井沢元彦のレビュー一覧

  • 逆説の日本史7 中世王権編/太平記と南北朝の謎

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    重いな。鎌倉から室町への変革期、そして南北朝、太平記の時代。自分の中で抜け落ちていた部分にどんどん惹かれていく。鎌倉と室町に違いは何か?南北朝が現代に及ぼしている影響は?『天皇になろうとした将軍』と内容がかぶりまくるので少ししつこさを感じるが、この本のおかげで時代を俯瞰することができる。

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    2009年10月04日
  • 逆説の日本史8 中世混沌編/室町文化と一揆の謎

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    重いな。
    室町幕府、応仁の乱あたりの歴史は前に鎌倉、後に戦国時代があるためにそれらにばかり目が行ってずっと見過ごしてきた。ところが現在の日本の原型は室町から来ているという。我々が持つ旧い日本的なイメージというのは室町発祥らしい。俄然この時代に興味が湧いてくる。
    このシリーズは文章がしつこいのが難点だが、各時代のポイントを知る為のIndexとして非常に有用だ。

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    2009年10月04日
  • 六歌仙暗殺考

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    ネタバレ

    不可解な心中事件から始まった連続殺人事件。被害者たちは南条圭が探す六歌仙の歌仙絵を所有していた。

    同じ六歌仙を題材にした作品でも『QED』と比べると面白味が…。事件の繋がりの秘密がイマイチで、もう一捻り欲しいかな。

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    2026年01月31日
  • 逆説の日本史7 中世王権編/太平記と南北朝の謎

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    井沢氏の説がすべて正しいかどうかはともかくとして、『逆説の日本史』を読んでいつも思うことは、もっと疑問を持たないとだめだなあ、ということである。なにしろ、日本史というやつはけっこうくせものでしょう?基本的なところは小学校高学年の頃から勉強してきているわけで、そうすると見過ごしたまま思いこんでいることって案外多いのではないだろうかなあ?
    例えば、今巻の山場は「天皇になろうとした将軍」足利義満のところだと思っていたら、それ以上に考え込んでしまったのが「恐怖の魔王」足利義教……。義満についてはけっこう詳細に学校でも教えていた記憶があるんだけど、その上辺が同じでもモチベーションがこれだけ異なると面白い

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    2026年01月26日
  • 逆説の日本史18 幕末年代史編1/黒船来航と開国交渉の謎

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     江戸時代も幕末になると登場人物がとても豊かになるのだが、あれほど強固な支配体制を確立したはずの江戸幕府の人材がとても貧困なのには驚くほどだ。そもそもロシアやアメリカから紳士的な開国の申し入れを18世紀末には受けていたにもかかわらず、それについて全く対応せずに放置していたのだから、ペリーが強圧的に乗り込んできたのは当たり前だといえる。しかも日本の兵器は戦国時代のままで、火縄銃や青銅製の大砲だったのだから、全く勝負にならないにも関わらず、外国勢の申し入れに対応しなかった。考えてみれば日本は鎖国といっても、オランダや中国とは交易していたのだから、海外の情報は取得しようと思えば容易に取得できたのだ。

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    2026年01月10日
  • 逆説の日本史16 江戸名君編/水戸黄門と朱子学の謎

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     江戸時代における名君の代表として、水戸光圀と保科正之と上杉鷹山を取り上げている。水戸家は徳川家を存続させるために家康が用意した御三家の一つだが、家康は単純に御三家を同一に扱うのではなく、尾張と紀伊の子孫には天皇家の血が入り込まないようにする一方で、水戸家は天皇家の血を入れて、もし徳川幕府が揺らぎ天皇家が世を治める時代が来た場合でも、水戸家が天皇側につくことで徳川家を存続させようとした。
     その水戸家2代目の藩主が光圀であり、光圀は将軍家に対して単純に服従するのではなく、批判的な意見も述べる名君だったのだ。光圀は水戸家初代の家康11男頼房の三男なのだが、兄の長男頼重が水戸藩よりも格下の高松藩の

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    2026年01月07日
  • 困った隣人 韓国の急所

