井沢元彦のレビュー一覧

  • お金の日本史 近現代編

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    個人的には高橋是清の事績が記されているところが良かった。通史としてなら前作から読むべきだがこちらの方が一般的なイメージのお金として読みやすいかもしれない。

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    2024年10月09日
  • お金の日本史 和同開珎から渋沢栄一まで

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    お金を中心とした日本史であるが井沢先生の基軸はいつも通りでやはり朱子学の副作用について述べられておられた。説明が丁寧で分かりやすいので楽しく読めた。

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    2024年09月16日
  • ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教、神道、儒教 世界の裏側がわかる宗教集中講座

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    読みやすくわかりやすかった。

    神道の言霊信仰
    「不吉なことを口にすることを憚るせいで、危機管理ができなくなる。」
    は非常に合点がいった。
    日常生活でもよく起きている。
    「〜が死んだら」は口にしづらい。そういうことか!

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    2024年06月24日
  • 逆説の日本史1 古代黎明編/封印された「倭」の謎

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    朱子学の輸入。力で天下と取った覇者と徳で治める王者の区別。徳川は覇者だと言われては困る。王者である天皇から統治を任されていることにしよう。その後、本来の王者たる天皇に仕えるべきという考えにつながる。▼殷(商)は周に滅ぼされ、各地で商売をはじめた。商人と呼ばれるように。『学校では教えてくれない日本史の授業』

    元寇。武士の手柄を軽視する貴族は、あれは神風のおかげだと吹聴し、武士の功績を認めなかった。▼オーストラリアにやってきたヨーロッパ人。見慣れない動物がいたので、原住民に「あれは何という動物か」と聞いた。原住民「カンガルー(私は知らない)」という話は都市伝説。『日本史神髄』

    伊藤・高杉のおかげで彦島が香港にならずに済んだ。▼勝海舟(40)、岩倉具視(38)、西郷(35)、大久保(33)、桂小五郎(30)、坂本龍馬(27)、高杉晋作(24)『逆説の日本史 20 幕末年代史編3』

    憲法改正の歌。平和民主の名の下に占領憲法強制し祖国の解体を計りたり。占領軍は命令す。もしこの憲法用いずば天皇の地位うけあはず。涙を呑んで国民は国の前途を憂ひつつマック憲法迎えたり。この憲法のある限り無条件降伏続くなり。マック憲法守れとはマ元帥の下僕なり。祖国の運命拓く者、興国の意気に挙らばや。中曾根康弘。▼アメリカは、蒋介石の国民党を勝たせ、資本主義国となった中国と貿易をして儲けるつもりだった。しかし共産党が勝ったため、日本に再軍備を要求。国民党が勝っていたら再軍備はなかった?▼朝鮮で日本銀行券を流通させる案もあったが、松方正義が脆弱な朝鮮経済を日本に飲み込むのは危険であり、分離しておく方がよいと判断した。『お金の日本史 近現代編』

    ****
    『逆説の日本史1 古代黎明編』★3
    『学校では教えてくれない日本史の授業』★4
    『学校では教えてくれない日本史の授業 2 天皇論』★4

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    2024年05月12日
  • 逆説の日本史13 近世展開編/江戸文化と鎖国の謎

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    最近は出張なんてしていないので、本当に久しぶりの出張のお供のシリーズである「逆説の日本史」を読んだ。
    井沢氏の説に賛同するか、首を捻るかは別にして、毎回興味深く楽しい本。
    今回は江戸初期。武断政治から文治政治に向かう過渡期であるが、恐妻家の秀忠、人斬りを楽しむ男色家の家光、病弱な家綱。家康の子孫がなんかパッとしない。
    しかし変革者には著者は評価を高くする。信長しかり、綱吉しかり。

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    2024年04月13日
  • 逆説の日本史2 古代怨霊編/聖徳太子の称号の謎

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    学者ではアプローチできない方法で、歴史を紐解いていく。井沢さんの、本来はこうあるべきでは、という考察は、非常に納得のいくものです。
    これとは対照的に、学術的な歴史考察のプロセスを見る機会があれば適切な比較ができるのではと思ってます。
    ちょい考えてみよう。

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    2024年02月15日
  • 逆説の日本史2 古代怨霊編/聖徳太子の称号の謎

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    ネタバレ

    職場の上司からおススメされました。古代怨霊編です。

    実はだいぶ前に1巻を読んでいました。
    その後続かなかったのは、面白かったのだけど、著者の、史料至上主義である主流の歴史学者への批判が多すぎてちょっと疲れた・・・その間にマイブームが去ってしまった、という感じです。

