井沢元彦のレビュー一覧

  • 逆説の日本史1 古代黎明編/封印された「倭」の謎

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    「わ」についての記述がとても面白かった。自分自身が人権という言葉にあまりハマらないなと思っていたのも、確かに話し合いで全てひっくり返せると思っているからなのかもしれない。

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    2022年10月08日
  • 逆説の日本史3 古代言霊編/平安建都と万葉集の謎

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     称徳女帝と弓削道鏡が男女の仲であったというのは半ば定説化し、江戸川柳でも面白おかしく取り沙汰されているが、著者は否定している。出会った時期、女帝は45歳、道鏡は55〜60歳というから納得だ。著者命名するところの「歴史における『混同錯覚の法則』」によって、道鏡はあらぬ疑いをかけられてしまった。
     道鏡への譲位も、先進国中国に憧れた女帝が「禅譲」を実行しようとした。これも説得力がある。
     万世一系といっても、父系の血統にこだわる余り、天皇家は内紛が絶えない。早良親王の祟りを怖れた挙げ句、風水で霊的に防衛された平安京に遷都するほど。

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    2022年09月20日
  • 歴史から読み解く日本人論

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    逆説の日本史シリーズでお馴染みの井沢氏による本で、最近本屋さんで文庫本化されているのを見つけましたので読みました、単行本は2019年頃に出ている様ですね。

    今まで彼の本は何冊も読んできているので、読んでいて納得することばかりです、やはり日本人というのはこうなのだな、と思ってしまいます。良い面も悪い面もある、これが特徴なのでしょうね。

    以下は気になったポイントです。

    ・聖徳太子の憲法十七条(604年制定)における第一条、「みんなで話し合って物事を決めれば必ず正しい」そして、十七条(最後)には「重大なことながは一人で決定してはならない、必ず多くの人々とともに論議すべきである」と言っている、重大な事柄を論議するに当たっては或いはもしか過失がありはしないかという疑いがある、だから多くの人々とともに論じ是非を弁えてゆくならば、その事柄が道理に叶うようになるのである」と書いてある(p33)

    ・徳川家康は、わざわざ息子の中で一番おとなしい秀忠を選んだ上、自分の権力をわざわざ複数にばらした、老中5人の合議制にして、将軍は老中が合議で決めたことに対してハンコを押せばいいというシステムにした、必ず全員一致とした、そのためにお互い妥協点を探り合って、皆が納得する形にした、これが日本の民主主義と呼ばれている(p46)一人で決めることは悪だから、将軍にはやらせずに「大老」を置いて、悪いことは大老に泥をかぶってもらう(p49)

    ・事変とは、社長のいうことを聞かないで部下が勝手に、会社がつぶれるか、潰れないかの社運に関わるようなプロジェクトを実行しているということ、日本においてそれができてしまうのは、本当の意味での絶対権力が存在しないから(p51)

    ・日本の正当な所有者、支配者がなぜ天皇家なのかというと、それは「オオクニヌシとの話し合いで譲られた」から、戦争で取った訳ではないとされている(p60)

    ・徳という字を使っているから儒教と思うのではなく、怨霊鎮魂であるという、日本古来の思想である。この始まりは、10世紀の900年代冒頭、菅原道真の怨霊騒動が起きた辺りからと言われるが、もっと遡って、奈良の大仏を建てた理念、今回の憲法17条を大切にするのも怨霊信仰の裏返しである(p68)

    ・オオクニヌシがアマテラスの子孫であるニニギノミコトに国譲りをしたときの条件として、1)現世の政治(アラワゴト)はアマテラスの子孫である天皇家がやる、オオクニヌシは「カクリゴト)=直接政治に関りのない運命とか宿命を支配すること、2)アマテラスの子孫は、オオクニヌシのために大きな神殿を建ててお祀りをして、お仕えすることであった(p75)

    ・信玄と謙信が5回も戦って決着がつかなかったのは、双方が名将というのが定説だが、決着できる余裕がなかったのが真相だろう。戦争は旧暦10月から初雪までなので、1年のうち2ヶ月程度、さらには、無茶な戦術は取れない。2割も兵士を失ったら戦闘に勝ったとしても実は敗北である、その分の農作業労働者が失われて生産性が落ちるので(p91)

    ・信長と秀吉が、信玄と違って本拠地を移動できたのは、彼らの軍団は一年中稼働できる兵士であったから、だから信長は天下を取れた(p92)

