井沢元彦のレビュー一覧

  • 逆説の日本史5 中世動乱編/源氏勝利の奇蹟の謎

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    相変わらず切り口は面白いし、「なるほど」と膝を打つことも多いのだけど、ふと疑問に思ったのは「自分たちの感性をどこまでこの時代に適合させていいんだろう?」ってこと。

    「怨霊」について現在とはまったく違う考えが膾炙していた、という主張はとても説得力がある。
    じゃあ
    「あいつ、向こうの仲間に入りやがって」
    とか
    「戦術を優先させて、戦略を台無しにするのは愚かな行為だ」
    とか、僕からしたらもっともな感情は、はたして当時はどうだったんだろうね。

    ほんの数十年前の小説を読んでも、たとえば貞節に関する感覚なんか今とまったく違ってたりして、だから僕たちが素朴に「アプリオリな感性・態度」と思っているものも、

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    2013年05月06日
  • 逆説の日本史10 戦国覇王編/天下布武と信長の謎

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    ネタバレ

    織田信長について、今までの見方とは、違った見方で書かれた本。

    個人的には、宗教論のところまで踏み込まれていて、自分の知識の無さからか、ちょっと難しかった。
    でも、織田信長は宗教に対しては、否定的な見方というよりは、自分の権力に影響を及ぼす場合のみ、潰しにかかったというのが印象的だった。
    確かに、ロジックがしっかりしていて納得がいった。足利義昭への取扱いに対してもそうだった。

    もっと様々な歴史の本を読んで、しっかり知識を増やしていこうと思った本でした。

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    2013年04月29日
  • 逆説の日本史4 中世鳴動編/ケガレ思想と差別の謎

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    僕のような亜歴史好き(?)にとって、平安時代の特に後期って、とても退屈な時代なんだよね。
    早く源平の合戦に入ってほしい。できるならばそのへんも端折って、血沸き肉躍る戦国時代を熱く厚く語ってほしい。

    と、興味も知識もなかったので、逆に本書で提示される新事実(とされるもの)はとても心が惹かれて、「おお、この辺の時代もやるじゃねーか」と、ちょっと蒙を開かれた思い。
    さすがは「逆説」である。

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    2013年04月21日
  • 逆説の日本史13 近世展開編/江戸文化と鎖国の謎

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    若き日の徳川家康を苦しめた浄土真宗信徒らによる「一向一揆」。家康は勢力を増していくキリシタンに「一向一揆化」の悪夢を見た。折しも江戸城大奥では、女中のおたあジュリアを中心にしてキリシタンが増加していた―。徳川幕府による「伴天連追放令」と鎖国の裏面史を抉り、「戦国日本」をリストラし、「徳川三〇〇年」の礎がいかにして築かれたかを解明する。

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    2013年04月19日
  • 逆説の日本史9 戦国野望編/鉄砲伝来と倭寇の謎

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    沖縄の貿易立国の話題から始まり、種子島の鉄砲伝来はポルトガル人の商戦だったという説は興味深い話の流れだ。鉄砲という本体は無料または低価格でユーザーにプレゼントし、硝煙という消費材を購入し続けるよう仕向けるという戦略は現代にも通じるところがある。
    毛利元就の三本の矢の裏話なども面白い。
    信長の戦法として、戦勝地にて略奪などをさせずに住民の好感度を高めたというスタイルは、チェゲバラのゲリラ戦にも見られた手法である。

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    2013年04月06日
  • 穢れと茶碗 日本人は、なぜ軍隊が嫌いか

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    まぁまぁざっくり読み。

    言霊と神道と日本人、よくわかる。
    割り箸は使い捨て、
    木のまっさらは「清・きよ」を表すもんね。
    何の穢れも因縁もない、清められたもの。

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    2013年04月05日
  • 新装版 猿丸幻視行

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    納得できる所と??な所が半々くらい?

    高校の古典で最初からつまづいた私には、
    説明が小難しくて理解しづらいところもあったけど、
    百人一首やいろは歌の謎はやはり心踊ります。

    後半くらいで事件が起こりますが、最初に事件ありきで
    話が展開して行く方が、入りやすい気がしました。

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    2013年03月10日
  • なぜ日本人は、最悪の事態を想定できないのか 新・言霊論

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    原発事故などを例に挙げ「事故が起こるといえば実際に起こるから、口にしないし、考えもしない」というのが日本人の言霊信仰によるものだという本。最近読んだ本の「マイナス思考にならない」や「なりたい自分をイメージすればいつかは叶う」的な発想に若干の違和感があったが、この本のいうように言霊信仰と思えばしっくりくるし、同時に危機管理もしなければいけないなぁと思った。確かに日本が憲法9条が平和憲法だから外国が攻めて来ないとは言い切れないが、危機管理として軍備配置しなければいけないものかなぁ。