    この度久々に著者の本を読んだら、やっぱり主流の歴史学者たちへの批判が多かったのですが、今回は本来活字として残せないようなレアな講演会を聴いたような面白さを感じました。

    この印象の差はなんだろう?
    本書の扱った時代は聖徳太子から桓武天皇あたりの、私が歴史上一番好きな時代なので、既にたくさんの方が様々な説を唱えていることを知っていたので良くも悪くも衝撃が少なかったことが大きかったのかもしれません。

    日本の政治とは突き詰めると怨霊を鎮魂すること、その最も有効な方法は祀ること、本書のテーマはこれに尽きます。

    仔細は色々あるけどまずは聖徳太子。
    梅原さんで初めて知った聖徳太子怨霊説はやっぱりワクワクしました。
    聖徳太子の「徳」という文字の概念の需要の仕方はわかりやすかった、その割に「聖」の概念は1頁くらいでさらっとしか解説がなかったのが残念でしたけど。

    衝撃的だったのは長屋王一族の怨霊鎮魂の為の奈良の大仏、というのはまあいいとして、日本最大級の一大事業だったのに結局仏教は怨霊に勝てなかったこと。あらためてそう言われて、聖武天皇や光明子の恐怖や落胆が気の毒過ぎました。。

    天智・天武天皇の謎は、以前から興味があっていろいろ読んできたのですが、今回は天智他殺説、兄弟否定他人説、しまいには天武忍者説など、強引なものも含めて面白かった!
    中でも、何の疑問もなく受け入れてきた天孫降臨は、普通、天子降臨じゃない?なぜ孫?というところから天武、持統の思惑まで語ってもらい、一番納得感がありました。面白かった~!!

    30年近く前に執筆された古い本なので、最新の著者の主張と比べてみたいな。

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    2024年01月04日
  • 【カラー】コミック版 逆説の日本史 戦国三英傑編

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    これも面白かった。
    浄土宗や天台宗、日蓮宗など、戦国期の宗教との対立など、それらを徹底的に軍事的にはぶっ潰したなどやはり信長好きに偏りはあるものの事実だけでない当時の人たちの思想が思い浮かぶところがいい

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    2023年12月10日
  • 英傑の日本史 浅井三姉妹編

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    浅井長政の三姉妹、
    茶々、初、江
    茶々は豊臣秀頼の母、
    江は徳川家忠の妻、
    歴史に名を残した彼女らの人生、面白かった。

    初の主人、京極高次、有名ではないが、蛍大名と揶揄されながらも実は勇猛で凄い人だったよう。

    そしてこの本のクライマックスには、
    徳川三代目将軍、徳川家光の母は実は江ではないという推察が見える。
    これ筋が通っていて(ように思える)、人に話したいレベル。
    もう一度読んでもいいかな。

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    2023年11月29日
  • お金の日本史 和同開珎から渋沢栄一まで

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    お金に絡めた日本史の話。
    日本史は得意では無いけど井沢新説が面白く納得感が多かったのでほかも読んでみよう。

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    2023年09月24日
  • 逆説の日本史2 古代怨霊編/聖徳太子の称号の謎

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    聖徳太子の名前とは。玉虫厨子が、捨身ストーリーを入れていること。そして国宝に捨身モチーフは他になく、日本では稀。また、徳という字を皇族の怨霊鎮魂にしているという帰納的な事実。
    天武天皇が日本書紀を編纂するため、都合の良いように書いた可能性について。唐の遠交近攻から見えてくる、朝鮮半島との関係。外交、スパイ、そして天智天皇の死。
    天平時代の呪い。大仏殿という鎮魂。
    結局、この国では本来の仏教は魔改造されて怨霊鎮魂の方法になること。そして天智系の桓武天皇が呪われた奈良の都を捨てること

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    2023年09月06日
  • 逆説の日本史10 戦国覇王編/天下布武と信長の謎

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    職場で「どうする家康」談議になった時に勧められた本。この本を読んでいるからこそ分かる描写があり大変良かった。ありがとう…パイセン。

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    2023年08月06日
  • 逆説の日本史25 明治風雲編 日英同盟と黄禍論の謎

