井沢元彦のレビュー一覧

  • 逆説の日本史26 明治激闘編 日露戦争と日比谷焼打の謎
     井沢元彦氏の「逆説の日本史」はやはり凄いと読むたびに思う。30年以上かけてやっと26巻で日露戦争が終わったところである。
     私は文庫で揃えたいので文庫化するまで待って読んでいるのだが、週刊ポストの連載からはかなり遅れるのだが、それを読むこともしないし、単行本を買うこともしないでひたすら文庫本になる...続きを読む
  • 天皇になろうとした将軍 それからの太平記 足利義満のミステリー
    小説かと思って読んだら違った
    足利義満の野望をクリアにした歴史的検証
    さらには義満の祖父尊氏と後醍醐天皇の関係
    太平記の大河ドラマは私も見ていたが
    尊氏の対応にイライラするところは確かにあった
    代表作「逆説の日本史」をはじめ
    数々の歴史検証をいつも楽しく読ませてもらっている
    その歴史検証作品の最初の...続きを読む
  • 逆説の日本史1 古代黎明編/封印された「倭」の謎
    改めて日本の歴史を学びたいと思いました。
    学ぶ事は考える事、想像する事。
    まだまだ知らない日本がありそうでワクワクさせてくれました。
  • 逆説の日本史1 古代黎明編/封印された「倭」の謎
    いゃ〜、面白かった。なぜ「わ」なのかというだけで、ここまで考察するのかと楽しめました。
    井沢さんの著作を読もうと思ったのは、ホリエモンとの対談をYouTubeで見たのがきっかけでした。その中で、徳川綱吉の生類憐れみの令に関しての間違った認識について語られていたのが激しく納得できて、こんな考察をする方...続きを読む
  • 逆説の日本史1 古代黎明編/封印された「倭」の謎
    歴史とは、勝者の都合のいいように書かれる定めにある。そこに敗者の歴史等ありはしないのだ。この本は、今ある歴史の敗者側、つまり逆側から見た場合、どのような歴史となるのかを知ることができる貴重な本である。いつのまにか一冊読み終えてしまうくらい、語り口は軽やかで、読みやすい。ぜひ一度手に取って欲しい。(な...続きを読む
  • コミック版 逆説の日本史 古代黎明篇
    面白いです。
    日本人の信じている宗教、自分でも気づかないけどやおら国際的に比較するとここが変だよ日本人のその部分。お勉強日本史じゃ教えてくれない宗教背景にストーリー流していってくれるからすごい腑に落ちる
  • 逆説の日本史10 戦国覇王編/天下布武と信長の謎
    おもしろい
    秀吉と家康まで話が及ぶのかと思ったのだけど、違いました。信長の話です。井沢元彦さんの信長愛?炸裂。宗教団体勢力を叩き潰した。無宗教日本国民化の話が妙にまた激化している中東に思いが飛びいまのこの平和を享受できているありがたさまで感じられる一冊
  • 日本史真髄(小学館新書)

    変わらぬ冴えの「井沢節」。

    2023年10月読了。

    著者が『言霊』についての著作を始めてから、もう何十年経つのだろう?詳しく調べる術が無いが、少なくとも30年近くは経過しているだろう。かく云う自分がまだ学生時代に読んでいたのだから、それは確実だ。

    何十年か振りに相変わらずの「井沢節」を堪能した。決して嫌み等ではなく、変わら...続きを読む
  • 学校では教えてくれない日本史の授業
    作者の論は、鵜呑みにするのはやや危険な気もするが、筋は通っているので非常読みやすく、歴史理解が深まった気がする。
  • 疫病の日本史
    歴史を学んでもムダなんて言わせない。
    感染症にだって歴史はある。
    歴史から学んで、次に活かすことは重要。
    もっと歴史学の重要さをみんなに気づいてほしい。

    歴史が暗記科目になってるのは、入試のせいだけどね。
  • コミック版 逆説の日本史 古代黎明篇
    著者の最近の知見が含まれており、大変面白い。逆説の日本史を読んだ人も、漫画だからという理由で避けたりせず、新たな歴史の結びつきが楽しめると思いました。
  • 「言霊(コトダマ)の国」解体新書
    著者は『逆説の日本史』シリーズでおなじみの井沢さんで他著書でもよく言及されている日本ならではの言霊思想への問題提起がテーマ。本書は雑誌連載の総集編版。言霊思想とはオカルト的な話ではなく、簡単に言うと日本に昔からある『口にすると現実になる』から『縁起でもないことを口にしてはいけない』とか逆に『口にする...続きを読む
  • 天皇の日本史
    聖徳太子以後、徳のつく天皇は非業の死を遂げる
    怨霊信仰に日本史は密接に繋がっている
    蘇我氏、藤原氏、足利氏など天皇の権力は江戸時代まで狙われていた
    とにかくみんな暗殺されすぎ
  • 逆説の日本史1 古代黎明編/封印された「倭」の謎

    歴史(学)は科学か?

    科学とは「客観的な方法で系統的に研究する活動及びその成果」と定義づけられている。この本を読んでいると「歴史(学)というのは科学なのだろうか?」という根本的な問題を突き付けられたような気がする。
    客観的というからには文献や出土品をもとにのみ歴史を構築する となるが、著者が何度も指摘しているように文献...続きを読む
  • 逆説の日本史9 戦国野望編/鉄砲伝来と倭寇の謎
     琉球王国の歴史には疎いので、勉強する機会が得られてよかった。
     本巻では倭寇に関する誤解を解いている。
     日本人が戦国時代に憧れる理由として、「この時代が最も『非日本的』な原理の時代である」という指摘は面白い。
     246頁、三浦道寸の辞世「討つものも討たるるものも土器(かわらけ)よ 砕けて後はもと...続きを読む
  • 逆説の日本史8 中世混沌編/室町文化と一揆の謎
     応仁の乱は東軍と西軍が入り乱れていて解りづらい。本書に接して理解が進んだ。
     山城国一揆と加賀の一向一揆についても勉強になった。
     「将棋、この日本文化の最高峰」は一将棋ファンとして嬉しく読んだ。
  • 学校では教えてくれない日本史の授業
    この本を読んで、日本の歴史には連続性があることを学べました。また、今まで年表を覚えたり、断片的な歴史観を学んだ、何か無味乾燥な日本史の授業がなぜ面白くないのかということもわかった。
    筆者が述べているように、歴史の根底には、日本人の信仰する呪いや言霊の影響があることは、理解できる。
    さらに、ペリーが黒...続きを読む
  • 【カラー】コミック版 逆説の日本史 戦国三英傑編
    コミックだけど良書です。
    井沢さんの鋭い見識によってこれまでの信長、秀吉、家康の常識が後の権力者の都合のいいように書き換えられてきた史料が基になっていたものと理解できた。
    特に秀吉の権謀術数・悪だくみをあばく見事さは、そういうことに相違ないととても腑に落ちた。
  • 逆説の日本史10 戦国覇王編/天下布武と信長の謎

    信長とは何者だったのか

    日本史上最も有名で最も人気があり、その上でその評価が二分される偉人といえば織田信長である。けれども彼が本当のところ何をやったのかを理解している人は学者も含めてほとんどいない。それを斬新な切り口で解説したのが本書であり、その内容は我々の信長のイメージとは遥かに異なるものだ
    著者に言わせれば、彼ほど宗教...続きを読む
  • 学校では教えてくれない日本史の授業
    年表順ではわからない、専門分野だけつきつめてもわからない、歴史を横断的に見て、宗教や経済、地理の視点からも分析し、根拠と結果を結びつける。日本史の授業がこの本だったら面白く学べた‼︎