井沢元彦のレビュー一覧

  • 逆説の日本史7 中世王権編/太平記と南北朝の謎

    Posted by ブクログ

    日本歴史学会に一言あり!な井元さんの逆説日本史シリーズ。50年も混乱が続いた南北朝時代。なのになぜ当時の記録史に太平記というタイトルがついたのか?天皇になろうとした将軍義満の政治家としての力量は?義務教育中の教科書にはほとんど触れられない将軍・義教。かれは信長より先に比叡山を焼き討ちし天魔王と恐れられた将軍だった!恥ずかしながら私も本書を読むまで知りませんでした。小説家が書く歴史ものはとても読みやすく面白いものです。

    0
    2009年10月04日
  • 天皇になろうとした将軍 それからの太平記 足利義満のミステリー

    Posted by ブクログ

    足利義満の陰謀を論理的な推理のもとに描いたもの。リアルだし、おもしろい。歴史って、不思議ですよね、ホントのトコは誰にもわかんないものを推理していく作業ってチョット面白そう。
    逆説の日本史で有名な井沢さんの作品。

    0
    2009年10月04日
  • 逆説の日本史6 中世神風編/鎌倉仏教と元冦の謎

    Posted by ブクログ

    重いな。
    かなりの部分を仏教史に費やしている。教科書などで単語として覚えた日本仏教史の重要人物達がリアルに浮かび上がって来る。各宗派の差異を比較対照している点も分かり易い。もしかしたらシリーズ中でこの巻が一番面白いのかもしれない。

    0
    2009年10月04日
  • 逆説の日本史3 古代言霊編/平安建都と万葉集の謎

    Posted by ブクログ

    この時代までの天皇家は血で血を洗う抗争の歴史だったんですね。何人の皇子、皇后が暗殺されたことか。中国の皇帝は酷いとおもっていたけど、いやいや、日本もそれなりに酷い。

    さらりと書いていたけど、平安時代以降は暗殺や謀殺が減ったとあるのがよくわからない。怨霊を恐れたからとあるが、それより以前はもっと恐れていたのにたくさん殺しているから説明がつかない。後ほどと言っているから続編を読んでみよう。

    0
    2026年09月04日
  • 逆説の日本史21 幕末年代史編4/高杉晋作と維新回天の謎

    Posted by ブクログ

    最初にまとまってますが、朱子学の毒を明確に述べています。
    開国し、富国強兵しなければ未来はない。
    だが、開国はしない、祖法だから。
    商業は振興しない、商業は卑しいから。
    外国の技術は入れない、日本は優れているから。
    優秀な人物でも採用しない、身分があるから。
    と、近代化の真逆をいくのが朱子学。そこにコトダマ。最悪や。

    0
    2026年09月02日
  • ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教、神道、儒教 世界の裏側がわかる宗教集中講座

    Posted by ブクログ

    キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の言い分では、唯一これまでの争いを経済面で認識していたイスラム教徒が一際冷静に分析している印象。

    日本の国内外の歴史にも触れていて、宗教の入門書として読みやすい。

    0
    2026年09月01日
  • 逆説の日本史20 幕末年代史編3/西郷隆盛と薩英戦争の謎

    Posted by ブクログ

    文政三年濃すぎ。
    島津久光が凡愚だったせいで、薩長同盟が遅れました。寺田屋事件によって、更に仲が悪くなりました。
    また、高杉晋作が隠れ開国派って説は面白い。
    吉田松陰の草莽崛起が、高杉の奇兵隊の理念につながるというのは泣けますね。
    だが、長州藩的観念論は、のちの陸軍に悪性遺伝子を残していく。この暴発は、リアリズムがない。吉田松陰の功罪なのだろうか。
    長州やばすぎ。朱子学やばすぎ。本当のことを言ったら殺されるから、高杉晋作は潜伏を続け、要所要所で出てくる。これは戦中の軍部に本当に似ている

