宗教勢力の大血戦編-安土宗論に見る「宗教弾圧」の正当性 第3章 新しき権力の構築編-信長の「大坂遷都」計画と安土城の謎 第4章 本能寺の変-神への道の挫折編-明智光秀「信長暗殺」の真相 年表 ※お使いの端末によっては、図の一部が読みづらい場合がございます。
  • 逆説の日本史11 戦国乱世編/朝鮮出兵と秀吉の謎
    1,034円 (税込)
    新しいリベラルな豊臣秀吉像!日本史の常識を覆す全日本人必読の新・日本史! 戦国乱世の三大英傑のひとり、世に“鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス”とその人性を表される豊臣秀吉とはいかなる人物であったか? その虚像と実像を解き明かし、信長亡き後、最大のライバルであった徳川家康をいかに屈服させたかをはじめ、秀吉の天下乗っ取りの大戦略に迫る。とりわけ、秀吉の海外への野望について、歴史用語としての「朝鮮征伐」が教科書から抹殺された事由を説き、戦後教育の歪みを衝く衝撃の問題提起編。 目次 第1章 豊臣秀吉、その虚像と実像編 第2章 織田つぶしの権謀術数編 第3章 対決、徳川家康編 第4章 豊臣の平和編 第5章 太閤の外征編 年表 ※お使いの端末によっては、図の一部が読みづらい場合がございます。
  • 逆説の日本史12 近世暁光編/天下泰平と家康の謎
    858円 (税込)
    徳川家康「天下分け目の関ヶ原」!日本史の常識を覆す全日本人必読の新・日本史! いまや押しも押されもせぬ国民的ベストセラーになった“逆説”シリーズ第12弾!題して「天下泰平と家康の謎」、歴史はいよいよ戦国から近世の世となる。天下分け目の関ヶ原の戦いに勝つことによって、家康は事実上天下を制した。しかし、その勝利はそれよりさかのぼること50日余り前に行われた軍議の席で決まっていたのだ。すなわち“会議に勝つこと”で、家康は勝利を手中にしていたのである。俗に“鳴かぬなら鳴くまで待とう”といわれた謀略の天才家康の真骨頂がここにある。 目次 第1章 序章としての関ヶ原編 第2章 泰平への長い道編 第3章 天下泰平の構築編 年表 ※お使いの端末によっては、図の一部が読みづらい場合がございます。
  • 逆説の日本史13 近世展開編/江戸文化と鎖国の謎
    902円 (税込)
    徳川家康が恐れた「大奥のキリシタン」!日本史の常識を覆す全日本人必読の新・日本史! 若き日の徳川家康を苦しめた浄土真宗信徒らによる「一向一揆」。家康は約30万人に膨れ上がり勢力を増すキリシタンに「一向一揆」化の悪夢を見た。 折しも江戸城大奥では女中・おたあジュリアを中心にキリシタンが増加し、家康の悪夢は現実のものとなりつつあった。 「伴天連追放令」から鎖国へと展開される徳川幕府の外交政策の裏面史を抉るとともに、徳川家康が「戦国日本」をいかにリストラし、「徳川三〇〇年」の礎をいかに築いたかを解明する! 目次 第1章 鎖国とキリシタン禁制編 第2章 大名改易と浪人対策編 第3章 茶の湯の変質編 第4章 演劇の変質編 第5章 儒学の日本的変容編 第6章 古兵と遅れてきた青年たち編 年表 ※お使いの端末によっては、図の一部が読みづらい場合がございます。
  • 逆説の日本史14 近世爛熟編/文治政治と忠臣蔵の謎
    1,100円 (税込)
    忠臣蔵の虚構と真実を解き明かす!日本史の常識を覆す全日本人必読の新・日本史! 歴史上の事実である「赤穂事件」はどのようにして「忠臣蔵」という「虚構のタイトル」で呼ばれるようになったのか? 「吉良の浅野イジメが作り話なのは会社員の接待の常識からもわかる」「最も基本的な史料である浅野内匠頭の辞世すら最初からなかった」「吉良邸に討ち入った四十七士に死者、重傷者がひとりも出なかったのはなぜか」など、従来の「常識」に真っ向から異を唱える意欲作。江戸庶民の喝采を浴びた赤穂事件の真実に迫る―― 目次 第1章 忠臣蔵、その虚構と真実編 第2章 将軍と御用人システム編 第3章 大坂・江戸 大商人の世界編 第4章 江戸時代の東アジア外交I――明と日本編 第5章 江戸時代の東アジア外交II――琉球王国と日本編 年表 ※お使いの端末によっては、図の一部が読みづらい場合がございます。
  • 逆説の日本史15 近世改革編/官僚政治と吉宗の謎
    935円 (税込)
