井沢元彦のレビュー一覧

  • 逆説の日本史10 戦国覇王編/天下布武と信長の謎

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    職場で「どうする家康」談議になった時に勧められた本。この本を読んでいるからこそ分かる描写があり大変良かった。ありがとう…パイセン。

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    2023年08月06日
  • 逆説の日本史25 明治風雲編 日英同盟と黄禍論の謎

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     内容は日英同盟後の日露戦争あたりの内容。ただし前半は明治維新以降の文化(言葉や演劇、歌など)の歴史が詳しく書かれており興味深くもあり、かなり長いとも思った。後半はやはりロシアと日本の関係を思い出すには十分な内容。現在の日本は平和を推進する国として抗戦的な考えは一切受け入れられないが19世紀初頭は全く違った。欧米はアジア人を下に見ていたし、植民地にし放題だった。またアジアで力を合わせて対抗しようにも当時の中国、朝鮮は朱子学に毒され近代化できず全く頼りにならない。そんな中ロシアはルール度外視で露骨に侵略を続け日本に迫った。これに対して外堀として満州を内堀として朝鮮を手に入れた日本は侵略というより

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    2023年06月30日
  • [決定版] 世界の[宗教と戦争]講座

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    各宗教の成り立ちについてよく理解できる。話の脱線が多く好みは分かれるかもしれないが。個人的には井沢氏の日本史入門のほうが、ユダヤ・キリスト・イスラムについての説明がさらにわかりやすかった印象。

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    2023年06月22日
  • 疫病の日本史

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    歴史学者の本郷和人と井沢元彦が、コロナ禍で過去の日本史の中での疫病について対談した一冊。

    ヨーロッパは中国ほどではなくとも、今までも疫病はあったし、今後もあることを思わせられた。

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    2023年06月20日
  • 逆説の日本史25 明治風雲編 日英同盟と黄禍論の謎

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     毎回、楽しみにしているのだが、文庫化されるのが遅いので、単行本を買ってしまう誘惑に勝つのが大変だ。保存するには文庫でないと…

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    2023年03月23日
  • 学校では教えてくれない日本史の授業 悪人英雄論

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    今回も井沢さんの視点から、歴史上の人物の見方や新たな発見ができました。

    やっぱり歴史はおもしろい!

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    2023年02月26日
  • 新装版 猿丸幻視行

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    江戸川乱歩賞の中でも特に傑作ときいて。
    柿本人麻呂の言い伝えを解く折口信夫。古典と和歌とパズルの切り口は、正面から切り開く正統派ミステリだった。
    3分の2は信夫視点だったけど、現代から夢として信夫をトレースする主人公は不要だったのでは。
    その構図がしっくりこないので星マイナス1。

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    2023年01月17日
  • 逆説の日本史7 中世王権編/太平記と南北朝の謎

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    段々と戦国時代が近づき、ちょっとは馴染みがあるというか、そこそこ知ってる名前も増えてきた。足利尊氏、足利義満、などなど。
    とはいえ今回かなり推しになっているのは足利義教さん。そっかー、あんまり名前に馴染みないけど、そんな人もいたんやねぇ。そして信長と似ていると言われれば確かに、なんである。ここは信長の野望を時代を移して作れば義教さんも好感度上がるのでは。
    今や落ちぶれた足利家というか足利市だけど、いや失礼、かつてこれほど輝いていたのか!と思うと面白い。

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    2022年11月03日
  • ニッポン名城紀行

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     城址しか残っていない城、戦後再建された城も採り上げた点に意義を感じる。北海道の松前城から沖縄の首里城まで扱った点もよい。31城のうち、私が訪れたのは五稜郭だけだ。
     城が美しく残るというのは、一度も戦火に巻き込まれていない、江戸期の一国一城令を免れた、明治期に廃城にされなかった、太平洋戦争の戦災を切り抜けた等々、まさに奇跡が積み重なっての幸運だと判った。

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    2022年10月19日
  • 逆説の日本史1 古代黎明編/封印された「倭」の謎

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    「わ」についての記述がとても面白かった。自分自身が人権という言葉にあまりハマらないなと思っていたのも、確かに話し合いで全てひっくり返せると思っているからなのかもしれない。

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    2022年10月08日
  • 逆説の日本史3 古代言霊編/平安建都と万葉集の謎

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     称徳女帝と弓削道鏡が男女の仲であったというのは半ば定説化し、江戸川柳でも面白おかしく取り沙汰されているが、著者は否定している。出会った時期、女帝は45歳、道鏡は55〜60歳というから納得だ。著者命名するところの「歴史における『混同錯覚の法則』」によって、道鏡はあらぬ疑いをかけられてしまった。
     道鏡への譲位も、先進国中国に憧れた女帝が「禅譲」を実行しようとした。これも説得力がある。
     万世一系といっても、父系の血統にこだわる余り、天皇家は内紛が絶えない。早良親王の祟りを怖れた挙げ句、風水で霊的に防衛された平安京に遷都するほど。

