井沢元彦のレビュー一覧
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朱子学の輸入。力で天下と取った覇者と徳で治める王者の区別。徳川は覇者だと言われては困る。王者である天皇から統治を任されていることにしよう。その後、本来の王者たる天皇に仕えるべきという考えにつながる。▼殷(商)は周に滅ぼされ、各地で商売をはじめた。商人と呼ばれるように。『学校では教えてくれない日本史の授業』
元寇。武士の手柄を軽視する貴族は、あれは神風のおかげだと吹聴し、武士の功績を認めなかった。▼オーストラリアにやってきたヨーロッパ人。見慣れない動物がいたので、原住民に「あれは何という動物か」と聞いた。原住民「カンガルー(私は知らない)」という話は都市伝説。『日本史神髄』
伊藤・高杉のおかげで彦島が香港にならずに済んだ。▼勝海舟(40)、岩倉具視(38)、西郷(35)、大久保(33)、桂小五郎(30)、坂本龍馬(27)、高杉晋作(24)『逆説の日本史 20 幕末年代史編3』
憲法改正の歌。平和民主の名の下に占領憲法強制し祖国の解体を計りたり。占領軍は命令す。もしこの憲法用いずば天皇の地位うけあはず。涙を呑んで国民は国の前途を憂ひつつマック憲法迎えたり。この憲法のある限り無条件降伏続くなり。マック憲法守れとはマ元帥の下僕なり。祖国の運命拓く者、興国の意気に挙らばや。中曾根康弘。▼アメリカは、蒋介石の国民党を勝たせ、資本主義国となった中国と貿易をして儲けるつもりだった。しかし共産党が勝ったため、日本に再軍備を要求。国民党が勝っていたら再軍備はなかった?▼朝鮮で日本銀行券を流通させる案もあったが、松方正義が脆弱な朝鮮経済を日本に飲み込むのは危険であり、分離しておく方がよいと判断した。『お金の日本史 近現代編』
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『逆説の日本史1 古代黎明編』★3
『学校では教えてくれない日本史の授業』★4
『学校では教えてくれない日本史の授業 2 天皇論』★4 -
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ネタバレ職場の上司からおススメされました。古代怨霊編です。
実はだいぶ前に1巻を読んでいました。
その後続かなかったのは、面白かったのだけど、著者の、史料至上主義である主流の歴史学者への批判が多すぎてちょっと疲れた・・・その間にマイブームが去ってしまった、という感じです。
この度久々に著者の本を読んだら、やっぱり主流の歴史学者たちへの批判が多かったのですが、今回は本来活字として残せないようなレアな講演会を聴いたような面白さを感じました。
この印象の差はなんだろう?
本書の扱った時代は聖徳太子から桓武天皇あたりの、私が歴史上一番好きな時代なので、既にたくさんの方が様々な説を唱えていることを知っていたので良くも悪くも衝撃が少なかったことが大きかったのかもしれません。
日本の政治とは突き詰めると怨霊を鎮魂すること、その最も有効な方法は祀ること、本書のテーマはこれに尽きます。
仔細は色々あるけどまずは聖徳太子。
梅原さんで初めて知った聖徳太子怨霊説はやっぱりワクワクしました。
聖徳太子の「徳」という文字の概念の需要の仕方はわかりやすかった、その割に「聖」の概念は1頁くらいでさらっとしか解説がなかったのが残念でしたけど。
衝撃的だったのは長屋王一族の怨霊鎮魂の為の奈良の大仏、というのはまあいいとして、日本最大級の一大事業だったのに結局仏教は怨霊に勝てなかったこと。あらためてそう言われて、聖武天皇や光明子の恐怖や落胆が気の毒過ぎました。。
天智・天武天皇の謎は、以前から興味があっていろいろ読んできたのですが、今回は天智他殺説、兄弟否定他人説、しまいには天武忍者説など、強引なものも含めて面白かった!
中でも、何の疑問もなく受け入れてきた天孫降臨は、普通、天子降臨じゃない?なぜ孫?というところから天武、持統の思惑まで語ってもらい、一番納得感がありました。面白かった~!!
30年近く前に執筆された古い本なので、最新の著者の主張と比べてみたいな。 -
Posted by ブクログ
内容は日英同盟後の日露戦争あたりの内容。ただし前半は明治維新以降の文化(言葉や演劇、歌など)の歴史が詳しく書かれており興味深くもあり、かなり長いとも思った。後半はやはりロシアと日本の関係を思い出すには十分な内容。現在の日本は平和を推進する国として抗戦的な考えは一切受け入れられないが19世紀初頭は全く違った。欧米はアジア人を下に見ていたし、植民地にし放題だった。またアジアで力を合わせて対抗しようにも当時の中国、朝鮮は朱子学に毒され近代化できず全く頼りにならない。そんな中ロシアはルール度外視で露骨に侵略を続け日本に迫った。これに対して外堀として満州を内堀として朝鮮を手に入れた日本は侵略というより自衛戦争と言える。当時の日本人もそれが正しいと考えた。とはいえその後の日中戦争や太平洋戦争への拡大は日本人特有の怨霊信仰、それまでに死んでいった英霊たちへの供養という強迫観念に縛られた要因もあるだろう。ともかく現在ウクライナに侵攻したロシアは日露戦争時代からそういう抗戦的な国であったし、平和を叫ぶ欧米諸国は帝国主義時代には人間とは思えない所業を各地で繰り返していた。そういう事実を知らない若者や死んでいった先人を思い憲法9条を過度に誇示する戦争経験者たちは今一度現実を直視すべきでは無いだろうか。やはり日本人は怨霊、言霊信仰などの影響で旧日本軍時代と変わらず論理的思考が停止していると思う。
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Posted by ブクログ
この巻は、第一章が「日本語改造計画の悲喜劇」で当時日本語はやめて英語にしようとか、ローマ字で書こうとかの動きがあったこと。第2章で「演劇そして芸術一般の変革」として日本の演芸に女優が再登場したことなどが書かれている。どうもこの文化史というのが私は苦手でとても興味深いことが書かれているのだが、読むのが結構キツかった。第3章の「ロシア帝国の横暴と満州」は本当に面白かった。ここのところがわからないとなぜ日本が国力10倍のロシアと戦争をしたのかがわからない。そもそもなぜロシアが清帝国の領土を跨いでシベリア鉄道を敷設できたのかがわからない。日本が支配した満州鉄道がどこの部分だったのかも知らなかった。この著者のこのシリーズでは、耳にタコができるくらい日本の歴史学の3大欠陥(日本史の呪術的側面の無視ないし軽視、滑稽とも言うべき資料至上主義、権威主義)批判が何回も出てくるのだが、その批判精神があるからこのシリーズを書き続けているのだろう。トータルで数百万部売れているのだからすごい本である。