井沢元彦のレビュー一覧
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逆説の日本史28を読んでいて、逆説の世界史を第1巻しか読んでないことが気になり、第2巻を読むことにしました。やはり井沢元彦の鋭い切り込みは世界史でも生きています。一神教の、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教についてそれぞれの問題について切り込んでいます。
日本史に比べて、彼の詳細さがこの2巻では抑えられていますので、展開のスピードは速く、わかりやすいのだが、ちょっと物足りないとも感じてしまった。やはり井沢元彦の良さは徹底的に突っ込むところであり、第1巻ではそれなりに突っ込んでいたのだが、今回のテーマはそもそも1冊では無理なテーマだと思うのだが、
逆説の日本史が終わらないうちに、逆説の世界史 -
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朱子学の輸入。力で天下と取った覇者と徳で治める王者の区別。徳川は覇者だと言われては困る。王者である天皇から統治を任されていることにしよう。その後、本来の王者たる天皇に仕えるべきという考えにつながる。▼殷(商)は周に滅ぼされ、各地で商売をはじめた。商人と呼ばれるように。『学校では教えてくれない日本史の授業』
元寇。武士の手柄を軽視する貴族は、あれは神風のおかげだと吹聴し、武士の功績を認めなかった。▼オーストラリアにやってきたヨーロッパ人。見慣れない動物がいたので、原住民に「あれは何という動物か」と聞いた。原住民「カンガルー(私は知らない)」という話は都市伝説。『日本史神髄』
伊藤・高杉のおか -
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ネタバレ職場の上司からおススメされました。古代怨霊編です。
実はだいぶ前に1巻を読んでいました。
その後続かなかったのは、面白かったのだけど、著者の、史料至上主義である主流の歴史学者への批判が多すぎてちょっと疲れた・・・その間にマイブームが去ってしまった、という感じです。
この度久々に著者の本を読んだら、やっぱり主流の歴史学者たちへの批判が多かったのですが、今回は本来活字として残せないようなレアな講演会を聴いたような面白さを感じました。
この印象の差はなんだろう?
本書の扱った時代は聖徳太子から桓武天皇あたりの、私が歴史上一番好きな時代なので、既にたくさんの方が様々な説を唱えていることを知ってい