    ・リーダーシップを取るのが上手な人は、ガス抜きというか、みんなで話し合ったという形を取る様にする、最悪なのは自分たちが無視されていると感じさせること(p101)

    ・外国の差別というのは、お互いに違いがあって、その違いを認めないということ。ところが日本の場合は、差別する側と差別される側に、人種的な違いがない、宗教的な違いも少なくともある様には外国人の学者には見えない。差別としては一番悪質ということになる(p122)

    ・タブーには2種類ある、1)神聖なものだから汚してはいけない、2)汚いから触ってはいけない、その汚さが伝染するから、という意味がある。「穢れ」はどちらかといえば汚いということ。清浄の「浄」とは、前は汚かったけれど今は綺麗になった、綺麗になっていないものが「穢れ」ということ(p129)これを消すには、石鹸では落ちない、水に流せば落ちる。このことを「禊(みそぎ)」という(p131)

    ・藤原京は平城京の時代になって、親が使っていた宮殿をまた息子が使う様になった、死穢の問題はどうやって解決したかというと、持統天皇から火葬にするようにした(p138)

    ・日本には70%が山地であるおかげで、保水力があるので、山からじわじわと綺麗な水(=天然で濾過された非常に美味しい水)が伏流水として流れ出てくる。だから日本ではお茶は、嗜好品であったが、外国では昔はお茶は「必需品」であった、煮沸した水にお茶を入れ、さらに葉緑素とカテキンで消毒作用することで、やっと飲めた(p166)イタリアにはいい温泉は若干あるが、水はまずい。日本は温泉に恵まれている上に、飲水も美味しい(p170)

    ・菅原道真の正式な神様としての名前は「火雷天神」とされ、これを祀った神社のことを「天満宮」という、地方にある神社は、天神社、天神様という(p200)

    ・今、戦争絶対反対という人がいるのは、第二次世界大戦で約300万人の日本人が死んだからだろう、それ以前は戦争に勝つことで、日本の国権や国益が増大していったのは紛れもない事実であった(p205)

    ・昭和天皇はみだりに戦争をすることは反対、東條英機も戦争はしないように、と言っていたが、この言葉に背いて戦うことを決意した。その理由は「英霊に申し訳ないから撤兵できない」ということ、中国から完全撤兵したら、日清・日露戦争で倒れた十数万の兵士たちが、全員「怨霊」になってしまう(p208)

    ・朝廷がなぜ権力を幕府に奪われたか、国家の要である軍事警察権を放棄したから、それを拾い上げたのが鎌倉幕府である(p216)日本の封建時代の政治は、軍事警察権を朝廷から預かっていた、という形式で成り立っていた。最初は軍事官僚に任せていたが、彼らも次第にそれを嫌がる様になったので、結局、自警団である武士たちがそれを担う様になった(p217)

    ・幕府というのは、中国語で元々は皇帝のいる都から遠く離れた土地に設けられた臨時の前進基地のことをいう、そこにいるのが軍団長の将軍で、軍団は異民族と戦っている(p218)鎌倉幕府とは、形の上では、最初は関東以北の東北地方を監視する軍団の長である、征夷大将軍が、臨時に駐屯している場所であった。なので、天皇から正式に任命された征夷大将軍は、税金をとっても良いし、徴兵しても良いという形であった(p218)

    2022年9月19日作成

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    2022年09月19日
  • 逆説の日本史6 中世神風編/鎌倉仏教と元冦の謎

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    時々は思い出して読んでみるこのシリーズ。今回は元寇と後醍醐天皇なんである。
    元寇というか、神風というのは時代を超えて今も生きていて、有名どころだよなぁ、とは思っていたけど、後醍醐天皇はよう知らんかった。そして出る杭は打たれる精神で日本らしいなぁ、という流れもあったりだけど、トランプと米国を見ても、やっぱ日本だけじゃなくてどこでも出る杭は打たれるんじゃね?って気もするわね。
    というわけで、いつもの通りなるほどねー、と、日本人の考え方の根底にあるものを説明してくれてて面白い。

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    2022年07月06日
  • 逆説の日本史1 古代黎明編/封印された「倭」の謎

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    読もう読もうと思っていたけど、なかなか縁のなかった日本史推理エッセイ集。近所の怪しげなDVD屋で50万円で売られていたので、まず1巻を購入。さすが乱歩賞受賞の井沢元彦さんの著作だけあって、学術書の雰囲気はなく、娯楽性の高いエッセイ集でした。個人的には歴史推理モノは好きで、「隠された十字架」(梅原猛)、「成吉思汗の秘密」(高木彬光)、「時の娘」(J・ティ)は夢中で読みました。本作も時間を忘れさせてくれました。

