井沢元彦のレビュー一覧

  • 逆説の日本史10 戦国覇王編/天下布武と信長の謎

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    私にとっての天才信長レジェンドのキッカケ本。
    革命家とは、頭脳明晰、能力もさることながら、明確なビジョンを描ける溢れる創造力と柔軟性?

    確固たる目標は、方向性や手段を鮮やかにし、確信的な実行力、目的のためなら手段を選ばない厳格化を生むのか?
    そして、信長の「グランドデザイン」、意志は、秀吉、家康と後世に引き継がれることになる。

    信長の残虐性の象徴である「延暦寺焼き討ち」が、宗教の特権意識、弾圧、争いを払拭し、日本の歴史上における宗教の自由の道筋を作るという発想は目から鱗。

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    2012年09月23日
  • ダビデの星の暗号

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    日本ユダヤ同祖論。井沢先生も信じていたヘキサグラム。後西院天皇が大正14年に後西天皇に理由もなく改名になったのには驚きました。必読!

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    2012年08月18日
  • 逆説の日本史10 戦国覇王編/天下布武と信長の謎

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    ネタバレ

    「日本の歴史上の人物の中で誰に一番惹かれるか?」と問われると躊躇することなく「織田信長」と答えてきた KiKi にとってこの巻は実に楽しみだった巻でありました。  そういう意味では一気に読み終えたかったにも関わらず途中で突発事項が発生し、読みかけ状態で放置せざるを得なくなってしまったことがあの理由によるものでなかったら、ひょっとしたら本気で怒り出しちゃったかもしれません(笑)  

    宗教心が希薄だと言われる日本人の気質の大元には信長が戦闘的な宗教集団と徹底して戦い、結果、この時期以降の大半の日本人が異なる宗教もしくは宗派間での血なま臭い争いから解放されることになったことにも起因するという井沢氏

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    2012年07月30日
  • 逆説の日本史15 近世改革編/官僚政治と吉宗の謎

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    官僚政治と吉宗の謎

    徳川幕閣の展開と改革Ⅰ
    第一章 六代将軍家宣の新政編

    徳川幕閣の展開と改革Ⅱ
    第二章 八代将軍吉宗の支配編

    徳川幕閣の展開と改革Ⅲ
    第三章 将軍吉宗vs尾張宗春編

    徳川幕閣の展開と改革Ⅳ
    第四章 田沼意次vs松平定信編

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    2012年07月21日
  • 「誤解」の日本史

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    久しぶりに井沢さんの日本史の本を読みました。井沢さんの「逆説の日本史」に初めて出会ったのは高校生の頃、浪人中に読みふけって、やっぱり文学部に行くべきかと悩んだこともありました。今思うと学者の権威を真っ向から否定する歴史観を持っていたら、学者として花開くことは難しいかったんだろうなとも思います。それでも依然として彼の歴史観を支持しています。権威がある人が言っていることが正しいって思っていることは必ずしも正しいことではなく、知識は知恵がないと使い物にならないということは、今も変わらず思い続けています。

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    2012年07月21日
  • 逆説の日本史9 戦国野望編/鉄砲伝来と倭寇の謎

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    ネタバレ

    この巻はかなり楽しむことができました。  日本史を学生時代に学んでも「琉球史」に触れる機会は全くと言っていいほどないなか、第1章の「琉球王国の興亡編」は未知のことを知るという意味でかなり面白かったし、ついでに KiKi にとっては日本という国のアジアにおけるポジション(文字通り位置・地形的存在)についてあれこれ考察してみるいい機会になりました。  第2章の倭寇に関する記述も、倭寇と呼ばれている海賊軍団が必ずしも日本人集団でなかったことは知っていたけれど、実は日本人は多くても2割程度という具体的な数字を知ることができたのは収穫でした。

    第2章でかなり印象的だったのは織田信長が定宿としており、結

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    2012年07月14日
  • 逆説の日本史14 近世爛熟編/文治政治と忠臣蔵の謎

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    文治政治と忠臣蔵の謎

    武断政治から文治政治への展開Ⅱ
    第一章 忠臣蔵、その虚構と真実編

    武断政治から文治政治への展開Ⅲ
    第二章 将軍と側用人システム編

    武断政治から文治政治への展開Ⅳ
    第三章 大坂・江戸 大商人の世界編

    江戸時代の東アジア外交Ⅰ
    第四章 明と日本編

    江戸時代の東アジア外交Ⅱ
    第五章 琉球王国と日本編

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    2012年07月13日
  • 逆説の日本史15 近世改革編/官僚政治と吉宗の謎

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    吉宗から田沼~松平定信まで。このあたりはマンガ「風雲児たち」にも詳しいけど、田沼親子は悪臣ではなく名宰相だったこと、松平定信の改革は幕末の腰抜け幕府への「はじまり」だったこと、など、「風雲児たち」と同じ解釈を取ってる。

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    2012年07月10日
  • 逆説の日本史7 中世王権編/太平記と南北朝の謎

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    KiKi の日本史の知識の中でもっとも欠落しているのが「大正以降の近現代史」なんですけど、それに次ぐ欠落度合の激しい時代がこの室町時代です。(まあ古代史も必ずしも親しいわけじゃないんですけど・・・・ ^^;)  王朝文化華やかな平安時代と鎌倉時代では価値観から中心の場所まで大転換があったという意味で印象的だったし、織田信長という時代精神へのチャレンジャーもやっぱり印象的なわけだけど、足利政権っていうヤツはとかく影が薄い・・・・・というか、鎌倉幕府の延長線上にある覇者が変わっただけの政権っていう印象なんですよね。