    8代将軍吉宗は名君に非ず!日本史の常識を覆す全日本人必読の新・日本史! 『週刊ポスト』連載の大好評歴史ノンフィクション第15弾! 本巻の主役は、御三家紀州徳川家から江戸幕府第8代将軍となった徳川吉宗。目安箱の設置、大岡忠相の登用など歴代将軍随一の名君と称される吉宗だが、その一方で、「政治家としての最大の欠点は、生きた経済というものがまるでわかっていない」という問題を抱えていた。吉宗の経済政策失敗の背景にある「商業軽視」という徳川政権の根本的課題に斬りこみ、積極的な経済政策で繁栄する名古屋藩藩主徳川宗春との対決の真相を解き明かす。 さらに、「賄賂政治」を行なったとして悪名高い田沼意次の再評価に挑む。本当に彼は非難されるべき政治家だったのか? 田沼を失脚させて政権を握った松平定信(吉宗の孫)の寛政の改革は誰のための政治だったのか? 幕府という巨大組織の権力闘争の内幕に迫る。歴史の常識といわれている事柄がいかに空疎なものかを暴く著者渾身の一冊! 目次 第1章 六代将軍家宣の新政編 第2章 八代将軍吉宗の支配編 第3章 将軍吉宗vs尾張宗春編 第4章 田沼意次vs松平定信編 年表 ※お使いの端末によっては、図の一部が読みづらい場合がございます。
  • 逆説の日本史16 江戸名君編/水戸黄門と朱子学の謎
    1,045円 (税込)
    家康の密命と家光の兄弟愛!日本史の常識を覆す全日本人必読の新・日本史! 御三家水戸家に家康が与えた“密命”とは? 徳川家存続のための秘策を思想化した水戸光圀と、その思想が結果的に幕府を崩壊に追いやることになった歴史の皮肉を解き明かす第一章。さらに、将軍の子として生を受けながら他家に養子に出された保科正之と兄家光の“兄弟愛”が幕末会津藩の悲劇の源流にあることに論及した第二章など歴史の深層から著者が掘りだした秘話が満載。リーダー必読の上杉鷹山「伝国の辞」の背景や江戸町人の文化歌舞伎や俳諧のルーツにも迫った歴史ノンフィクション第16弾! 目次 第1章 徳川光圀の生涯編 第2章 保科正之の生涯編 第3章 上杉鷹山の改革編 第4章 池田光政の善政編 第5章 江戸文化の「江戸的」展開編 第6章 江戸文化の「江戸的」凝縮編 年表 ※お使いの端末によっては、図の一部が読みづらい場合がございます。
  • 逆説の日本史17 江戸成熟編/アイヌ民族と幕府崩壊の謎
    979円 (税込)
    幕末前夜の「闇の歴史」を暴く! 第1章では、東北地方から北海道、さらには千島列島まで、独自の文化を育んできたアイヌの歴史を照射する。和人が蝦夷地に進出する契機となった北東北の争いから和人の過酷な仕打ちに端を発した「アイヌ三大蜂起」。さらには、老中・松平定信が蝦夷地調査報告書を黙殺した理由にも迫る。 第2章では、幕末に燎原の火の如く盛り上がった尊皇攘夷思想の源流ともいえる国学思想の成り立ちを、荷田春満、本居宣長、賀茂真淵、平田篤胤ら「国学四大人」の軌跡を通じて解読する。 第3章では、天保の改革に挑んだ徳川幕府が「祖法大事」と変革の波に乗り遅れる様を詳述。優秀な官吏が国の行く末を見誤っていく歴史をあますところなく活写する。 第4章では、「なぜ日本の道路舗装率が中国・韓国などより低いのか?」という命題から、いたずらに開発に走らず、身の丈にあった暮らし、完全リサイクル社会を実現していた江戸の暮らしに陽を当てる。 目次 第1章 アイヌ民族のルーツと展開編 第2章 国学の成立と展開編 第3章 幕府外交と天保の改革編 第4章 ユートピアとしての江戸編 年表 ※お使いの端末によっては、図の一部が読みづらい場合がございます。
  • 逆説の日本史18 幕末年代史編1/黒船来航と開国交渉の謎
    858円 (税込)
    アメリカを怒らせた幕末日本のお粗末外交! 嘉永6年(1853)、アメリカ東インド艦隊司令長官マシュー・ペリー率いる“黒船艦隊"が浦賀に来航した。「突然」の来航に浦賀奉行所は慌てふためいたが、じつはペリー来航の情報は、これより前にオランダ商館長より幕府にもたらされていた。ペリーは決して「突然」やってきたわけではなかったのだ。「何もしない」「問題先送り」体質にどっぷり染まった幕府は、アメリカ使節団への対応も後手後手にまわる。“偽奉行”に交渉させたり、「二枚舌」を使って交渉をのらりくらりと長引かせるなど幕府の「その場しのぎ」の対応に、当初は友好的な態度で交渉に臨んでいたアメリカ側は激怒。「砲艦外交」へと舵を切る……。しかしその後も、英語に堪能なジョン万次郎を「讒言」で交渉役から外したり、挙げ句の果てには条約文を意図的に「誤訳」したりとお粗末な外交を続ける幕府は、やがてその終焉を迎えることになる。  大ベストセラーのシリーズ!ノンフィクションの金字塔、「幕末年代史編」第1部待望の電子版です!
  • 逆説の日本史19 幕末年代史編2/井伊直弼と尊王攘夷の謎
    814円 (税込)