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    少し古い本で、朴槿恵大統領が就任した頃の対談。
    こういう本て、その時点の状況がかなり影響する。この時点から大分状況は変わっているが、日本側が、もう韓国疲れして来たのは事実のような気がする。かなりマスコミとか政治に入り込んで来てるんで色々煽ってくるし、乗ってる人もいるが、疲れた。

    自民族優越主義と、大家族主義と、朱子学に基づく聖なる先祖と、歴史と事実から学べない演繹思考。

    別にいいが、一旦完全に突き放してお互い頭を冷やす時間と空間があっていいんじゃないかと、常々思う。
    とにかく、我が国の文化との相性が悪すぎると、この手の本を読むといつも思う。

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    2025年12月01日
  • 逆説の日本史1 古代黎明編/封印された「倭」の謎

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    ネタバレ

    古代歴史ミステリー。最近この時代の本を読むようになって、中学高校での授業がいかにつまらなかったかを実感している。
    井沢氏の論法は回りくどい印象はあるが、卑弥呼=天照大神説と、古代天皇家=朝鮮人説は納得できるし、面白かった。「わ」=話し合い至上主義も納得。
    もう少しロマンを感じられる書き方のほうが好きだなー。
    日本への愛国心を今更ながら育てられる1冊だった。

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    2025年08月31日
  • 紫式部はなぜ主人公を源氏にしたのか

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    藤原家の最大のライバルは、賜姓源氏だった。源高明らを失脚させた藤原氏は、源家たちの怨念が恐ろしくて、賜姓源氏の光源氏に栄華を極めさせることで鎮魂したのだ。伊勢物語も、古今和歌集も、平家物語、太平記などもみな鎮魂の書なのである。藤原氏は政争に敗れた紀氏の紀貫之に古今和歌集を編纂させたし、藤原氏のために失脚した紀家出身の惟嵩親王に連なる小野小町や在原業平、文屋康秀、僧正遍照も失脚したが、六歌仙にされているのである。惟嵩親王が最後に隠棲したのは、滋賀県の小野の里であり、ここは小野小町一族の土地だった。能も鎮魂のためのものであり、能で面をかぶっているのは、恨みを自分の身に受けないためである。
    日本伝統

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    2025年07月16日
  • 真・日本の歴史

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    日本の歴史を「比較」と「宗教」から読み解いた本。

    とても面白かったですが、なんとも、著者の歴史学者への文句、意見については辟易します。
    こうした、著作物の中で記載するなんて、よっぽど恨みがあるんでしょうね(笑)

    前半は「比較」から日本史を読み解きます。
    ・日本はレンガ作りでなく木造、木造建築へのこだわり
     →これはそうだと思ってた。
    ・日本の道路舗装率は低い。
    ・日本は馬車が使われなかった。
     →なるほどって思いました。家康の想いもあったのね。
    ・信長が作った兵農分離
     →なるほどです。
    ・戦争を簡単には辞められない。
     →これもそうだと思っていました。
    ・信長の宗教団体の武装解除
     →こ

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    2025年05月06日
  • 言霊の日本史

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    言われてみれば日本には言霊文化(?)がある。
    生活しているといろいろな場面で言霊に操られている。
    言霊が良きも悪しきも歴史を変えた。 
    平安時代の平安はこの字を使えば世の中平和になる!と 本気で思ってたとは驚き。
    言霊もいい日本独自の文化だが、現実を知り言挙げして日本を守っていかないといけない時代だと思う。

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    2025年03月23日
  • 紫式部はなぜ主人公を源氏にしたのか

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    ネタバレ

    「光る君へ」により、ほとんど高校の古文以来『紫式部』『源氏物語』『平安時代』を意識下に置いた、と言っていいレベルだったが、なぜそんなに興味が無かったのか疑問噴出なほど、かのドラマを大変面白く待ち遠しく観ていた。

    素性があまりわかっていない1000年も前の「ある一人の女性」による作品が、実は世界的にも突出した作品であり、永く読み継がれてきたこと、これをベースとして日本の文化のさまざまに影響があったこと、国民性や死生観、情緒といった内面にも通底するものがあることなど、功績たるや華々しいにも程があるにも関わらず、この本のタイトルにもあるように、ドンと真正面に鎮座しているあからさまな違和感すらスルー