    もちろん、京都観光の目玉である「金閣・銀閣」もこの時代だし、私たちが「純日本風」

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    2012年07月06日
  • 逆説の日本史15 近世改革編/官僚政治と吉宗の謎

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    やはり、通説とは違う視点を与えてくれる。
    ただ、表現に過激すぎる部分があるのと、中国、韓国に対して、感情的な主張をしているところが少し鼻につく。

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    2012年07月02日
  • 逆説の日本史5 中世動乱編/源氏勝利の奇蹟の謎

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    ネタバレ

    一般的日本人にとって、平安時代から鎌倉時代への転換の一大イベントと言えば「源平合戦」という認識が強い中、実はこれは「源源合戦」だったというのはちょっとした驚きの視点でした。  よくよく考えてみると木曽義仲と源九郎義経の話を知識としてちゃんと認識していたにも関わらず、その部分に関してはさほどじっくりと考えたことのなかった我が身を省みて、ちょっと情けなくなったりもして・・・・・(苦笑)

    ただ、その後しばらく続く「頼朝は実は単なる神輿に過ぎない」という話とか「戦術には長けていても戦略には無頓着の義経」という話に関してはちょっぴり冗長に感じてしまいました。  少なくとも KiKi にとってはそこらへ

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    2012年06月26日
  • 逆説の日本史15 近世改革編/官僚政治と吉宗の謎

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    大学生の時、バイト先にあった週刊ポストで読み始め、文庫版を買いづけて15冊目。歴史を正しく見る目を養えると思います。

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    2012年06月24日
  • 逆説の日本史15 近世改革編/官僚政治と吉宗の謎

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    文庫化、もう15巻かー。徳川6代から11代将軍までのあんまり馴染みのない時代。権謀術数ドロドロ渦巻いてて、案外好みじゃないか。
    儒教・朱子学に染まりきった幕閣たちは、歴史の教科書では「改革」を牽引したとされる英雄扱い。一方、米本位社会からの脱却を図り通商国家を目指した田沼意次は、超極悪人扱い。
    何が「終わりの始まり」になり得るのか、組織崩壊の参考としてこの時代をみるのも面白い。具体的には次の巻くらいになるのか。
    倒幕・維新の萌芽はもうこの時代から始まっているのであった!

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    2013年01月23日
  • 逆説の日本史6 中世神風編/鎌倉仏教と元冦の謎

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    宗教って元もと難しいものだと思うけどそれを一般の人に広めていく過程で受け入れやすい形に変質していく様がよく描かれていた。

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    2012年05月20日
  • 逆説の日本史9 戦国野望編/鉄砲伝来と倭寇の謎

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    まあまあいいじゃないの…で終わったら駄目なんですね。世界はそれで済ましてくれない。

    上に立とうとする人物は、古い考えに捕らわれては駄目。いつの時代にも通じることだと思いました。

    面白かったです。

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    2012年05月19日
  • 英傑の日本史 上杉越後死闘編

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    大好きな作家さんの一人。代表作?「逆説の日本史」も大好きですがこちらの「英傑の~」シリーズは人物に焦点が当たっていてぜんぜん知らない人も出てくるのですが、歴史は一人の英傑だけでなく、流れや物語があることが認識できるのが面白い。

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    2012年05月07日
  • 逆説の日本史11 戦国乱世編/朝鮮出兵と秀吉の謎

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    子供の頃最初に読んだ歴史関係の本が、太閤記だったような気がする。ボクの記憶に残る最古の大河ドラマは、平幹二郎が斎藤道三を、松坂慶子が濃姫を演じた国盗り物語だった。当時の松坂慶子が子供心にもとてつもなく綺麗だったのを覚えている。さて、本書は、秀吉の生涯をなぞりながら、信長の滅亡、小牧・長久手の戦、朝鮮出兵を描く。出世魚のように変わっていった秀吉の姓の背景や、そこに関わる藤原家や天皇家との暗闘が面白い。朝鮮出兵についても、ボクらは日本史・世界史の授業では「秀吉の領土的な野心」とのみ教わるが、井沢の推理・考察は、若干異なる。歴史上にIFは存在しないが、信長が本能寺で死ななければ、彼は少なくとも朝鮮の

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    2012年05月01日
  • 逆説の日本史1 古代黎明編/封印された「倭」の謎

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    作者の考え方が良くわかる本

    これまでの歴史の考え方に、新しい観点を与えてくれる一冊。通説とされている歴史認識に対して、作者自らの考え方、とらえ方を明確に定義し、独自の解釈を加えている。
    本当はどうだったかわからないが、読んでいて「なるほどな」と思わせるものも多くある。まだ、1冊目であるが、どんどん読みたくなると思わせる本だと思う。多少、書き方がしつこい部分もあるが、それだけこれまでの歴史認識に対して一石を投じたいという思いがあるのだろうと感じる。
    これを読むことで、歴史に対して幅広い視点から考えることができるのではないかと思う。

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    2012年04月22日
  • 英傑の日本史 上杉越後死闘編

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    ネタバレ

    上杉謙信は謎の多い人物である。義の人であり、戦国大名にはいなかったタイプであり、なかなか理解できないからであろう。一生妻帯しなかったためか、女人説もあるくらいだ。
    しかし、興味深い人物であり、もっと知りたい人物には間違いない。

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    2012年04月14日
  • 六点鐘は二度鳴る 自選短篇集 歴史ミステリー編2

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    なっんか面白かったなー、軽快でかっこよくて。
    最初は武蔵や信長がミステリかよーって思ったけど、意外に合う。著者の腕なんだろうけども。

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    2012年04月05日