    本書はもともと「週刊ポスト」(小学館)が平成4年から続いている連載。ある程度、内容がたまると単行本として刊行され、現在26巻「日露戦争と日比谷焼打の謎」が発行されています。

    本書で井沢さんの推理の基本になっているのは①従来の歴史学会の権威主義、史料至上主義への批判(すなわち『時代で常識とされていたことは記録されなかった 』という前提)②日本史の形成における「言霊、和、怨霊、穢れ」への無意識の信仰に基づく非論理的な日本人の行動です。
    なるほど、上記2点を前提とすれば日本史も違う景色が見えてきます。

    例えば
    ・魏志倭人伝の「倭」は「環」→「和」が由来。聖徳太子の十七条憲法は「和」の精神すなわち「話し合い至上主義」である
    ・大国主命は殺害された。出雲大社は大国主命の怨霊を封じ込めるための「霊魂の牢獄」
    ・卑弥呼が死んだのは紀元248年9月5日。この日に皆既日食が起きている。この事件には卑弥呼の死と天照大神の間の重大な関係が背景にある

    冒頭にも書いた通り娯楽性の高い歴史エッセイ集で時間を忘れて読みました。明日、第2巻「古代怨霊編」を探しに怪しいDVD屋に行こうと思います。

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    2022年06月14日
  • 逆説の日本史24 明治躍進編 帝国憲法と日清開戦の謎

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    高橋是清の自伝でボアソナードと問答のあった井上毅が「明治国家形成のグランドデザイナー」とも呼ばれるほどの偉材であったことを知れたのが良かった。
    日本軍のもつ根源的問題点についても触れ始めてきている。

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    2022年03月27日
  • 逆説の日本史5 中世動乱編/源氏勝利の奇蹟の謎

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    鎌倉幕府による政治は、コトバを唱えるばかりで何もしない公家の律令政治に対するアンチテーゼであった、という話で、面白かった。
    源頼朝とは関東の武士団にとってどういう存在だったのかがよく分かり、ちょうど大河ドラマでその時代をやっているのでタイムリーだった。

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    2022年03月12日
  • はじめての古寺歩き

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    何気なく拝観しているとこれまで見えてなかったことが、井沢さんの丁寧な解説で改めて認識させられることが多くありました。この本を片手にお寺巡りを楽しんでいきたいと思います。

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    2022年02月23日
  • お金の日本史 近現代編

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    前回のお金の日本史同様日本の経済状況の流れも分かる内容であり、参考になりました。逆説昭和史で細かいところまで書いて欲しい。
    金の保有量等昔は世界屈指であったことは大変参考になった。

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    2021年12月31日
  • 逆説の日本史12 近世暁光編/天下泰平と家康の謎

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    家康のスーパーマンぶりをかたる12巻。
    裏の裏、先の先まで読んでいたと断定した論調だったが、家康も人間。そこまでは同調できなかった。
    ただし、天海、本多正信などブレーンが得意分野で入れ知恵をしていればあるいはと思う。
    次は江戸時代に本格的に突入する。何を題材にするか楽しみである。

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    2021年11月27日
  • 逆説の日本史24 明治躍進編 帝国憲法と日清開戦の謎

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     この本は、日本史を新しい視点で丁寧に説明してくれるので毎回楽しみながら読んでいる。歴史上の出来事はそれなりに知っているのだが、その出来事が起こった理由や背景についてはよくわかっていないのが普通である。この本によって歴史に興味を抱いた人は大勢いることだろう。
     日清戦争や日露戦争については、勝ったという事実だけ教えてもらったが、どうして勝てたのかについてはなんとなく理解しているだけである。よっぽど中国やロシアが弱かったのだろうと漠然として思っているだけであった。しかしこの本を読んでわかったのは、まさに奇跡的な勝利なのである。清の北洋艦隊というのが、7,300トン級の戦艦に対し日本は4,000トン級でしかなかった。そして銃砲も清の方が新しい装備であったのだ。
     台湾の統治はうまく行ったのに対し朝鮮の統治がうまくいかなかった理由もよくわかっていなかったが、徹底的に詳しく述べられているので腑に落ちた。

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    2021年10月13日
  • 逆説の日本史5 中世動乱編/源氏勝利の奇蹟の謎