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    2024年12月25日
  • コミック版 逆説の日本史 幕末維新編

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    多くの日本人は、ある日突然黒船が来航し、日本に強引に開国を迫ったと思っているでしょう。
    教科書も、そのような記述でした。
    しかし七年前に、ビッドルが浦賀に来航しており、浦賀奉行は使節を追い返していました。
    友好親善を望んでいたペリーが来航した時にも、幕府が頑なに拒否。
    結局、欧米列強から不平等条約を押しつけられることになってしまいました。
    日本の開国と近代化が遅れた理由を明らかにしてくれます。

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    2024年12月02日
  • コミック版 逆説の日本史 江戸大改革編

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    『逆説の日本史』のコミック化。
    戦国から江戸時代、教科書では分からないポイントを解説。
    江戸期を理解するためのキーワードは、朱子学。
    ここが分からないと、江戸時代の実像が見えてきません。
    田沼意次が、賄賂の帝王、悪として伝えられているのはなぜか。
    商業改革や貿易によって、財政を立て直そうとする田沼は、朱子学狂信者達によって失脚させられました。
    そして、蝦夷地開拓や対露外交の好機は、「名君」松平定信によって潰されました。
    今なお「田沼政治」と記されている、決して「改革」と呼ばれないのは、現代の歴史教科書にも朱子学的偏見が影響を与えているからです。
    家康が幕府体制を盤石にするために導入したはずの朱

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    2024年12月02日
  • 【カラー】コミック版 逆説の日本史 戦国三英傑編

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    コミック版「戦国三英傑編」は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康。
    日本を立て直し、天下統一を実現するまでの戦国史を読み解きます。
    ●[信長]戦国大名の中で唯一天下人を目指していた
    ●[秀吉]大悪人のイメージを変えた情報操作と人たらし
    ●[家康]関ヶ原の戦いは天下分け目ではない
    新たな逆説史観も掲載。
    「逆説コラム」も良いです。

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    2024年11月30日
  • コミック版 逆説の日本史 古代暗闘編

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    桓武天皇が平城京を捨てた理由。
    『源氏物語』と『平家物語』は、怨霊鎮魂の文学作品。
    なぜ源頼朝が平家政権を倒せたのか。
    平安から武士の誕生、鎌倉幕府の成立までを、ケガレ忌避、言霊、怨霊信仰から読み説きます。

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    2024年12月02日
  • コミック版 逆説の日本史 古代黎明篇

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    『逆説の日本史』のコミック版ですが、コミックならではの切り口、内容の展開がまた面白いです。
    古代中国の史書『魏志倭人伝』に記されている「卑弥呼」は、『古事記』や『日本書記』に登場しないのはなぜか?
    なぜ日本の王は女系から男系に変わったのか?
    「ケガレ」「怨霊」「和」「言霊」「天皇」の5つのキーワードから、古代史の真実を浮き彫りにしていきます。

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    2024年09月25日
  • 真・日本の歴史

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    井沢先生は、よっぽど歴史学者が嫌いなんですね。
    何度も何度もそのフレーズが出てきて気になります。天敵の○ざ先生との持統天皇めぐる論争を別途みましたが○先生の方にブがあるかなあ。井沢先生が言うように歴史は大きな視野で見るものであって、1つの見方で全てを説明するのは危険なような感じがします。井沢先生がそこにおちた気がしました。いろいろな見方があるということいいんじゃないでしょうか。しかし、発想力と推察する力はやはり素晴らしいです。読み物としては最高です。

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    2024年09月10日
  • なぜ日本人は、最悪の事態を想定できないのか 新・言霊論

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    ずいぶん前に読んだ言霊の本と言ってる事は同じ

    ただ朝日新聞に思いっきり喧嘩を売っている
    この後何か進展があったんだろうか???

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    2024年07月10日
  • 逆説の日本史1 古代黎明編/封印された「倭」の謎

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    やはり古代ともなると不確実な事柄が多いよなぁ。
    文献が全ての頼りだけどそれ自体が誤りだと議論そのものが意味不明になってしまうし。
    となるとやはり地名ってのは凄いよね。

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    2024年06月10日