井沢元彦のレビュー一覧
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ネタバレ日本史の授業などで、これまで言葉としては当たり前のように学んできた「天皇」、「和をもって貴しとなす」、あるいは「儒教」や「朱子学」といったもの。そして「怨霊・言霊」、これらが日本(人)を規定し、今も我々の無意識の行動を呪縛している、という理論に驚かされた。
同時に、常日頃つき合い難い、面倒な隣国と思っていた大陸や半島の人々も、実は儒教の呪縛に今も縛られているのだという指摘に、思わず膝を打った。
著者は先の言葉を、日本や隣国を規定するキーワードとして、様々な歴史的事例を巧みに用いて、仮説検証を進めてゆく。本書の冒頭で、「歴史認識は、日本独特の宗教を抜きにして正しく理解できない」という刺激に満ちたテーゼを掲げるが、読み終える頃には誰もが納得するだろう。著者が掲げるいくつかのキーワードを補助線として、歴史を読み直してみれば、一見関連性のない出来事とそれらの新たな因果関係が見えてくる。その結果、単に出来事の羅列を記憶することに苦心していた「日本史」は、日本という国家の形成を物語る一大叙事詩のような趣さえ感じられるようになる。
著者の代表作ともいえる『逆説の日本史』にもにわかに関心がわいてきた。本書もしばらくの間、本棚に寝かしていた本である。しばし寝かしてしまったことに、今は悔恨の念でいっぱいである。 -
購入済み
目が覚めました
歴史には色々な解釈があり得ると思いますが、著者の分析には説得力があり、歴史を見る目が覚めました。死ぬ前にこの本を読むことができて良かったと思いました。
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言霊――なぜ、日本に本当の自由がないのか
- カート
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試し読み
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Posted by ブクログ
新聞記者とカメラマンのカップルが、原子力発電所「スーパーみらい一号炉」の取材中に、大地震に襲われ大爆発します。
その爆発の衝撃で、二人は「扶桑国人民政府」という「もうひとつの日本」にタイムスリップしてしまいます。
60年安保闘争の時に日米安保条約が破棄されたために、日本は共産圏に編入されていました。
そこにはもはや日本はなく、現代の北朝鮮のような国になっていました。
一歩間違えば、日本もそうなっていたかもしれません。
今も、そのような結末を望む、左翼たちがうようよいますが。
憲法9条を守ろうとする人々は、日本を滅ぼしたいのでしょうね。
特に許せないのは、憲法学者どもですよ。法律を学んだものならば当然のこととして、独立国にはその独立を守るための軍隊が必要だということが、当然の原理として知っているはずです。それなのに、彼らは日本国憲法こそ平和の礎などと主張して、日本の軍備を徹底的に罪悪視する方向に持っていった。だからこそ、われわれはソ連軍が上陸した時、何もできなかったんです。その前に牙を全部抜かれていましたからね。 ー 112ページ -
Posted by ブクログ
ネタバレ飛鳥時代の日本すっげぇ面白い!偽りの歴史が剥がれ落ち、覆われていた史実が表出する感じがたまらん。嘘ばっかり!
天智天皇とか天武天皇とか持統天皇とか日本史の授業でもしっくりこなくてなかなか覚えられなかったのは、論理的にストーリー性が無かったからだと思っていたんだけれど、ようやっと歴史物語として理解できた感じがある。
やっぱ嘘ついてたんだな。そりゃそうだ。現代だって政治家はいっぱい嘘をついて、ぎりぎりの国際関係を維持したりしているんだ、古代にやってないわけがない。
天智天皇と天武天皇のところがやっぱ面白かったな。天皇の謚号の由来から二人の関係性を明らかにしていくところはシビレタ。
壬申の乱とかこの辺の時代の歴史書はいくつか読んだことがあるが、つまんないなーとしか思えなかったけれど、この本を読んだことでいろんな情報がつながって、最高に知的興奮を覚えている。
この本を読んだら、八木荘司の『遥かなる大和』とか永井路子の『美貌の女帝』とかを読むことをお勧めする。なるほどってなる。知識が深まること間違いない。 -
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ネタバレ日本史陰謀論の傑作。歴史は勝者の論理の創作物、だから深読みが必要。多面的な歴史の見方ができるようになる本。「歴史ってこんなに面白いんだ。」と思えるようになる一冊。
やはり日本史の知識を楽しく味わうには、こういった陰謀論的な見方が重要だよね。学生の時に初めて読んですっごく楽しかったし、歴史の見方が大きく変わった。
いったん高校までの普通教育を終えた人はこれで勉強しなおすと、歴史を楽しめるようになるかもね。
気になるところが多くて、読書メモがいっぱいいっぱいになってしまった。ということは良書の証なんだろう。
邪馬台国の所在論争の考察は非常に面白い。しかし、難しいだろうな。予備知識のない人は目がテンかもしれないけれど、面白いんだよ。これを理解するにはQED(高田崇史著)を読まないと。
天照と素戔嗚、卑弥呼と大國主の関係もおもしろい。
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ネタバレ「水に流す」という考え方は日本だけ!?
日本以外の仏教は霊の存在を認めていない!?
パスポートに信じている「宗教」を記入しなければならない理由とは!
なぜ同じ宗教の中で派閥があり、派閥同士が争うのか。
なぜ互いに平和を望みながらも争いをやめられないのか。
なぜ相手をそこまで敵視できるのか。
我々が世界各地から発信される情報を読み聞きするたびに浮かぶ「なぜ?」を解決する鍵は《宗教》にあった!
大胆な歴史推理に定評のある井沢元彦氏が、キリスト教やイスラム教、仏教や神道など、日本人に身近な宗教を素人にも解りやすく解説した宗教講座。これを読めば海外でしてはいけないこと、すれば喜ばれることがまるわかり! 加えて日々私達がしている言動・思想がいかに宗教色強いかも教えてくれる。「目に見えない神様なんて信じていない」なんてことを言う人の普段の言動・思想が、実は宗教由来だったなんてこともわかってしまうかも。
敵を知り己を知れば百戦危うからず。ビジネスだろうが政争だろうが戦争だろうが、敵を知るにも己を知るにも、一番の近道は敵味方それぞれの信仰、宗教を学ぶことである。学生から新社会人まで幅広い人達に薦めたい好著だ。