井沢元彦のレビュー一覧
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自分、足利将軍で知っているのは初代・尊氏、三代・義満、十五代・義昭の3人でした…恥ずかしながら。
5代将軍・義教を初めてこの本で知りました。そして衝撃を受けました。織田信長以上の魔王だった将軍・義教!!信長も秀吉も、家康でさえ天下統一事業は、足利義教の真似をしただけなんですねぇ。
こういう人物がいたと云う事を抹殺している教科書って何なんでしょう??
絶対的な権力を握らなければ、国の治安は維持できない。足利幕府は有力武家と対等の存在であり、決して徳川幕府のような絶対的権力を持っていなかった…それを改革し、足利幕府中心の国家を築こうとした義教の野望をとても興味深く読ませて貰いました。
そして3代 -
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逆説の日本史第6巻。
鎌倉仏教の成立、元寇、鎌倉幕府の崩壊と後醍醐天皇の野望が描かれている。いよいよ混迷の時代に突入してきました♪日本の仏教についてホントにわかりやすく書かれていて楽しめました♪そして、日本人にとって未曾有の危機であった元寇の勝利は、ビギナーズラックであり、その勝利が太平洋戦争における日本の降伏にまで繋がっている事。歴史って、「鎌倉時代」「室町時代」「安土桃山時代」みたいに、時代ごとで完結しているワケではなく、必ず繋がっているんですよねぇ。そういう風に歴史をみなけりゃイカン!!!
後醍醐天皇、足利尊氏、新田義貞、楠木正成…好きな歴史上の人物が大挙して登場する時代で一気に読めまし -
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逆説の日本史第5巻
鎌倉幕府の成立と、武家政治の確立が描かれている。
何故、源頼朝は弟義経を殺したのか??結構、義経が悲劇の武将と思われているけど、この本を読むと、義経が如何に軍事の天才であっても、ただそれだけの事であり、兄頼朝からみれば、兄の意志を無意識のうちの挫いていたんだねぇ。兄は政治家として大局を見極めて動こうとしていたのに…義経はそんな兄の心を知らなかった…。
今までの義経イメージが覆されました。そして源氏は何故三代で滅んだのか!!そりゃ、そうなるよねぇ〜と思わずにはいられませんでした。鎌倉幕府とは武家の寄り合い所帯で源氏はそのお飾り的存在だったんだよね結局は…。そして執権・北条一 -
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逆説の日本史第4巻!!遂に武士・侍・もののふ(くどい!)が登場します♪
「源氏物語」「竹取物語」に隠された意外な事実!!とても面白かった。自分は、日本史の授業は、現代史を小学生の頃からしっかり教えた方が良いと思っていた。「大宝律令」や「大化の改新」よりも、近代日本史を教える方がより身になると考えていたが、このシリーズを読んでその考えが変わった。この本を読むうちに“歴史は繰り返す”と云う言葉が脳裏に浮かんで消えないのである。
平安時代が、今の日本の状況と酷似している事。何故、日本人は軍隊を毛嫌いするのか?憲法第9条で軍隊を放棄しておきながら軍事力(自衛隊)を有し、しかも自衛隊法と云う法律まである -
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「逆説の日本史」第3巻。桓武天皇の平安京遷都の理由とは??そーだったのかぁ〜!
と楽しく読ませて貰いました。このシリーズで日本史の授業をすればいいのになぁ。と感じずにはいられないです。資料至上主義や西欧の合理的解釈では、この国の本当の歴史は判らないという事がヒシヒシと伝わります。特に「言霊(ことだま)」(昔、言語が発せられるとその内容が実現すると、信じていた【岩波国語辞典】)というキーワード。辞書では、昔と言っているけど、この言霊が現在の日本人の潜在意識の中にもあり、それにしばられている事実!!!
結局日本人て、千年以上も前から基本的には変わってないんじゃん!
自分の根っこを感じさせてくれるシ -
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江戸時代も幕末になると登場人物がとても豊かになるのだが、あれほど強固な支配体制を確立したはずの江戸幕府の人材がとても貧困なのには驚くほどだ。そもそもロシアやアメリカから紳士的な開国の申し入れを18世紀末には受けていたにもかかわらず、それについて全く対応せずに放置していたのだから、ペリーが強圧的に乗り込んできたのは当たり前だといえる。しかも日本の兵器は戦国時代のままで、火縄銃や青銅製の大砲だったのだから、全く勝負にならないにも関わらず、外国勢の申し入れに対応しなかった。考えてみれば日本は鎖国といっても、オランダや中国とは交易していたのだから、海外の情報は取得しようと思えば容易に取得できたのだ。
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江戸時代における名君の代表として、水戸光圀と保科正之と上杉鷹山を取り上げている。水戸家は徳川家を存続させるために家康が用意した御三家の一つだが、家康は単純に御三家を同一に扱うのではなく、尾張と紀伊の子孫には天皇家の血が入り込まないようにする一方で、水戸家は天皇家の血を入れて、もし徳川幕府が揺らぎ天皇家が世を治める時代が来た場合でも、水戸家が天皇側につくことで徳川家を存続させようとした。
その水戸家2代目の藩主が光圀であり、光圀は将軍家に対して単純に服従するのではなく、批判的な意見も述べる名君だったのだ。光圀は水戸家初代の家康11男頼房の三男なのだが、兄の長男頼重が水戸藩よりも格下の高松藩の -
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少し古い本で、朴槿恵大統領が就任した頃の対談。
こういう本て、その時点の状況がかなり影響する。この時点から大分状況は変わっているが、日本側が、もう韓国疲れして来たのは事実のような気がする。かなりマスコミとか政治に入り込んで来てるんで色々煽ってくるし、乗ってる人もいるが、疲れた。
自民族優越主義と、大家族主義と、朱子学に基づく聖なる先祖と、歴史と事実から学べない演繹思考。
別にいいが、一旦完全に突き放してお互い頭を冷やす時間と空間があっていいんじゃないかと、常々思う。
とにかく、我が国の文化との相性が悪すぎると、この手の本を読むといつも思う。