池上彰のレビュー一覧
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ネタバレ2011年35冊目。
237頁。
書店で購入。
≪本文引用≫
p.14
フランス革命と明治維新の違いは、変化の幅の単純な大小でなく、前者が二段ロケットだったのに対して、後者は一段しかなかったと、そこなのではないかと思うようになったのです。
p.30
池上 私の認識では、「革命」と「改革」の間には大きな線引きがあって、革命は、それまでの体制を完全にひっくり返して別の人間が取ってかわる。これに対して、改革というのは、体制を大胆に変えはするけど、別の人間が取ってかわるわけではない。
p.110
佐藤 気候であるとか、農作物の出来不出来であるとか、そういったものが、歴史 -
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小説家の佐藤賢一氏と、池上彰氏の対談。
佐藤賢一氏は、「小説フランス革命」を執筆中とのことだが、執筆を進めていく中で、革命時のフランスと現在の日本の類似点について考えるようになったという。そこで気づいたのが、本書のタイトルにも含まれる「1/2革命」であるとのこと。
フランス革命をフルサイズの革命としたとき、日本の革命、すなわち明治維新、八・一五革命などは、1/2なのだという。そして、民主党への政権交代を新たな1/2革命としてなぞらえ、フランス革命との類似点と相違点について対話が進み、引き込まれる。
歴史の普遍性を思わずにいられないが、だからこそ歴史に学ぶ必要があるのだろう。
佐藤氏の小説にも興 -
Posted by ブクログ
今年に入ってから、めっきり忙しくなり、それを言い訳に読書の冊数もめっきり落ち込んでしまいました。忙しいときにこそ、心もビタミンを取りたいですね。
タイトルの書は池田香代子さんの「世界がもし100人の村だったら」に日本版を池田さんの協力を得て、池上さんが作成されたもの。世界で見ると「貧困」がクローズアップされていましたが、いざ日本になると「高齢化」がまずはピンときますね。一方で「貧富の格差」はいつの間にかアメリカにも負けないくらいの問題になっています。それは「勝ち組・負け組」「非正規雇用」に象徴される現在の若者の就職困難状況がまずは来るのではないでしょうか。
また医者不足による医療危機につい -
Posted by ブクログ
中国は政治でもビジネスでもシビア。たとえ無茶でも自分の主張を通すためには手段を選ばない。尖閣諸島をめぐる一連の問題で再認識された、こんな現代中国はどこから産まれたのか、池上彰さんがわかりやすく手際よく、丁度よい分量で解説してくれる。
池上さんは中国現代史を1921年の共産党結党から語り始める。抗日戦と国共内戦を経て、毛沢東は農民の支持を得て政権を獲る。しかしその後は農民に犠牲を強いた、と池上さんは指摘する。今も残る都市住民と農民の戸籍の違いが、食糧生産のためには農民を土地に縛り付けようとする共産党の意思を物語る。そして大躍進と文化大革命。毛沢東の国造りは国民に多くの犠牲と混乱を呼び、この時代