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    2013年03月09日
  • 逆説の日本史3 古代言霊編/平安建都と万葉集の謎

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    万葉集の辺りはちょっとこじつけ感があったような。
    でもあいかわらず、良質の推理小説のようなロジックの積み上げ方は引き込まれる。

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    2013年03月05日
  • 逆説の日本史4 中世鳴動編/ケガレ思想と差別の謎

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    考え方そのものには同調できる部分あれど、ちょっと冗長。冗長ゆえにもう一度は読み直さないとわかりにくいかな。

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    2013年02月27日
  • 逆説の日本史14 近世爛熟編/文治政治と忠臣蔵の謎

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    ご本人とその政治的主張は非常にクセがあり(マイルドに言って)、好き嫌いが別れそうですが、彼の通史は本当に面白い。「怨霊信仰+コトダマ+ケガレ忌避+和の精神」という日本人の宗教観をベースに古代史から現代までを新たな視点で考察しています。粗い・甘い箇所もあるけど掛け値なしに面白く、目から鱗。考えさせられます。
    赤穂事件はまあまあですが、後はかなり散漫な印象。

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    2013年02月27日
  • 逆説の日本史13 近世展開編/江戸文化と鎖国の謎

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    ご本人とその政治的主張は非常にクセがあり(マイルドに言って)、好き嫌いが別れそうですが、彼の通史は本当に面白い。「怨霊信仰+コトダマ+ケガレ忌避+和の精神」という日本人の宗教観をベースに古代史から現代までを新たな視点で考察しています。粗い・甘い箇所もあるけど掛け値なしに面白く、目から鱗。考えさせられます。
    13巻は散漫な印象。

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    2013年02月27日
  • 逆説の日本史 別巻3 ニッポン[三大]紀行

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    話し合いの霊数が三だと思いなおして考えてみると、身の回りに三ばかりがある事に気付き「ああ、自分やっぱり日本人だわ」と変な納得をしてしまった

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    2013年02月23日
  • 逆説の日本史 別巻1 ニッポン風土記[西日本編]

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    この筆者の縄文人と弥生人から見る武家社会と貴族社会(狩猟社会と農耕社会)の考え方が日本史を1本の線と見た時さくさく読めてお気に入り

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    2013年02月23日
  • 義経幻殺録

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    芥川龍之介を探偵役にした第二弾。今回は明智小五郎まで出てくるサービスっぷり。内容も源義経が中国に渡り…という有名な伝説についてというてんこ盛りの一冊です。…が、内容についてはそこまで盛り上がらなかった気が。きちんと調べてあるなーとはすごく思いましたが。

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    2013年02月18日
  • 六歌仙暗殺考

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    六歌仙の絵を持つ人物が順に殺されて行き、その関連と犯人を南条圭が解き明かしていく、という推理もの。読みやすいですが、意外と淡白で、「ここで終わっちゃうの?」って感じでした。シリーズとして続いてるのかな…?

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    2013年02月12日
  • 逆説の日本史3 古代言霊編/平安建都と万葉集の謎

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    日本史苦手で既存の日本史観に不勉強だったからか、言霊についての考え方や平安京遷都の理由については「そりゃそうでしょ」って思ったんだが、普通の考え方は違うのか。
    しかしちょっと冗長で読んでるうちにデジャブを感じる箇所も。
    道鏡や桓武天皇については面白く読めたかな。

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    2013年02月11日
  • 日本史の叛逆者 私説・壬申の乱

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    著者の歴史観をそのまま反映させた小説で、まあまあ楽しめる。
    にしても中大兄皇子のキャラ設定には、ちょっと失敗しているように思えるなあ。

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    2013年02月11日
  • 逆説の日本史2 古代怨霊編/聖徳太子の称号の謎

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    その論証はまさに推理小説。
    ほんとのところはどうなのかわからないために、より面白い。
    にしても聖徳太子ノイローゼ説は、どうなんだろうねえ。

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    2013年02月11日
  • 六歌仙暗殺考

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    実家の本棚で発見。井沢元彦の長編第3作(『猿丸幻視行』『本廟寺焼亡』に次ぐ。『本廟寺』に引き続き南条圭もの)。
    裏表紙に「歴史ミステリー」とあるが、全然歴史ミステリーじゃない。井沢でこのタイトルなら、それこそ、なんで喜撰法師みたいに1作しか知られていない歌人が入っているか(あるいは六歌仙に選ばれながら1作しか伝わっていないのか)とかでも推理してるかと思うところ。
    80年代ノベルスぽい作りが懐かしいが、結構うまく作られていると思いきや、ええっここで終わり?! な終わり方をする。
    真の巨悪wメルローズ財団との戦いは続く、ってつもりだったんだろうか?(読んでないだけで実はそういう話があるんだろうか?

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    2013年02月08日