    0
    2026年08月20日
  • 真・韓国の歴史 なぜ「反日」を捨てられないのか

    Posted by ブクログ

     井沢元彦氏の書く歴史はとても面白い。というのも正しく歴史的な事実と向き合っているからだ。韓国の何が問題かといえば、歴史教育から言ったら問題だらけである。日清戦争で日本が中国に勝って朝鮮の独立を認めさせるまで、朝鮮はずっと中国に聴講する属国であったにも関わらず、日本に植民地支配されるまで、ずっと独立国であったということを全国民ほとんどが信じ込んでいる。そして韓国のほとんどの人が自分の祖先は貴族(ヤンバン)だと主張する。日本の文化は全て韓国のコピーであると主張するのだ。
    なぜそうなのかということが、よくわかる本なのだが、これだけわかりやすく丁寧かつ論理的に説明してくれる歴史家?は他にいないのだ。

    0
    2026年08月18日
  • 逆説の日本史19 幕末年代史編2/井伊直弼と尊王攘夷の謎

    Posted by ブクログ

    吉田松陰やばい。
    それを許す風土の長州藩もやばい。
    老中を暗殺するから大砲貸してくれ、というのはヤバすぎる。
    一君皆臣思いついたのすごい。朱子学と神道と国学が混ざったのね。
    でも、日本書紀を聖典としたのは危うすぎる。吉田松陰はぶっ飛びすぎていてすごい。

    幕末の裏キーマンとして、井伊直弼と孝明天皇が出てくるのが良いですね。反面教師として。井伊直弼のおかげで、倒幕の火が燃えたという点。そして一橋派と南紀派の虚しい政争が全てとなってしまった井伊直弼の悲しさ。
    天皇の気持ちを聞かず、勝手に推察し暴発。これが、江戸で培養された朱子学と神道のメンタリティ。忠臣蔵で、主君のための暴発は美徳とされ、純粋培養

    0
    2026年08月19日
  • 逆説の日本史18 幕末年代史編1/黒船来航と開国交渉の謎

    Posted by ブクログ

    江川、川路、中島、勝海舟ら優秀な人が幕府にいたんですね。彼らを使い潰しても悪手を引き続ける幕府の散り際はなんとも悲しい。
    思ったよりペリーさんは日本を研究し尽くして、秀才だったんですね。日本人は脅すしかない、と。
    この煮え切らない幕府を見ていると、ストーリーとしてペリーを応援して読む気持ちになる不思議

    0
    2026年08月14日
  • 逆説の世界史2 一神教のタブーと民族差別

    Posted by ブクログ

    ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の解像度が上がった。なにより著者の熱量があり分かりやすく語ろうとする文章が個人的にはハマった。
    内容的には知ってる人からすればなんてことないかもしれないが、やはりユダヤ教の排他的教養…神を信じなないことイコール悪みたいな…そこに争いの根源があるように思えてならない。モーセやキリストやムハンマドは、あるいはその言葉を書き留める者は、なぜこのような偏りを是としたのか。いくら奇跡とセットでも残念でならない。
    話の本筋ではないが、聖書などの話が神話ではなく実話ベースとして考えられているのが興味深かった。まぁいくらなんでも、完全な作り話がこんな影響力のある話にはなりえない

    0
    2026年08月04日
  • 逆説の日本史17 江戸成熟編/アイヌ民族と幕府崩壊の謎

    Posted by ブクログ

    北方史かー、と読んだが、そう考えるのは違いますね。筆者の言うとおり、辺境のことは日本のことである。蝦夷地が江戸の幕末の熱い衝突地なんですね。アイヌはコメがないから交易でしか生活できなかった、というのが辛すぎる。
    読むほど、田沼意次の先見性と、その後の松平定信以降の落差。朱子学の毒は凶悪ですね。
    江戸中期に、松平定信が馬車の利用の提案を退けてる。それは発展させないため。江戸はタイムカプセルのように保管された、ある意味理想的な世界。競争を減らすこと、エネルギーを使わないこと、その代わりに得られる安寧。
    だがその安寧を止めるのが、ロシアやアメリカの船。そして交渉する老中たちの愚かさ。びっくりするほど

    0
    2026年08月04日
  • 逆説の日本史16 江戸名君編/水戸黄門と朱子学の謎

    Posted by ブクログ

    江戸の大衆文化は世界に類を見ないレベル。庶民の文化レベルが高いという異質さ。
    太平記秘伝理尽抄については、全く知らなかった。
    学校で歴史を学んでも、なぜ明治に国家神道が始まるのか。そして廃仏毀釈の狂気はどこからきたのか。その辺りがわからなかった。だが、江戸に熊沢蕃山を経てゆっくり醸成された朱子学と神道の先鋭化があったのですね。最高。

