【感想・ネタバレ】なぜ日本人は、最悪の事態を想定できないのか 新・言霊論のレビュー

あらすじ

「言霊(ことだま)」の国では原発事故も必然だった! 日本を蝕みつづける固有の行動原理とは? 悪い事態を想定すると現実になる、「事故が起こる」と言えば実際に起こるから、口にしないし、考えもしない。この発想は「言霊」の力によるもので、日本人は今も、その支配下にあり、これがある以上、危機管理はできない。福島第一原発で、事故への備えがまったくなかったのはなぜか? この謎を解く鍵も「言霊」にあった。永年、「言霊」の弊害を唱えつづけてきた著者は、21世紀になっても、政治、経済、社会、報道、あらゆる分野でまったく変わっていない日本の現状に、あらためて警鐘を鳴らす!

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Posted by ブクログ

ずいぶん前に読んだ言霊の本と言ってる事は同じ

ただ朝日新聞に思いっきり喧嘩を売っている
この後何か進展があったんだろうか???

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2024年07月10日

Posted by ブクログ

言霊、に目をつけたのはとてもいいと思ったんだが、むっちゃ我田引水感が溢れかえっていて決壊しそう。
目に付いた事象に無理やり解釈してるようなところがあって、トンデモな香りがする。
認知的不協和とか、ハレとケガレとか、他にもキーワードは色々ありそうだが、言ってる本人が言霊に祟られてるんじゃないかなあ。
言葉に、想いを乗せること自体が、そんなに悪いとはどうにも思えん。

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2013年07月30日

Posted by ブクログ

言霊信仰がまだ根強く日本には残っているから、マスコミが機能しない、ということを説いている。マスコミだけではなくて、日常生活でも「ホントになるとダメだから言ってはいけない」という状況はよくある。

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2013年05月16日

Posted by ブクログ

原発事故などを例に挙げ「事故が起こるといえば実際に起こるから、口にしないし、考えもしない」というのが日本人の言霊信仰によるものだという本。最近読んだ本の「マイナス思考にならない」や「なりたい自分をイメージすればいつかは叶う」的な発想に若干の違和感があったが、この本のいうように言霊信仰と思えばしっくりくるし、同時に危機管理もしなければいけないなぁと思った。確かに日本が憲法9条が平和憲法だから外国が攻めて来ないとは言い切れないが、危機管理として軍備配置しなければいけないものかなぁ。

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2013年03月09日

Posted by ブクログ

日本人の不条理な決断の裏には、日本人が気付いていない価値観がある。それが日本人独特に根付いている宗教であり、とりわけ言霊の呪縛がその元凶だというのが、これまでの著書でも一貫している著者の主張。

この人のはもう何度も読んでるんで今さら新しい気づきはないが、リスク管理がイヤんなるくらい叫ばれるご時世、いいタイミングで新たな読者を獲得できるんじゃないですかねえ。学生や若年層とか。
しつこいくらい朝日新聞を糾弾しまくってるのが、新しい読者はやや引いてしまうかもしれない。それだけに勿体ない気もするが。気持ちは分かるけど。

著者のホーム・グラウンドでもある日本史評論もない交ぜにした、一時間で読めるライトな新書。

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2012年09月03日

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