    一発の銃弾が日本の歴史を変えた! 幕府老中首座・堀田正睦は手を焼いていた。“水戸のご老公”こと水戸藩主・ 徳川斉昭が、日米修好通商条約の調印に断固反対だったからである。そこで堀田がとった手段は、朝廷から「勅許」を得て斉昭を納得させようという方法であった。だがこの安直な判断は、やがて幕府を崩壊へと導く……。 堀田の目論見は外れ、孝明天皇が条約調印に強く反対したため幕府は勅許無しでの調印を強行する。強引な幕府に対する批判は、一橋派と南紀派が激しく争う将軍継嗣問題をも巻き込んで過熱化し、「幕府VS水戸藩」の対立は決定的になった。この両者の確執は、孝明天皇が水戸藩に発した「戊午の密勅」に激怒した大老・井伊直による「安政の大獄」という粛正の嵐に発展し、吉田松陰、橋本左内といった多くの有為の人材が失われてしまう。 安政7年(1860)3月3日、江戸・桜田門外。季節外れの大雪のなかを登城する井伊の行列に、18人の襲撃者たちが襲いかかった。井伊は駕籠に乗ったまま銃撃され、斬殺される。 相次ぐ流血の事態に幕府の権威は失墜。時代は「討幕」「尊王攘夷」へと変わってゆくのであった。 【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
  • 逆説の日本史20 幕末年代史編3/西郷隆盛と薩英戦争の謎
    935円 (税込)
    覚醒した薩摩、目覚めなかった長州。 世に言う「八月十八日の政変」で京を追われた長州は失地回復を狙って出兵を行なうも、会津・薩摩連合軍の前に敗走する。この「禁門(蛤御門)の変」以降、長州と薩摩は犬猿の仲となるが、その後、坂本龍馬の仲介で「薩長同盟」が成立。やがて両藩は明治維新を成し遂げるために協力して大きな力を発揮した――。 以上はよく知られた歴史的事実であるが、じつは禁門の変以前の薩長の関係は大変良好であった。策士・久坂玄瑞の働きにより、すでに「薩長同盟」は実質的に成立していた、と言っても過言では無い状態だったのである。 では、友好だった両藩が、「八月十八日の政変」「禁門の変」へと突き進み互いに憎しみあい敵対するようになったのはなぜなのか? そこには、兄・島津斉彬に対するコンプレックスを抱えた“バカ殿”久光を国父に戴き、生麦事件や薩英戦争を引き起こしながらも「攘夷」の無謀さに目覚めた薩摩と、“そうせい侯”毛利敬親が藩内の「小攘夷」派を抑えきれず、ついには「朝敵」の汚名を着ることにまでなってしまった長州との決定的な違いがあった。 【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
  • 逆説の日本史21 幕末年代史編4/高杉晋作と維新回天の謎
    1,001円 (税込)
    怒濤の「幕末年代史編」堂々完結! 『週刊ポスト』誌上で好評連載中の歴史ノンフィクション『逆説の日本史』。ペリーによる黒船来航から始まった「幕末年代史編」最終章が、満を持して文庫化されました。  長州の高杉晋作が正義派(討幕派)を率いて功山寺で挙兵した1865年から、翌年の薩長同盟成立を経て、大政奉還そして王政の大号令へ。そしてついに明治維新がなった1868年までの激動の4年間を詳説。「高杉晋作は本当に“長州絶対主義者”だったのか?」「“犬猿の仲”であった薩長を接近させた坂本龍馬の“秘策”とは何だったのか?」「“孝明天皇暗殺説”は信じるに足る学説なのか?」「官軍に対する“江戸焦土作戦”とは勝海舟のブラフだったのか?」などなど、歴史の狭間に埋もれがちな数々の謎と疑問を、切れ味鋭い「井沢史観」で解き明かします。  維新から150年。「明治維新とは一体何だったのか?」について、あらためて考え直すための最良の一冊です。 【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
  • 逆説の日本史22 明治維新編/西南戦争と大久保暗殺の謎
    979円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 「維新の英雄」はなぜ自滅の道を選んだのか。 『週刊ポスト』誌上で四半世紀以上にわたって連載中の、作家・井沢元彦氏による歴史ノンフィクション『逆説の日本史』。文庫22巻より、いよいよ明治時代に突入します。  第一章「明治維新編」と第二章「明治政府のグランドデザイン編」では、維新を成し遂げた明治新政府面々の奮闘ぶりを紹介。  続く第三章「明治六年の政変編」では、維新の立役者である大久保・木戸と西郷・板垣の深刻な対立に発展した明治六年の政変と、その原因となった「征韓論」についてわかりやすく解説しています。  第四章「サムライたちの反抗編」は、悲運の男・江藤新平と佐賀の乱についての考察。  そして第五章「サムライたちの反抗編2」では、西南戦争における“最強”西郷軍敗退の謎に迫ります。  なお今回巻末に「補遺編」として、『逆説の日本史』第一巻の刊行以降に判明した歴史的発見を踏まえ、これまでの『逆説』の訂正や付記も収録しています。
  • 逆説の日本史23 明治揺籃編 琉球処分と廃仏毀釈の謎
