井沢元彦のレビュー一覧

  • 覇者(上)

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    勘助亡き後の武田の繁栄と衰退が、描かれてます。本書での敵は、上杉じゃなくて織田です。またタイプの違う相手との知恵比べです。
    それにしても、お館様との仲は知ってたけど、源五郎くんが、妻帯してなかった事は、本書で初めて知りました。甲陽軍鑑の作者は、虎綱の実子だとずっと勘違いしてたわ。

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    2011年04月26日
  • 戦国の古戦場を歩く

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    「戦国の古戦場を歩く」というタイトルと、「井沢元彦」という名前に反応して読んでみましたが・・・

    各合戦の背景や概要、結果などの記載がほとんどで、実際に古戦場を歩いた感想やガイド的な記載は少ないです。
    「古戦場を歩く」のタイトルは違うような気がします。
    ちょっとした案内と地図がある程度です。
    地図についても、本文で触れた地名は記載するようにしてほしかったところです。

    それと、他の書籍などでの井沢元彦氏の主張とは異なる記述があったりして、何だか違和感を感じながら読んでいましたが、原因は井沢元彦「監修」だからでしょうか?
    実は読み終わってから「監修」であることに気づきました。
    個々の執筆者は他に

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    2011年04月06日
  • 逆説の日本史3 古代言霊編/平安建都と万葉集の謎

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    古代3部作の最終巻。平安建都、万葉集を中心に「言霊(ことだま)」という視点から書いている。
    1,2巻と読み進めてきて、うすうす感じていたのは、著者の学者に対する批判的文章の多さである。
    「逆接の〜」とうたっているぐらいだから、いわゆる歴史学の認識とはまるで違う視点での論考であることはわかっている。そしてそれが極めてマイノリティであるということも、著者の語り口からよくわかる。
    だから、ことあるごとに、一般的な認識、歴史学者の認識に対して批判をするのだ。これがあまりにも多すぎる。

    もちろん、ある程度、持論の補間としての批判論は必要なのだが、あまりにも批判論のボリューム増えてしまうと、読み進むリズ

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    2011年02月04日
  • 新装版 猿丸幻視行

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    民俗学の研究をしている主人公がタイムスリップ(!)して、
    なおかつ、折口信夫に憑依する(!)というすごい設定!
    まずはその設定のB級感が味わい深い。

    ただ、それだけではなく、
    エンターテイメント、ミステリーとしての質も高く、楽しめる。
    読み始めると、早く先が読みたくて仕方ない。
    最終ページまでノンストップで読んでしまった。

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    2010年12月03日
  • 天正十二年のクローディアス 自選短篇集 歴史ミステリー編

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    忠臣蔵の話だと思って期待したのに
    「葉隠」の話ですか?

    葉隠れが鍋島家賛辞の教えであり、朱子学と相反する物であることも分かりやすくなっている
    元々が主家をのっとった藩ゆえの自己正当化の教えだったのか

    wiki:葉隠の記述は、嫌な上司からの酒の誘いを丁寧に断る方法や、部下の失敗を上手くフォローする方法、人前であくびをしないようにする方法等、現代でいうビジネスマナーの指南書や礼儀作法のマニュアル本に近い記述が殆どである。

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    2010年11月20日
  • 人類を幸せにする国・日本

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     逆説日本史シリーズのこの著者,近年ずっと歴史的視点からの政治評論を展開しているが,ここ二作ばかりは,少し視座を変えたのか,日本文化や日本精神の再評価にスポットを当てていると見える。
     本作は,工業製品やヒット商品などを中心に「日本発」でワールドワイドに受け入れられているものなどの紹介が中心となっている。
     三橋貴明などが経済政策などについて日本再評価を高らかに掲げているが,マスコミなどが必要以上に貶めている日本の実績について,反省モードばかりではなく,こうしたよいところはよいと的確に評価するアプローチも大切だと思う。
      前作「世界が愛した日本」では日本の歴史的な善行・貢献等が紹介されていた

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    2010年11月18日
  • 井沢式「日本史入門」講座(5) 朝幕併存と天皇教の巻

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    2010/10/5 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2014/9/20〜9/29

    武士政権の誕生あたりを取り扱う。世界史でも珍しい、新権力の旧権力の粛正を伴わない日本史の特異性。こうやって指摘されると改めて不思議な特性をもっているんだなぁ、我々日本人は。

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    2014年09月29日
  • 逆説の日本史13 近世展開編/江戸文化と鎖国の謎

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    この本の前の巻を読んだのが2008年6月なんだけど、そこから2年以上音沙汰なくて、何があったんだろうねぇ、漸く今回13巻。中国との間が酷いことになっているけど、本当に我が国の外交下手には呆れ返るよね。この本の作者は、戦後の中国との関係を「対中土下座外交」と呼ぶけれど、ともあれ、日本人の外交下手は昔かららしく、そうした日本人がキリシタン禁令からなし崩し的に進めた政策が鎖国であると喝破する。浪人と島原の乱の関連の指摘や綱吉と生類憐れみの令に対する評価など相変わらず独自の視点に立つ舌鋒は鋭い。読み様によっては牽強付会の謗りを免れぬ理論構築ながら、いやまあ、色んな見方があることが分かって、それもこの本

