【感想・ネタバレ】コミック版 逆説の日本史 古代黎明篇のレビュー

あらすじ

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古代史最大のタブーを詳らかにする!

日本列島に住んでいた我々の祖先「倭(ワ)」国連合の民は、いつから「日本人」になったのか――。
ベストセラー『逆説の日本史』の著者・井沢元彦氏が気鋭の漫画家・千葉きよかず氏とタッグを組んで、歴史学界が説明できない、古代史最大のタブー&謎に切り込む!
古代中国の史書『魏志倭人伝』に「倭国の女王」と記されている「卑弥呼」。しかし、その名は『古事記』や『日本書記』には登場しない。なぜか? 実は、「卑弥呼」という名前の女王は存在せず、「ヒミコ」とは役職名の呼称(=日巫女)であり、その音に「卑弥呼」という漢字を当てたのではないか。 そのように考えれば、「邪馬台国」と記された「倭」国連合は大和朝廷と同じものと考えるのが自然だろう。事実、『古事記』には、神武天皇が「東征」つまり中国地方を征服しつつ近畿に入ったと書かれているのだ。
それでは、なぜ日本の王(リーダー)は女系から男系に変わったのか?
「ケガレ」「怨霊」「和」「言霊」「天皇」の5つのキーワードで、日本神話、『古事記』、『日本書紀』から古代史の“真実”を浮き彫りにします。

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Posted by ブクログ

面白いです。
日本人の信じている宗教、自分でも気づかないけどやおら国際的に比較するとここが変だよ日本人のその部分。お勉強日本史じゃ教えてくれない宗教背景にストーリー流していってくれるからすごい腑に落ちる

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2023年12月10日

Posted by ブクログ

著者の最近の知見が含まれており、大変面白い。逆説の日本史を読んだ人も、漫画だからという理由で避けたりせず、新たな歴史の結びつきが楽しめると思いました。

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2023年06月25日

Posted by ブクログ

日本のルーツを知るのに役に立った。歴史学者の多くは史料絶対主義で、推論や仮説、宗教の重要性を無視しているという、著者井沢氏の主張に目から鱗がおちた思いだ。本書の中身もさることながら巻末にあるコラムの内容が非常に勉強になった。

また、日本書紀などの史料についても、誰が編纂したのかによって事実と異なる内容になっているのではないかという推察もごもっどだと感じた。

邪馬台国(卑弥呼)と大和(天照大神)が同一なのではないか?勝者が引き継ぎたい内容に改竄されているのではないのか?などを勘ぐりながら歴史を勉強していくのは非常に楽しそうだ。

それを体現したのが、森鴎外先生。帝謚考(ていしこう)は読んだことはないが、その存在を知れただけでもこの本を読んだ甲斐はあった。

学校での歴史の勉強も、このような各専門家や作家などを総動員して、矛盾を解いていくようなディスカッションをもとにした授業スタイルを取り入れた方がいいのではと思った。

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2025年09月15日

Posted by ブクログ

『逆説の日本史』のコミック版ですが、コミックならではの切り口、内容の展開がまた面白いです。
古代中国の史書『魏志倭人伝』に記されている「卑弥呼」は、『古事記』や『日本書記』に登場しないのはなぜか?
なぜ日本の王は女系から男系に変わったのか?
「ケガレ」「怨霊」「和」「言霊」「天皇」の5つのキーワードから、古代史の真実を浮き彫りにしていきます。

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2024年09月25日

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