井沢元彦のレビュー一覧
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戦国時代もいよいよ終幕、天下泰平の徳川家康に焦点を当てる。魑魅魍魎の乱世を巧みに生き残り、権謀術数を尽くして75歳で天寿を全うした家康は、戦国時代の締めにふさわしい人物ともいえる。
学校では無味無臭な日本史が、歴史好きな筆者にかかるだけでこれほど人間関係に溢れた躍動感ある物語に思えることに毎度驚かされる。のちの明治維新につながるさ薩長の外様大名としての怨念は生きた歴史を感じさせられ、ちょっとした感動を覚える。
中身はとても面白く勉強にもなるのだが、「史料はない/史料はこうでも常識で考えればこうだ。だからこれで間違いないはずだ」という論法が多々展開されており、著者が度々批判する史料絶対主義の -
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文豪芥川龍之介は、掛け軸に隠された暗号の解読を友人から依頼される。
暗号は江戸時代初期に仙台で起きた伊達騒動の真相に迫り、芥川はいつしか、伊達騒動と同時期に退位された後西院天皇の名前にまつわる謎や、日ユ同祖論に絡む組織の暗躍に巻き込まれていく。
芥川龍之介がどんな人物だったのかは知らない。フィクションではあるけれど、作品にあるような姿だったのかもしれないと思えて楽しい。
江戸川乱歩が友情出演のようにちょっと出てくる。どうせならコンビを組むぐらいの活躍をして欲しかった。
日ユ同祖論はどのように絡んでくるのだろうと期待していた。タイトルも「ダビデの星の暗号」だし。でもただ強引に出てきたかのよ -
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ネタバレ▼井沢元彦さんが韓国人が何を考えているのか疑問を投げかけ、
それに対して呉善花さんが応じるというようなインタビュー形式?対談形式?になっています。
▼多くの日本人がどうして?と思っているような事柄が
問題提起されていて、「あーそれそれ、それ聞きたかった」と
思った部分もたくさんありました。
▼物の考え方や価値観・美意識・習慣が日本と韓国では大きく違うということがハッキリとわかりました(知ってたけど)。
▼腹立たしいのは、フェアプレイが求められるスポーツでも、韓国人は勝つためには何をしてもいいと思っているらしく、危険なプレーや反則なども平気で仕掛けてきます。負けたくないという気持ちはわから