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    2022年09月20日
  • 歴史から読み解く日本人論

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    逆説の日本史シリーズでお馴染みの井沢氏による本で、最近本屋さんで文庫本化されているのを見つけましたので読みました、単行本は2019年頃に出ている様ですね。

    今まで彼の本は何冊も読んできているので、読んでいて納得することばかりです、やはり日本人というのはこうなのだな、と思ってしまいます。良い面も悪い面もある、これが特徴なのでしょうね。

    以下は気になったポイントです。

    ・聖徳太子の憲法十七条(604年制定)における第一条、「みんなで話し合って物事を決めれば必ず正しい」そして、十七条(最後)には「重大なことながは一人で決定してはならない、必ず多くの人々とともに論議すべきである」と言っている、重

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    2022年09月19日
  • 逆説の日本史6 中世神風編/鎌倉仏教と元冦の謎

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    時々は思い出して読んでみるこのシリーズ。今回は元寇と後醍醐天皇なんである。
    元寇というか、神風というのは時代を超えて今も生きていて、有名どころだよなぁ、とは思っていたけど、後醍醐天皇はよう知らんかった。そして出る杭は打たれる精神で日本らしいなぁ、という流れもあったりだけど、トランプと米国を見ても、やっぱ日本だけじゃなくてどこでも出る杭は打たれるんじゃね?って気もするわね。
    というわけで、いつもの通りなるほどねー、と、日本人の考え方の根底にあるものを説明してくれてて面白い。

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    2022年07月06日
  • 逆説の日本史1 古代黎明編/封印された「倭」の謎

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    読もう読もうと思っていたけど、なかなか縁のなかった日本史推理エッセイ集。近所の怪しげなDVD屋で50万円で売られていたので、まず1巻を購入。さすが乱歩賞受賞の井沢元彦さんの著作だけあって、学術書の雰囲気はなく、娯楽性の高いエッセイ集でした。個人的には歴史推理モノは好きで、「隠された十字架」(梅原猛)、「成吉思汗の秘密」(高木彬光)、「時の娘」(J・ティ)は夢中で読みました。本作も時間を忘れさせてくれました。

    本書はもともと「週刊ポスト」(小学館)が平成4年から続いている連載。ある程度、内容がたまると単行本として刊行され、現在26巻「日露戦争と日比谷焼打の謎」が発行されています。

    本書で井沢

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    2022年06月14日
  • 逆説の日本史24 明治躍進編 帝国憲法と日清開戦の謎

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    高橋是清の自伝でボアソナードと問答のあった井上毅が「明治国家形成のグランドデザイナー」とも呼ばれるほどの偉材であったことを知れたのが良かった。
    日本軍のもつ根源的問題点についても触れ始めてきている。

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    2022年03月27日
  • 逆説の日本史5 中世動乱編/源氏勝利の奇蹟の謎

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    鎌倉幕府による政治は、コトバを唱えるばかりで何もしない公家の律令政治に対するアンチテーゼであった、という話で、面白かった。
    源頼朝とは関東の武士団にとってどういう存在だったのかがよく分かり、ちょうど大河ドラマでその時代をやっているのでタイムリーだった。

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    2022年03月12日
  • はじめての古寺歩き

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    何気なく拝観しているとこれまで見えてなかったことが、井沢さんの丁寧な解説で改めて認識させられることが多くありました。この本を片手にお寺巡りを楽しんでいきたいと思います。

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    2022年02月23日
  • お金の日本史 近現代編

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    前回のお金の日本史同様日本の経済状況の流れも分かる内容であり、参考になりました。逆説昭和史で細かいところまで書いて欲しい。
    金の保有量等昔は世界屈指であったことは大変参考になった。

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    2021年12月31日
  • 逆説の日本史12 近世暁光編/天下泰平と家康の謎

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    家康のスーパーマンぶりをかたる12巻。
    裏の裏、先の先まで読んでいたと断定した論調だったが、家康も人間。そこまでは同調できなかった。
    ただし、天海、本多正信などブレーンが得意分野で入れ知恵をしていればあるいはと思う。
    次は江戸時代に本格的に突入する。何を題材にするか楽しみである。

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    2021年11月27日
  • 逆説の日本史24 明治躍進編 帝国憲法と日清開戦の謎

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     この本は、日本史を新しい視点で丁寧に説明してくれるので毎回楽しみながら読んでいる。歴史上の出来事はそれなりに知っているのだが、その出来事が起こった理由や背景についてはよくわかっていないのが普通である。この本によって歴史に興味を抱いた人は大勢いることだろう。

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    2021年10月13日