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足利義満「天皇家乗っ取り」の陰謀を暴く!日本史の常識を覆す全日本人必読の新・日本史!
なぜ戦乱記を『太平記』と呼ぶのか?「天皇家乗っ取り」目前に急死した足利義満は暗殺されたのか?日本史上これほど天皇という王政の座が揺らいだ時代があったろうか!南北朝の混乱期に権力を目指したヒーロー像に迫る。
目次
第1章 尊氏対後醍醐編-戦乱を招いた天皇絶対国家の理想
第2章 『太平記』に関する小論編-巻二十二の欠落が暗示する作者の正体
第3章 尊氏対直義編-幕府政治の確立を遅らせた兄弟ゲンカ
第4章 「日本国王」足利義満の野望編-「天皇家乗っ取り」直前の不可解な死
第5章 「恐怖の魔王」足利義教編-「くじ引き将軍」が目指した絶対権力
年表
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Posted by ブクログ 2013年02月27日
ご本人とその政治的主張は非常にクセがあり(マイルドに言って)、好き嫌いが別れそうですが、彼の通史は本当に面白い。「怨霊信仰+コトダマ+ケガレ忌避+和の精神」という日本人の宗教観をベースに古代史から現代までを新たな視点で考察しています。粗い・甘い箇所もあるけど掛け値なしに面白く、目から鱗。考えさせられ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
日本歴史学会に一言あり!な井元さんの逆説日本史シリーズ。50年も混乱が続いた南北朝時代。なのになぜ当時の記録史に太平記というタイトルがついたのか?天皇になろうとした将軍義満の政治家としての力量は?義務教育中の教科書にはほとんど触れられない将軍・義教。かれは信長より先に比叡山を焼き討ちし天魔王と恐れら...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月03日
段々と戦国時代が近づき、ちょっとは馴染みがあるというか、そこそこ知ってる名前も増えてきた。足利尊氏、足利義満、などなど。
とはいえ今回かなり推しになっているのは足利義教さん。そっかー、あんまり名前に馴染みないけど、そんな人もいたんやねぇ。そして信長と似ていると言われれば確かに、なんである。ここは信長...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月29日
筆者の持ち味の良さは、一級史料の豊富な中世以降の歴史考証のほうが生かされるように感じた。毒があった刺もとれ、暴走もほどほどに、安易に怨霊主義に至ることもない。特に仏教や中国古典への深い造詣、尊氏と直義からの絶対的権力と平和の関係の洞察、『大乗院日記目録』を例とした現代の日本史教育への批判の鋭さに驚か...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月25日
絶対権力が確立したとき、社会は平和になる。
井沢氏の言うことは正しいと思う。
足利幕府は諸大名の統制が取れずに戦国時代を招いた。
反対勢力を徹底的につぶした徳川家康は300年の平和の礎を築いた。
このように違う時代を比較する事で見えてくることがある。
第7巻では、足利義満~足利義教の時代が書かれ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月02日
太平記~足利将軍家は、ボクの歴史知識から欠落してる部分なので、勉強になった。天皇になろうとした将軍 義満の下りは面白い。井沢さんの別著にあるのは知ってはいたが、未読なため内容は知らなかったが納得した。この人のことが歴史的に大きく取り上げられていないのは不思議。
さて、もう一つ目から鱗だったのは、「天...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月06日
太平記と南北朝の謎
・足利幕府と南北朝Ⅰ
尊氏対後醍醐編―戦乱を招いた天皇絶対国家の理想
・『太平記』に関する小論編―巻二十二の欠落が暗示する作者の正 体
・足利幕府と南北朝Ⅱ
尊氏対直義編―幕府政治の確立を遅らせた兄弟ゲンカ
・足利幕府と南北朝Ⅲ
「日本国王」足利義満の野望編―「天皇家乗っ...続きを読む
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