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    2011年07月18日
  • 逆説の日本史6 中世神風編/鎌倉仏教と元冦の謎

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    鎌倉仏教史と元寇。鎌倉仏教って教科書で習ったのは、「一遍=時宗」「日蓮=日蓮宗」みたいな単純な暗記モノだった。コレに比べ、井沢氏の宗教概略は非常に理解しやすい。

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    2010年07月04日
  • 逆説の日本史4 中世鳴動編/ケガレ思想と差別の謎

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    武士とケガレについて,そして,差別の根源もケガレからきているということを本章では主に物語っている。
    日本人にとって平和とは最も大切なものである。ゆえに最もキレイでなければならない。ケガレ=悪,清浄なもの=善と考えているのが日本であり,和信仰の信徒でもあるので平和は最高の善であると考えている。
    平和はキレイなものなのでケガレとは一切関係がない,ケガレに少しでも触れればキレイではなくなるのだから。このため,軍隊が平和を創造することはあり得ないと考える。軍隊は死のケガレに触れるからである。ケガレに触れた時点でそれは本物の正しい平和ではなくなると考えているのだ。

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    2010年06月25日
  • 逆説の日本史11 戦国乱世編/朝鮮出兵と秀吉の謎

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    学校の教科書では教えてくれないようなお話で面白かった。
    ただ3分の1ぐらいは今の歴史学者に対する批判となっていたのでこれはこれで別の本だったら面白くなるとおもうが、余分かな。

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    2010年05月11日
  • 修道士の首

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    推理ものだと思って読むと物足りない、だけど歴史物と推理ものが合わさることですごく面白いとおもう。
    信長がとても魅力的

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    2010年03月31日
  • 逆説の日本史3 古代言霊編/平安建都と万葉集の謎

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    道鏡と称徳女帝の話。桓武天皇がなぜ奈良の大仏を建て,平安遷都したのか,怨霊から紐解く。万葉集と言霊の話。
    言霊と怨霊がいかに天皇~庶民にいたるまで大きな影響を与えているのか,そしてそれが,その時代にどのような影響をあたえているのかを記す。
    現代の歴史学,考古学に対し,資料主義で資料に書かれていること以外は認めないということを非難し,もっと,霊というものを真剣に考えた上で結論を出すようにと繰り返し述べている。

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    2010年01月31日
  • 六歌仙暗殺考

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    あちこちで歴史モノミステリィの古典と評されている作品。
    確かに、諸所色々な作品の元みたいな部分があって面白いです。
    当時としては、最新の技術に関する話を盛り込んであってその辺も、当時なら面白かったと思います。
    (今読むと「4ビットのマイコン」とか、むしろレトロに感じてしまいますが)

    ただミステリィとしては、ちょっと大味な感じがします。
    「古典」だから仕方ないとはいえ、探偵さん、後手に回りすぎです!とか、突っ込みどころも。。。

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    2010年01月07日
  • 逆説の日本史7 中世王権編/太平記と南北朝の謎

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    後醍醐天皇

    足利尊氏

    足利直義

    足利義満


    南北朝時代に真っ向勝負を挑んだ作品。


    ちょっと重量感があるのが否めないけど、おもしろい!!

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    2009年12月24日
  • 天正十二年のクローディアス 自選短篇集 歴史ミステリー編

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    戦国関連は鍋島直茂、信長と修道士、光秀の義昭への密書、武蔵と太閤の隠し金、果心居士と太閤、江戸関連が武蔵と細川家、江戸の商家の婿選びのお話で、歴史ミステリーを謳っているだけあって全編謎かけがあり、名探偵信長や武蔵などが見ることが出来ます。

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    2009年10月25日
  • 井沢式「日本史入門」講座(1) 和とケガレの巻

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    2009/9/13 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2013/6/28〜7/7

    井沢さんの日本通史の新シリーズ。後書きで本人も書いているように、逆説シリーズよりは優しく書かれたタイトル通り入門編。一巻である本書は、井沢日本史の通奏低音である、和、言霊、宗教、怨霊を中心に日本史を通じて日本人論を語っている。社会はどんどん西洋化しているが、日本人の精神は変わって居ないのが良くわかる。

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    2013年07月07日
  • 穢れと茶碗 日本人は、なぜ軍隊が嫌いか

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    ただ単にはー、と納得するだけではなく、反論もしながら、楽しく読みました。極楽浄土はインド?じゃあインドにとっての「憧れの国」は?ジパングだといいな♪

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    2009年10月04日
  • 謀略の首 織田信長推理帳

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    信長が暗号解いてますよっ、お仕事の合間に。。
    サブタイトルの 織田信長推理帳 っていうのが気になってたんですよね。
    ホントに推理しちゃってます。
    なんか本人の想像していた性格とのギャップで楽しめました。

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    2009年10月04日
  • 真説「日本武将列伝」

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    2009/2/13 7&yから届く。
    2012/11/30~12/12

    逆説の日本史で知られる井沢氏が書いた武将列伝。知ってる話も多かったが、知らないエピソードも結構あって楽しめた。昔、信長の野望をやっている時に読んでいたら、違った楽しみ方もできたかも。

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    2012年12月12日