井沢元彦のレビュー一覧

  • 逆説の日本史5 中世動乱編/源氏勝利の奇蹟の謎

    Posted by ブクログ

    鎌倉幕府の誕生から北条泰時による武家政治の確立までの約150年間が書かれている。

    平氏が滅び源氏が鎌倉幕府を起こした、というのに、戦では源平合戦どころか、源源合戦になっていたり、教科書で学んだ学生当時は、よくわからなかったが、時の流れと、当時の感覚に意識をのせてみると、面白いほどよく分かった。

    源氏も平氏ももとは天皇家の子孫。そこから頼朝が幕府という実体をつくり、実権を握るが、あくまで朝廷は存続し、源氏三代を経て、北条氏によって、朝幕併存体制という日本独特の不思議なシステムが確立する。

    しかも、幕府時代(武家社会)といっても、日本はあくまで桓武天皇の古代から律令国家のままだった。そして、

    0
    2011年03月06日
  • 逆説の日本史4 中世鳴動編/ケガレ思想と差別の謎

    Posted by ブクログ

    藤原道長ただのボンボン。超ワンマンな極悪非道な奴。
    五代前の良房からせっせと作ってきた藤原包囲網という権力をなんの苦労もなく受け継いだ。

    そんなふざけた藤原政権に立ち向かった田舎っぺ平将門。
    以後100年かけて平清盛政権へと向かう。

    本書が紀伝体で書かれているため、正直年表的な感覚は乏しいが、時代の流れはよくわかる。

    平氏と源氏。天皇と上皇。
    学生の頃は編年体で学び、なんとも合点のいかなかった人間関係が、おぼろげながらつかめた。

    なぜ、武士が生まれたのか?
    今では納得。

    そして、ぴょーんと現代に飛んで、自衛隊という存在の仕方にも、合点がいった。

    やっぱ日本人は何年経っても日本人。

    0
    2011年02月28日
  • 逆説の日本史5 中世動乱編/源氏勝利の奇蹟の謎

    Posted by ブクログ

    学生時代に歴史を専門として勉強してきた私には、目から鱗。学校ではあくまで歴史書として残されているものが第一として教えられる。でもその時代の為政者の都合に書物が左右されるのも事実。結局どちらが正しいのかはその時代に生きている人しかわからないのだけれど、こういう解釈もありよね…って思わせてくれる。無理もないので楽しく読める。

    0
    2011年02月19日
  • 英傑の日本史 風林火山編

    Posted by ブクログ

    英傑シリーズの武田家編。
    有名どころから無名どころまで著者なりの評伝がまとめられている。
    武田家滅亡の際における穴山梅雪、小山田信茂、木曽義昌の裏切りに、諏訪家滅亡などにみる諏訪頼重、武田信玄の人物像の考察が面白かった。
    人数は多く網羅しているが同じ武田家の話だけに内容は重複も多いので、有名な武将ひとりひとりを知るというよりは戦国武田家を俯瞰する内容。

    0
    2011年02月10日
  • 逆説の日本史12 近世暁光編/天下泰平と家康の謎

    Posted by ブクログ

    徳川家康の天下統一に至る思想や戦略が詳細に描かれており、自分なりに家康の「すごさ」を理解。関が原の戦いにおける各武将の策略も興味深く描かれており、現代の社会における政治的な動きと多々共通することもある意味で参考になった。
    この徳川の歴史も武将らの判断や行動ひとつで大きく変わっていたのだなぁということを感じつつも、家康の力を実感した一冊。

    0
    2011年01月13日
  • 逆説の日本史13 近世展開編/江戸文化と鎖国の謎

    Posted by ブクログ

    鎖国にいたった理由、経緯、
    歌舞伎と能の違いにみる演劇史の変遷、
    武断主義から文治主義への大転換、
    愚昧とされた綱吉の政治家としての評価、等
    長いスパンで歴史を見る著者ならではの見解に納得。
    個人的には千利休切腹の真相が新鮮だった。

    0
    2010年10月07日
  • 逆説の日本史13 近世展開編/江戸文化と鎖国の謎

    Posted by ブクログ

    2010/9/10 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2015/1/19〜1/30

    久しぶりの逆説シリーズは安土桃山時代から江戸にかけて。利休、鎖国、家光に関する考察が面白かった。

    0
    2015年01月31日
  • 逆説の日本史11 戦国乱世編/朝鮮出兵と秀吉の謎

    Posted by ブクログ

    井沢さんの歴史観は、一般の歴史学者には受け入れられないだろうな。
    学者というよりロマンの力の方が強いから。

    0
    2010年08月29日
  • 井沢式「日本史入門」講座(4) 「怨霊鎮魂の日本史」の巻

    Posted by ブクログ

    今回は藤原氏の隆盛と怨霊信仰の話。
    ひととおり日本史の授業で藤原氏と荘園の発展は学んでいるはずだが、非常にわかりやすく説明している。暗記にうんざりしている学生にお勧め。
    怨霊と文学との関わりが興味深かった。出版がペイしなかったであろう当時でなぜ源氏物語が成立したか?文化を重んじる風潮がある程度成立していたのではあろうがこっちの方が説得力はある。源氏が藤原氏とライバル関係で権力闘争に負けた勢力だった、というのはあまり認知度が高くないのではないかと思うがそれ自体が歴史認識が欠如しているのであろうと反省。
    文化史は教科書でも独立していて章の最後におまけのように羅列してあった記憶があるが、本当に意味が

