あらすじ
『カエルの楽園』の百田尚樹さんも「傑作だ! こんな面白い本が出ていたとは不覚にも知らなかった」と絶賛!
ジョージ・オーウェルの『1984』の日本版ともいうべき恐怖のパラレルワールド小説。『1984』をトランプ政権などになぞらえるのは方向違いの解釈。「これは明日の沖縄、韓国、そして日本の近未来だ」
大地震が発生し、静岡県にある原子力発電所「スーパーみらい一号炉」が津波に襲われ炉心の緊急冷却装置が働かず大爆発。
取材中の新聞記者・桜浩行と金村良美が、気がついたとき、そこは「扶桑国人民政府」という「もうひとつの日本」にタイムスリップ。
60年安保闘争の時に、ハガチーをデモ隊が殺害したのがきっかけで日米安保条約が破棄されたために、日本は共産圏に編入されていたのだ……。
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Posted by ブクログ
新聞記者とカメラマンのカップルが、原子力発電所「スーパーみらい一号炉」の取材中に、大地震に襲われ大爆発します。
その爆発の衝撃で、二人は「扶桑国人民政府」という「もうひとつの日本」にタイムスリップしてしまいます。
60年安保闘争の時に日米安保条約が破棄されたために、日本は共産圏に編入されていました。
そこにはもはや日本はなく、現代の北朝鮮のような国になっていました。
一歩間違えば、日本もそうなっていたかもしれません。
今も、そのような結末を望む、左翼たちがうようよいますが。
憲法9条を守ろうとする人々は、日本を滅ぼしたいのでしょうね。
特に許せないのは、憲法学者どもですよ。法律を学んだものならば当然のこととして、独立国にはその独立を守るための軍隊が必要だということが、当然の原理として知っているはずです。それなのに、彼らは日本国憲法こそ平和の礎などと主張して、日本の軍備を徹底的に罪悪視する方向に持っていった。だからこそ、われわれはソ連軍が上陸した時、何もできなかったんです。その前に牙を全部抜かれていましたからね。 ー 112ページ