【感想・ネタバレ】GEN 『源氏物語』秘録のレビュー

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Posted by ブクログ

日本史の先生に貰って読みました。
源氏物語多作者説から始まるミステリ。
歴史に詳しくないと面白くないかも。
ただし、歴史を知ってると、こんな風な考え方あったんかいなと楽しめる。
真実かどうかが問題じゃなく、単純に面白い。

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2014年03月31日

Posted by ブクログ

学校で一度は習い
誰でもタイトルだけは知っているであろう「源氏物語」
第二次世界大戦前の日本の大学生が
源氏物語に隠された謎を解き明かそうとするが…
という具合でしょうか。
実は源氏物語は
元・源氏物語があるのではないか?という話です
天皇家に伝わる三種の神器が出てきたり
殺人事件が起きたりと
最後まで展開が全く読めないこの小説。
なかなかこの時代背景に触れる機会がなかったので
個人としては 良く出来てるなと思いました。

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2011年06月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

源氏物語多作者説を軸に、南朝伝説をからめ、さらに太平洋戦争発端を絡めた物語。
学生時代の角川書店創業者を主人公に、柳田国男、折口信夫等が出てきて、タイトルから平安朝を中心に展開するかと思いきや、足利幕府、南北朝、さらにアメリカのスパイだのが出てきて、真珠湾攻撃に至るという予想外の展開だった。
ただ、「なんておう」の末裔が現当主と孫娘だけという時点で詰んでるやん!と思ったのと、「なんておう」家に伝わる「本物」三種の神器云々に、いやいや、そのうち二種は形代でっせと思いつつも、まぁ小説やしなと読んでいく途中で金田一耕介が不必要に登場したため、最終的な読後感想が、角川書店の創業⚪⚪年記念作品ですか?になってしまった。

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2019年10月27日

Posted by ブクログ

「源氏物語」つながりでひっかかったので読んでみたのですが、なんか思ってたのとちょっと違ったな。
結局、源氏物語多作者説ってのはどうなのよって扱いで、そこがむしろメインではなくなってしまうけど、南北朝時代の天皇正当性とかなかなか興味深かったです。
日本史おもしろいなぁ。
ちょっといろいろ中途半端な感じになってしまったのが残念だったけど、おもしろかったです。

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2014年04月16日

Posted by ブクログ

今、流行中の「源氏物語」です。

主人公は、角川 源義。脇をかためるのが、折口 信夫。
これは、おもしろくないわけがない。

でも、思ったほど荒唐無稽ではなくて、真面目な感じのお話に仕上がっています。

まあ、わたしは、確かに話に一貫性はないけれど、でも、源氏物語って、1人の人間が、勢いで色々書いてみた話ではないかと思っています。
キャラクターが、立ちすぎるぐらい立っているからなぁ……。多分、1人だと思うんですよ。

最後、角川文庫発刊の言葉でしめるのは、さすが。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

時は太平洋戦争直前。東京の國學院大學で国文学を学ぶ角川源義は、指導教授の名代として『源氏物語』の古い写本を見に吉野山中にある旧家を友人とともに訪ねる事になった。程なく旧家の女当主と同行した友人が心中死。源義はその死に疑問をもち、彼らの行動を調べはじめる。
それに伴い、南北朝の時代から朝廷がひた隠しにしていた天皇家の秘密が明らかになる。

源氏物語の矛盾点を指摘する学説について、そして吉野朝廷と京の北朝のこと。全く知らなかったので単純に勉強になったな、という感じ。
源氏物語を新たな視点でもう一回読みたくなった。

ただ、途中で一瞬だけ金田一耕助が出てきたのは全く意味が無く、変な感じ。別に金田一でなくただの通行人でもいいじゃん、という出方だったので。
あと、話の最後は主人公・角川源義が後日角川書店をつくるところで結ばれているが、単なるミステリーとして源氏物語とか旧家の謎を解明して終わりじゃ駄目だったのだろうか。半実話・半創作のこの話の中でその微妙に浮いてる後日談、どう捉えていいのか良くわからず・・・折角面白かったのになー。

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2009年10月04日

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