    0
    2010年05月04日
  • 井沢式「日本史入門」講座(3) 天武系vs.天智系/天皇家交代と日本教成立の巻

    Posted by ブクログ

    2010/1/8 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2014/2/22〜3/5

    井沢史観で読み解く天智・天武と日本教。歴史に宗教観を持ち込むという手法については大賛成。すべて正しいとは思わないが、教科書に書かれてあった歴史よりはよっぽど説得力がある。

    0
    2014年03月05日
  • 井沢式「日本史入門」講座(2) 万世一系/日本建国の秘密の巻

    Posted by ブクログ

    本作の肝は天皇の由来かと。諡号への考察がよかった。森鴎外の考察は読んでみたいが漢文とは・・。日本語訳ないのですかねぇ。

    0
    2009年11月22日
  • 井沢式「日本史入門」講座(2) 万世一系/日本建国の秘密の巻

    Posted by ブクログ

    2009/11/12 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。
    2013/9/25〜10/4

    井沢式第二弾。
    日本人のルーツ、天皇家のルーツを考察。この辺りは以前から言われていることで目新しさにかける感じであったが、天智、天武、壬申の乱と朝鮮半島情勢に関する考察は素晴らしい。逆説シリーズでも同様の考察はあったのかな?忘れてしまった。

    0
    2013年10月05日
  • 逆説の日本史3 古代言霊編/平安建都と万葉集の謎

    Posted by ブクログ

    桓武と早良についてはおおむね良し。という感じです。
    桓武に関しては宗教人間だった。というのはこの人の特色というよりはやはり精神的に弱くなった時に誰でも陥りやすい精神状態だったのではと思う。それが天皇だったゆえの行動では。
    言霊信仰というのも大いに肯ける話です。
    丁寧に自分の主張をされているので好感がもてる。引用もうまく使ってる。

    0
    2009年10月08日
  • 英傑の日本史 信長・秀吉・家康編

    Posted by ブクログ

    逆説の日本史シリーズをお好きな方にお勧めの一冊。ご存じでない方もまずは戦国の三傑のみを知ってください。

    0
    2009年10月04日
  • 新装版 猿丸幻視行

    Posted by ブクログ

    伊呂波耳本反止
    千利奴流呼和加
    余多連曾津禰那
    良牟有為乃於久
    耶万計不己衣天
    阿佐伎喩女彌之
    恵比毛勢須

    これ読めた人いますか?
    万葉仮名です。
    現在にの仮名をふると・・・。

    いろはにほへと
    ちりぬるをわか
    よたれそつねな
    らむうゐのおく
    やまけふこえて
    あさきゆめみし
    ゑひもせす

    そう、ご存知いろは歌です。
    これを踏まえてあらすじを・・・。

    大学院に通ってる香坂明は、自分の書いた猿丸大夫伝説の論文を斜め読みしていた。
    突然、製薬会社の研究員が現れ新薬の助言が欲しいと車で訪ねて来た。
    いぶかりながらも研究所に行きそこで新薬は過去幻視効果がある

    0
    2009年10月07日
  • 新装版 猿丸幻視行

    Posted by ブクログ

    SFチックな設定で主人公は折口信夫と同化する。
    いろは歌 をもとに「猿丸=柿本人麻呂」節を折口の視点で解明していく展開が面白い。

    0
    2009年10月04日
  • 逆説の日本史10 戦国覇王編/天下布武と信長の謎

    Posted by ブクログ

    歴史がいかに宗教と大きな関わりがあるかということがよくわかります。
    信長は世界にも匹敵する偉大な人物であると思います。

    0
    2009年10月07日
  • 逆説の日本史3 古代言霊編/平安建都と万葉集の謎

    Posted by ブクログ

    日本宗教言霊について詳しく書いてあり、それが憲法九条問題など現在にも深く関わっていると解明しています。
    また、謀略によって日本を影で支配した藤原氏によって日本の歴史がゆがめられているとよくわかりました。

    0
    2009年10月07日
  • 英傑の日本史 源平争乱編

    Posted by ブクログ

    2008年10月2日、天神の丸善にて購入。
    2012/7/18~7/31

    たまたま大河ドラマで清盛をやっている時期に、この本とこの時期を取り扱った安部龍太郎氏の「天馬燃ゆ」を平行して読んだ。日本史上、初の武家政権が誕生した源平時代であるが、今まで余りにも無知であった。小説と人物解説を合わせ読んだことで、おおよその理解が出来た。この時代、ある意味戦国時代より面白いかも。

    0
    2012年07月31日
  • 逆説の日本史12 近世暁光編/天下泰平と家康の謎

    Posted by ブクログ

     私は、一般週刊誌というものを定期購読したことはほとんどない。もちろん、ちょっとした時間に手の届く範囲に置いてあれば、それに目を通すことはよくある。時として、関心のあるテーマがあり、単発的に購入したこともある。

     「ほとんどない」と書いたのは、実は、ある時期、ほんの数ヶ月だが、「週刊ポスト」を続けて買ったことがある。

     井沢元彦氏の連載物「逆説の日本史」を読むためである。

     その後、いくつかの週刊誌が近くにあるときは、迷わず「ポスト」を手に取り井沢氏の「逆説の日本史」に真っ先に目を通す。

     しかしながら、碩学に対して、大変失礼な物言いになるかもしれないが、私はこの読み物は決して、歴史検

    0
    2009年10月04日