井沢元彦のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
変わらぬ冴えの「井沢節」。
2023年10月読了。
著者が『言霊』についての著作を始めてから、もう何十年経つのだろう?詳しく調べる術が無いが、少なくとも30年近くは経過しているだろう。かく云う自分がまだ学生時代に読んでいたのだから、それは確実だ。
何十年か振りに相変わらずの「井沢節」を堪能した。決して嫌み等ではなく、変わらぬ切れ味である。彼が提唱し続けている事柄は、少しずつではあるが人口に膾炙するように成ってきただろう。決してサザンの歌からでは無く、「言霊」と云う言葉に市民権が得られている気がするからだ。
それでも、まだまだ「歴史学」と言われる世界では、甚だ通用していないのは、「そういう教科書」しか読んでこなかった -
- カート
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試し読み
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購入済み
歴史(学)は科学か?
科学とは「客観的な方法で系統的に研究する活動及びその成果」と定義づけられている。この本を読んでいると「歴史(学)というのは科学なのだろうか?」という根本的な問題を突き付けられたような気がする。
客観的というからには文献や出土品をもとにのみ歴史を構築する となるが、著者が何度も指摘しているように文献は製作者の意図でゆがめられているケースが大半。
それならば思い切ってその当時と後世の人々の想いを想像して歴史を構築すべきだという著者の考えに同意するところが多い。
もちろん様々に考えられる仮説の一つに過ぎない ということを常に心に留めながらではあるが。
ともかく 単なる読み物としても大変に面白 -
Posted by ブクログ
この本を読んで、日本の歴史には連続性があることを学べました。また、今まで年表を覚えたり、断片的な歴史観を学んだ、何か無味乾燥な日本史の授業がなぜ面白くないのかということもわかった。
筆者が述べているように、歴史の根底には、日本人の信仰する呪いや言霊の影響があることは、理解できる。
さらに、ペリーが黒船で来る前に、1846年アメリカ使節ビッドルを殴って追い返したことがあったのは知らなかった。戦争にならなくてよかったよ。無茶苦茶やん❗
学校の授業では、なぜそうなったのかということは、教科書にも具体的になく、また検証するという作業を生徒たちにさせない詰め込み式であるから、きっとまともに頭に入らないの -
購入済み
信長とは何者だったのか
日本史上最も有名で最も人気があり、その上でその評価が二分される偉人といえば織田信長である。けれども彼が本当のところ何をやったのかを理解している人は学者も含めてほとんどいない。それを斬新な切り口で解説したのが本書であり、その内容は我々の信長のイメージとは遥かに異なるものだ
著者に言わせれば、彼ほど宗教に寛容で、彼ほど万民に公正な政治家は当時いなかったという。さらに彼が虐殺好きだとか歪んだ嗜好を持っていたなどという後世の人間がよく囁く汚名を真っ向から否定している
著者の考えには賛否両論だろうが一度は日本人のして読んでおいて損はないと思われる -
Posted by ブクログ
文章が難しく2度読み。それでも言葉遣いが分からない所も多々あるが古代から受け継いでいるわの精神。
倭だった漢字が和になった理由。話し合いによって何事も決まる話し合い至上主義で悪人も話し合えば分かってくれるという精神など自分にも古代からの精神が受け継がれていることに気づく。
そして、出雲大社の神様の配置やその起こり、自分にとっては再確認となる出来事ででも詳しく書かれていて出雲大社についてもっと知りたいと思える内容となっている。
現在の出来事、聖書を用いたりして書かれているので蘊蓄も増えるが古代を深く知りたいと思う人には物足りないかも知れない。