    946円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 日本文化の構造的欠陥を糺す!  本書では、近現代史考察するための序論として「近現代史を歪める人々」と題した1章を冒頭に特別に設け、日本民族が抱える最大の問題の一つである「バカトップ問題」について考察しています。  最高の教育を受け 優秀な成績を収めながら、一番肝心な常識がわかっていないエリートがなぜか組織のトップになってしまい、その組織を滅亡に導く……古くは、大日本帝国を破滅させた陸軍参謀本部、そして戦後は、「常識に欠け、きわめて傲慢」な点で旧陸軍と酷似した朝日新聞社が犯してきた罪について厳しく断罪します。  また、歴史教科書などではあまり詳しく触れられることが少ない「琉球処分」についても解説。沖縄はいかにして大日本帝国に編入されたのか? 朱子学を通して琉球史を概観することができます。  さらに、明治政府が行なった「宗教の整備」について、全国を吹き荒れた「廃仏毀釈」の凄まじさ――あの奈良・興福寺の五重塔さえもスクラップにして売り払われる寸前だった――に焦点を当て、宗教史にも造詣が深い著者ならではの独自の解釈を盛り込んでいます。
  • 逆説の日本史24 明治躍進編 帝国憲法と日清開戦の謎
    990円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 「欧米列強」への仲間入りを果たせ!  本書では、日本が世界の表舞台に躍り出ることになった明治中~後期を、痛快な“井沢史観”で読み解きます。  まず、明治新政府の「骨格」となった大日本帝国憲法が成立するまでの秘話に迫っていきます。この憲法の制定にあたり、伊藤博文・岩倉具視ら“維新生き残りコンビ”と、大隈重信・福澤諭吉ら“早慶連合”が激しく火花を散らし対立したのはなぜなのか? また、最終的に勝利したのは、どちらだったのか? さらに、彼らの陰で暗躍し「明治国家形成のグランドデザイナー」とも呼ばれる井上毅とは、いったい何者だったのか?  次に、憲法制定後に開設されたばかりの帝国議会がたびたび紛糾・空転し、首相・伊藤博文を悩まし続けていたにもかかわらず、清国との開戦に踏み切ることができた謎に迫ります。  そして、それまで極東のちっぽけな国に過ぎなかった日本が、『定遠』『鎮遠』という強力な戦艦を擁する北洋艦隊を誇った“眠れる獅子”清国を打ち破ることができた理由と、その勝利の結果手に入れることになった「膨大な利益」についても詳しく考察していきます。
  • 逆説の日本史25 明治風雲編 日英同盟と黄禍論の謎
    979円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 日本国民は大英帝国との同盟に狂喜乱舞した。 歴史ノンフィクションの金字塔『逆説の日本史』。第25巻では、まず西洋近代化の流れのなかで進んだ文学、国語、唱歌に関する「文化大改革」について幅広く考察する。初代文部大臣・森有礼が推し進めた「日本語を廃止し、英語を国語化する」という驚くべきアイデアはなぜ生まれ、そして闇に葬られたのか? また、明治政府が「唱歌」に込めた、隠された意図とは何だったのか?  続いて、明治になって急速に進んだ演劇と芸術の変革についての分析。とくに、川上音二郎が実践者となった「演劇改良運動」、そして彼の妻「マダム貞奴」に代表される女優の復活について焦点を当てながら論考を進めてゆく。  さらに、誇り高き大英帝国が「栄光ある孤立」を捨てて極東の小国・日本と同盟を結んだ「真意」とその影響について検討。この時期ヨーロッパを席巻した「黄禍論」についての解説を加えながら、明治政府が「日露開戦やむなし」に傾いていったプロセスを解き明かす。
  • 逆説の日本史26 明治激闘編 日露戦争と日比谷焼打の謎
    968円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 乾坤一擲の大勝負に賭けた日本の「秘策」! 『週刊ポスト』誌上で四半世紀以上にわたって連載中の、作家・井沢元彦氏による歴史ノンフィクションの金字塔『逆説の日本史』。  文庫最新刊となる第26巻では、東洋の小国に過ぎなかった大日本帝国が、世界最強の陸軍とバルチック艦隊を擁する超大国ロシアに勝利し世界を驚かせた、日露戦争を軸に解説する。  日本海海戦において、東郷平八郎率いる聯合艦隊が「丁字戦法」を用いて奇跡の勝利を挙げた、という「神話」は事実なのか? 二〇三高地攻略で多くの将兵を死なせた乃木希典は、果たして「愚将」だったのか?――これまで語られてきた日露戦争における「定説」を丹念に検証していくことで、隠されていた真実を暴き出す。  また、井沢氏が「大日本帝国破滅への分岐点」であったと断言する「日比谷焼打事件」、エリート軍医と作家・考証学者といくつもの顔を持っていた森林太郎(鴎外)の功罪についても考察。知られざる日本近代史の闇に迫る。  なお、巻末には「特別編」も収録。「言霊」という迷信に振り回され続ける頑迷固陋な歴史学界と、朝日新聞に代表される傲慢なマスコミを舌鋒鋭く糾弾する。 (底本 2024年2月発売作品)