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     内容は日英同盟後の日露戦争あたりの内容。ただし前半は明治維新以降の文化(言葉や演劇、歌など)の歴史が詳しく書かれており興味深くもあり、かなり長いとも思った。後半はやはりロシアと日本の関係を思い出すには十分な内容。現在の日本は平和を推進する国として抗戦的な考えは一切受け入れられないが19世紀初頭は全く違った。欧米はアジア人を下に見ていたし、植民地にし放題だった。またアジアで力を合わせて対抗しようにも当時の中国、朝鮮は朱子学に毒され近代化できず全く頼りにならない。そんな中ロシアはルール度外視で露骨に侵略を続け日本に迫った。これに対して外堀として満州を内堀として朝鮮を手に入れた日本は侵略というより自衛戦争と言える。当時の日本人もそれが正しいと考えた。とはいえその後の日中戦争や太平洋戦争への拡大は日本人特有の怨霊信仰、それまでに死んでいった英霊たちへの供養という強迫観念に縛られた要因もあるだろう。ともかく現在ウクライナに侵攻したロシアは日露戦争時代からそういう抗戦的な国であったし、平和を叫ぶ欧米諸国は帝国主義時代には人間とは思えない所業を各地で繰り返していた。そういう事実を知らない若者や死んでいった先人を思い憲法9条を過度に誇示する戦争経験者たちは今一度現実を直視すべきでは無いだろうか。やはり日本人は怨霊、言霊信仰などの影響で旧日本軍時代と変わらず論理的思考が停止していると思う。

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    2023年06月30日
  • [決定版] 世界の[宗教と戦争]講座

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    各宗教の成り立ちについてよく理解できる。話の脱線が多く好みは分かれるかもしれないが。個人的には井沢氏の日本史入門のほうが、ユダヤ・キリスト・イスラムについての説明がさらにわかりやすかった印象。

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    2023年06月22日
  • 疫病の日本史

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    歴史学者の本郷和人と井沢元彦が、コロナ禍で過去の日本史の中での疫病について対談した一冊。

    ヨーロッパは中国ほどではなくとも、今までも疫病はあったし、今後もあることを思わせられた。

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    2023年06月20日
  • 逆説の日本史25 明治風雲編 日英同盟と黄禍論の謎

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     この巻は、第一章が「日本語改造計画の悲喜劇」で当時日本語はやめて英語にしようとか、ローマ字で書こうとかの動きがあったこと。第2章で「演劇そして芸術一般の変革」として日本の演芸に女優が再登場したことなどが書かれている。どうもこの文化史というのが私は苦手でとても興味深いことが書かれているのだが、読むのが結構キツかった。第3章の「ロシア帝国の横暴と満州」は本当に面白かった。ここのところがわからないとなぜ日本が国力10倍のロシアと戦争をしたのかがわからない。そもそもなぜロシアが清帝国の領土を跨いでシベリア鉄道を敷設できたのかがわからない。日本が支配した満州鉄道がどこの部分だったのかも知らなかった。この著者のこのシリーズでは、耳にタコができるくらい日本の歴史学の3大欠陥(日本史の呪術的側面の無視ないし軽視、滑稽とも言うべき資料至上主義、権威主義)批判が何回も出てくるのだが、その批判精神があるからこのシリーズを書き続けているのだろう。トータルで数百万部売れているのだからすごい本である。

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    2023年03月23日
  • 学校では教えてくれない日本史の授業 悪人英雄論

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    今回も井沢さんの視点から、歴史上の人物の見方や新たな発見ができました。

    やっぱり歴史はおもしろい!

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    2023年02月26日
  • 新装版 猿丸幻視行

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    江戸川乱歩賞の中でも特に傑作ときいて。
    柿本人麻呂の言い伝えを解く折口信夫。古典と和歌とパズルの切り口は、正面から切り開く正統派ミステリだった。
    3分の2は信夫視点だったけど、現代から夢として信夫をトレースする主人公は不要だったのでは。
    その構図がしっくりこないので星マイナス1。

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    2023年01月17日
  • 逆説の日本史7 中世王権編/太平記と南北朝の謎

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    段々と戦国時代が近づき、ちょっとは馴染みがあるというか、そこそこ知ってる名前も増えてきた。足利尊氏、足利義満、などなど。
    とはいえ今回かなり推しになっているのは足利義教さん。そっかー、あんまり名前に馴染みないけど、そんな人もいたんやねぇ。そして信長と似ていると言われれば確かに、なんである。ここは信長の野望を時代を移して作れば義教さんも好感度上がるのでは。
    今や落ちぶれた足利家というか足利市だけど、いや失礼、かつてこれほど輝いていたのか!と思うと面白い。

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    2022年11月03日
  • ニッポン名城紀行

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     城址しか残っていない城、戦後再建された城も採り上げた点に意義を感じる。北海道の松前城から沖縄の首里城まで扱った点もよい。31城のうち、私が訪れたのは五稜郭だけだ。
     城が美しく残るというのは、一度も戦火に巻き込まれていない、江戸期の一国一城令を免れた、明治期に廃城にされなかった、太平洋戦争の戦災を切り抜けた等々、まさに奇跡が積み重なっての幸運だと判った。

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    2022年10月19日