    0
    2026年07月31日
  • 歴史・経済・文化の論点がわかる お金の日本史 完全版 和同開珎からバブル経済まで

    Posted by ブクログ

    日本史の通史を書いてくれる井沢氏が数年前に「お金の 日本史」という2冊の本を書いていたようで、最近本屋さんで見つけましたが、この分厚い本は、その2冊を合冊したとのことです。

    500ページ近くある本で、読み応えがありましたが、日本のお金に関する歴史を中世あたりから現代に至るまで、その時期に起こった事件と一緒に解説してくれています。

    現在の貨幣制度に行き着くまでに多くの試行錯誤を通してきましたが、それらがどのように繋がっているかも井沢氏のおかげで少し理解できました。これからも、様々な分野において歴史を楽しみたいと思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・天智と天武 は「唐と協力するか

    0
    2026年07月23日
  • 逆説の日本史15 近世改革編/官僚政治と吉宗の謎

    Posted by ブクログ

    今回はまさに逆説。
    吉宗は経済オンチで、松平定信は暗愚。幕府財政のために経済を止め、開放路線を潰したライン。
    それに引き換え田沼意次は重商政策の開放路線の叩き上げ。ついでに綱吉も優秀。
    気持ちの良い逆転でした

    0
    2026年07月07日
  • 逆説の日本史14 近世爛熟編/文治政治と忠臣蔵の謎

    Posted by ブクログ

    江戸の大商人編が面白い。現代につながってきました。三井、住友系の流れ。また堂島米市場と先物取引の世界最先端。
    現在も、そこかしこに江戸のエッセンスが残っているんですね。

    0
    2026年06月20日
  • 逆説の日本史27 明治終焉編 韓国併合と大逆事件の謎

    Posted by ブクログ

    大陸や朝鮮において朱子学による呪いの考察も面白かったけど、個人的には大逆事件の考察が面白い。

    権力が暴走がこれからの歴史に与える影響を考えるとなるほどと思います。

    0
    2026年05月19日
  • ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教、神道、儒教 世界の裏側がわかる宗教集中講座

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    対談はとても興味深かった。
    どの信者も自分の宗教を悪いものだとは捉えておらず、表面的には「他の宗教が寄り添っていない」という構図に見えた。

    しかし一方で、それは自分自身も相手に寄り添う姿勢を十分に持てていないということの裏返しでもあると感じた。
    だからこそ、対立が生まれ、仮に「寄り添い」を見せているように見える場面でも、そこにはお互いの利害関係が前提として存在し、真の意味での寄り添いにはなりにくいのだと思う。

    また、日本人としての価値観の背景にも改めて意識が向いた。
    神道的な精神や「和を重んじる」という考え方は、無意識のうちに自分の中にも根付いているのだと感じた。

    特に靖国神社の問題につ

    0
    2026年03月20日
  • 逆説の日本史5 中世動乱編/源氏勝利の奇蹟の謎

    Posted by ブクログ

    先日読んだ『日本の歴史7 鎌倉幕府』(石井進 著・中公文庫)の「逆説」を読もうとするが、これまでの史料絶対主義の歴史研究者への批判に比して、今回は結構この石井進先生の引用が多い。これは逆に石井先生の著作が史料絶対主義ではなく、史料(『吾妻鏡』等)はベースにするが、井沢さんの考えが近いからだろうか?
    とにかく両方ともNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』をイメージしながら(例えば、北条義時は小栗旬、北条泰時は坂口健太郎等、俳優を思い浮かべながら)読んで面白かった。

    0
    2026年02月21日
  • 真・韓国の歴史 なぜ「反日」を捨てられないのか

    Posted by ブクログ

    朱子学が韓国の歴史の癌であることはよくわかるけど、朱子学が以外の歴史についても、具体的に知りたかった。
    それをすると、朱子学の問題点が薄まる危険はあるけど。

    0
    2026年02月07日