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    今回は鎌倉時代あたり。
    確かに天皇どうし?が戦うことはあっても、天皇と戦う武士っていうのはレアだわね。天皇が偉そうにしたら叩くのか、と言われると、、天皇家はOKで、でも天皇家に嫁いだ人には厳しかったり。ともかく天皇家と人民の関係は難しいのよな。
    そんでもって今回も裏というか、そういやそうか、みたいなネタが楽しい。平家も決して弱くないのに義経がすごすぎた、しかし義経に政治的センスがなかった、とかなんとか。
    次は鎌倉時代かぁ。

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    2021年10月09日
  • 逆説の日本史11 戦国乱世編/朝鮮出兵と秀吉の謎

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    井沢氏は一貫して歴史学者の罪を批判し続けている。
    説としては納得できないものもあるが、概して井沢氏の説に賛成だ。
    今回は秀吉。六本指など衝撃的なものもあったが、脈々と現在まで禍根を残している文禄慶長の役は印象深い。儒教.・朱子学にどっぷり洗脳され両班が贅沢三昧、中国には子分体質の事大主義。嘘は日常茶飯事の韓国への痛烈な批判が多くのページを割いていた。

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    2021年07月11日
  • 天皇になろうとした将軍 それからの太平記 足利義満のミステリー

    購入済み

    爽快感さえ覚える

    作者は「逆説の日本史」で有名であるが、この作品はその前身とも言うべき本である。
    「逆説の日本史」と内容がかぶっているのはやむを得ないが、イッキ読みする日はこれくらいのボリュームがちょうどよい。
    怨霊信仰 言霊 というキーワードを使って歴史の謎を解き新解釈を加えてゆく手法には、いつものことながら爽快感さえ覚える。もっとも牽強付会のきらいがないでもないが。

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    2021年07月01日
  • 学校では教えてくれない日本史の授業

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    本を読んで、これまで当たり前だと思っていた歴史の見方が大きく変わりました!

    歴史が好きな人、歴史初心者の方にオススメの本です!

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    2021年06月08日
  • 逆説の日本史1 古代黎明編/封印された「倭」の謎

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    面白かったです。
    ただ、作家さんがちょっと攻撃的な感じが読み取れました。
    学問の世界って大変だな。

    とにかく、逆説的に日本の歴史を読み解くということで、古来から続く日本人の気質、日本人とは何か。

    神話と歴史の関係。

    いろいろと論理的に書かれています。

    難しくて、途中、面白いと思ったところ、ポイントはメモを取りながら読みました。

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    2021年05月06日
  • 逆説の日本史5 中世動乱編/源氏勝利の奇蹟の謎

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    久々に読み返した。史料至上主義を批判する論点は相変わらず鋭い。しかし近代以前、ましてや中世や古代の日本列島には様々な由来や出自をもつ各集団があり、また国家が把握しきれていない民は国家の枠組みを越えて生きていたはず。御霊信仰が後世の国家日本の地域的領域の住民に、みな一様に共通した観念であるかのような、印象を受ける書き方は、いささか食傷気味。もっとも、わかりやすさのために簡略化するためであれば理解できるレベルではある。

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    2021年04月27日
  • 学校では教えてくれない日本史の授業

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    「和の精神」「怨霊信仰」「穢れ」「言霊信仰」といった観点から日本の歴史を解明していく。歴史を勉強していく中で、ふと疑問に思ったことが説明されていて、とても興味深かった。「平家物語」は、なぜあの時期に作られ、なぜ琵琶法師が語ったのか。なぜ田沼意次の政治は改革と呼ばれないのか。なぜ部落差別は起こったのか。筆者の他の著作も読んでみたいと思った。

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    2021年04月19日
  • お金の日本史 和同開珎から渋沢栄一まで

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    お金という文化に焦点を当てた日本史。
    古代中国と日本の関係性。平安時代から続く硬貨文化。楽市楽座を果たした織田信長、武士の雇用政策として唐入りを目指した豊臣秀吉、開国主義でありながらも朱子学を取り入れてしまった徳川家康と非常に興味深い。
    ただ、今になってみると中高生時代に習った歴史は勝者の都合の良い歴史だったと実感する。

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    2021年02月20日
  • お金の日本史 和同開珎から渋沢栄一まで

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    お金の日本史というか、お金から見た日本史と言うべきか。いい本だとは思うけど、『逆説の日本史』を読んでいる身としてはもう少し違った切り口が欲しかった。
    経済学的な内容を期待しては駄目です。

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    2021年02月11日