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逆説の日本史19 幕末年代史編2/井伊直弼と尊王攘夷の謎 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    久々に幕末関連の本を読んだ。そのため、発見も多かったし、何より読みやすく、分かりやすかった。
    ただ、やはりこの本の通説批判が正しいだろうか?とは疑問を持たざるをえない。

    島津斉彬の死を暗殺と考えることは、通説では行われていない、という主張だが、証拠がない以上、断定して通説にすることはできないし、学

    0
    2016年07月30日

    Posted by ブクログ

    この巻では、大老に就任した井伊直弼が、水戸斉昭に代表される攘夷派に対して弾圧を加えたことを中心に、明治維新へと向かっていくことになる大きな時代のうねりがどのようにしてつくり出されていったのかということが解説されています。

    幕末史にかんしては、さすがに多くの需要があるのか、わたくしのような一般の読者

    0
    2021年06月02日

    Posted by ブクログ

    ★★★2019年1月レビュー★★★

    『逆説の日本史19』は、島津斉彬の死や安政の大獄など。
    この時代、佐幕の大物2人は孝明天皇と井伊直弼であると筆者は説く。井伊直弼は、開国を貫いた点は評価できる。しかし惜しむらくは井伊の頭には、「幕府」があって「日本」は無かった。
    また、この辺りから孝明天皇の影に

    0
    2019年01月28日

逆説の日本史19 幕末年代史編2/井伊直弼と尊王攘夷の謎 の詳細情報

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