あらすじ
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「平和を唱えれば平和になる、
だから憲法改正も軍隊もいらない!」
こじょように日本人を大昔から縛っているモノの正体とは?
あなたも言霊に支配されている!
日本では江戸時代まで自然災害は鬼神のせいだと考えていました。
鬼神をなだめなければ、それには歌だ。
言挙げすればそれはかなう。
この言霊思想が「万葉集」という世界に類を見ない文化遺産を
成立させましたが、平安時代、朝廷の政治とは平安を願って
「歌を詠む」ことだったのです。
今も日本人を縛る「言霊」を白日の下に晒す。
著者にしか書けない秀逸の「日本人論」!
<この本の内容>
・言霊とは、言挙げとは
・言霊信仰が万葉集を作らせた!
・「かく言えばかくなる」言霊信仰の不思議
・縁起の悪い言葉はその状況を願っていることになる
・映画「座頭市」がテレビ放送されなくなった理由
・「差別を言い換えれば、差別は消える」
・「戦乱」の物語がなぜ「太平記」なのか
・歴代天皇が熱心に歌集を編ませた理由とは、
中世の天皇が鎧を着なかった理由とは
そして、歴史のナゾも「言霊」を知れば快刀乱麻である!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
海外に行く時に、行く前や行った後に準備しなければならないものから目を背け、後になって後悔することがある。とりあえず行ってしまえば、後からなんとかなると思っているのですが、どうにもならないこともある。
また、仕事の電話対応も相手にリスクを話せば怖がって拒否されてしまうだろうと、その話をスキップすることがよくある。本来は、事前に伝えてトラブルを避ける必要があるが、言ってしまえばそれがあたかもよく起こることのように感じ、また相手も同じように捉えているなと感じる感覚や反応が帰ってくる。
本来、論理的な考える必要のある場面で思考停止にさせる言霊信仰は、自分の中にも根深くあると思う。困難に直面した時、脳を働かせるのをストップしようとする感覚をよく感じる。
1番大事なのは、日本人の中に言霊信仰が根深く存在し、無意識に支配されそれが日常生活の中で頻繁に起こっていることを理解することだと思う。