井沢元彦のレビュー一覧
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学生時代に歴史を専門として勉強してきた私には、目から鱗。学校ではあくまで歴史書として残されているものが第一として教えられる。でもその時代の為政者の都合に書物が左右されるのも事実。結局どちらが正しいのかはその時代に生きている人しかわからないのだけれど、こういう解釈もありよね…って思わせてくれる。無理も...続きを読むPosted by ブクログ
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英傑シリーズの武田家編。
有名どころから無名どころまで著者なりの評伝がまとめられている。
武田家滅亡の際における穴山梅雪、小山田信茂、木曽義昌の裏切りに、諏訪家滅亡などにみる諏訪頼重、武田信玄の人物像の考察が面白かった。
人数は多く網羅しているが同じ武田家の話だけに内容は重複も多いので、有名な武将ひ...続きを読むPosted by ブクログ -
2011年の1冊目。
正月ダラダラしていたため、なかなか進まず…。
まだ2巻だけど、1巻同様、歴史に詳しいともっと面白いだろうなと思う。定説を知らないので、否定できない。
でも、出てくる歴史や場所を調べたり、巡ってみたくなる。Posted by ブクログ -
徳川家康の天下統一に至る思想や戦略が詳細に描かれており、自分なりに家康の「すごさ」を理解。関が原の戦いにおける各武将の策略も興味深く描かれており、現代の社会における政治的な動きと多々共通することもある意味で参考になった。
この徳川の歴史も武将らの判断や行動ひとつで大きく変わっていたのだなぁということ...続きを読むPosted by ブクログ -
鎖国にいたった理由、経緯、
歌舞伎と能の違いにみる演劇史の変遷、
武断主義から文治主義への大転換、
愚昧とされた綱吉の政治家としての評価、等
長いスパンで歴史を見る著者ならではの見解に納得。
個人的には千利休切腹の真相が新鮮だった。Posted by ブクログ -
2010/9/10 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
2015/1/19〜1/30
久しぶりの逆説シリーズは安土桃山時代から江戸にかけて。利休、鎖国、家光に関する考察が面白かった。Posted by ブクログ -
今回は藤原氏の隆盛と怨霊信仰の話。
ひととおり日本史の授業で藤原氏と荘園の発展は学んでいるはずだが、非常にわかりやすく説明している。暗記にうんざりしている学生にお勧め。
怨霊と文学との関わりが興味深かった。出版がペイしなかったであろう当時でなぜ源氏物語が成立したか?文化を重んじる風潮がある程度成立し...続きを読むPosted by ブクログ -
2010/1/8 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
2014/2/22〜3/5
井沢史観で読み解く天智・天武と日本教。歴史に宗教観を持ち込むという手法については大賛成。すべて正しいとは思わないが、教科書に書かれてあった歴史よりはよっぽど説得力がある。Posted by ブクログ -
本作の肝は天皇の由来かと。諡号への考察がよかった。森鴎外の考察は読んでみたいが漢文とは・・。日本語訳ないのですかねぇ。Posted by ブクログ
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2009/11/12 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。
2013/9/25〜10/4
井沢式第二弾。
日本人のルーツ、天皇家のルーツを考察。この辺りは以前から言われていることで目新しさにかける感じであったが、天智、天武、壬申の乱と朝鮮半島情勢に関する考察は素晴らしい。逆説シリーズでも同様の考察はあっ...続きを読むPosted by ブクログ -
桓武と早良についてはおおむね良し。という感じです。
桓武に関しては宗教人間だった。というのはこの人の特色というよりはやはり精神的に弱くなった時に誰でも陥りやすい精神状態だったのではと思う。それが天皇だったゆえの行動では。
言霊信仰というのも大いに肯ける話です。
丁寧に自分の主張をされているので好感が...続きを読むPosted by ブクログ -
日本宗教言霊について詳しく書いてあり、それが憲法九条問題など現在にも深く関わっていると解明しています。
また、謀略によって日本を影で支配した藤原氏によって日本の歴史がゆがめられているとよくわかりました。Posted by ブクログ -
2008年10月2日、天神の丸善にて購入。
2012/7/18~7/31
たまたま大河ドラマで清盛をやっている時期に、この本とこの時期を取り扱った安部龍太郎氏の「天馬燃ゆ」を平行して読んだ。日本史上、初の武家政権が誕生した源平時代であるが、今まで余りにも無知であった。小説と人物解説を合わせ読んだこ...続きを読むPosted by ブクログ -
私は、一般週刊誌というものを定期購読したことはほとんどない。もちろん、ちょっとした時間に手の届く範囲に置いてあれば、それに目を通すことはよくある。時として、関心のあるテーマがあり、単発的に購入したこともある。
「ほとんどない」と書いたのは、実は、ある時期、ほんの数ヶ月だが、「週刊ポスト」を続け...続きを読むPosted by ブクログ