【感想・ネタバレ】「言霊(コトダマ)の国」解体新書のレビュー

あらすじ

我々の住む国はなぜ「世界の非常識国家」になったか

言霊(コトダマ)の国に「言論の自由」はない。日本人を支配する「言霊」信仰のもとでは、論理的な予測と希望的な観測が混同され、また、言葉を言いかえれば実体も変わると信じられている。これでは戦時中と同じではないか。本当の意味での論理的思考ができず、日本を「世界の非常識国家」にしてしまったコトダマイストたちの言論統制の実態に迫り、身近な題材をテーマにしながらわかりやすく「解体」してゆく。

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Posted by ブクログ

著者は『逆説の日本史』シリーズでおなじみの井沢さんで他著書でもよく言及されている日本ならではの言霊思想への問題提起がテーマ。本書は雑誌連載の総集編版。言霊思想とはオカルト的な話ではなく、簡単に言うと日本に昔からある『口にすると現実になる』から『縁起でもないことを口にしてはいけない』とか逆に『口にするだけで具体的に行動しなくても実現できる』といった良くない慣習のことだ。具体的には言霊が信じられた古代の歌集の話から昨今の平和憲法中に言葉の規定がない自衛隊の話まで歴史に基づいた説得力のある主張ばかりで面白い。

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2023年01月14日

Posted by ブクログ

最初は持論の展開だけかと思ったが、読んでいるうちに
PKOの派遣についての事を書いていた。
確かに自衛隊についてはその存在が不明確であり、
軍隊の言い換えだと思う。
もう、いい加減なんとかしないといけない。
時代も変わったし。

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2018年08月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

井沢氏の本は「逆説の日本史」くらいしか読んでいないので読んでいた。
「逆説~」でも書いてあった「言霊」。
言霊思想というようなものは自分の中にもあるなーと思う。
自分を鼓舞するときに使うことが多いけれど、無意識的なものもあるかもしれない。
それがもたらす弊害もあるんだろうとは思った。

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2015年07月31日

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