池上彰のレビュー一覧
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中国は政治でもビジネスでもシビア。たとえ無茶でも自分の主張を通すためには手段を選ばない。尖閣諸島をめぐる一連の問題で再認識された、こんな現代中国はどこから産まれたのか、池上彰さんがわかりやすく手際よく、丁度よい分量で解説してくれる。
池上さんは中国現代史を1921年の共産党結党から語り始める。抗日戦と国共内戦を経て、毛沢東は農民の支持を得て政権を獲る。しかしその後は農民に犠牲を強いた、と池上さんは指摘する。今も残る都市住民と農民の戸籍の違いが、食糧生産のためには農民を土地に縛り付けようとする共産党の意思を物語る。そして大躍進と文化大革命。毛沢東の国造りは国民に多くの犠牲と混乱を呼び、この時代 -
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2010/11/27 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
2014/5/24〜6/3
中国vs.アメリカ、ロシアvs.アメリカ, EU、EU vs.アメリカ、サウジアラビア vs. あめりか、中国 vs.日本の五つの対立をいつもながらの池上節で解りやすく解説してくれる。
2008年初版であるが、最初の中国vs.アメリカの近未来予想が最近の東シナ海、南シナ海を巡る情勢を言い当てているのには驚いた。物事は多角的に見ないといけないことに気づかせてくれる良書。
ではあるが、この本で池上作品からは一旦距離をおこう。またしばらくしたらお世話になるだろうが。 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教はどう違う!
難民キャンプとはなに、戦争と貧困の原因は!?―民族の愛憎の歴史、コーランの教え、社会の約束事などがわかる。
[ 目次 ]
1 宗教とはなんだろう
2 ユダヤ教とキリスト教のことも知っておこう
3 イスラム教とはどんな宗教?
4 イスラム社会にもいろいろある
5 イスラム原理主義という言葉をよく聞くけど?
6 アフガニスタンはどうなっていたの?
7 中東問題はどうなっているの?
8 湾岸戦争とはどんな戦争だったの?
9 日本の神とイスラム教の神はどう違う?
10 仏教のことも知っておこう
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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Posted by ブクログ
かつて「週刊子どもニュース」で「お父さん」としてニュースの解説を行っていた池上彰による、「情報収集&発信」術。平易な文章や挿話を用いて解説をしているのは、さすが。とてもわかりやすい。
内容については、情報収集・整理・発信のTips集と言ったイメージ。とはいっても、全体を通して「健全な懐疑心を持って、自分の中にテーマを作る」という一貫したスタンスがあるため、軸がぶれていない。新聞などでニュースを読みたいけど、どうしていいかさっぱり分からなければ、まずは読んでみると道が開けるはず。もちろん「健全な懐疑心」から、この本が本当役に立つか検証する作業を行わないと意味が無いけれど。
嘆いても仕 -
Posted by ブクログ
【ポイント】
18/わかりやすい説明とは、相手に説明のための「地図」を渡すこと「リード」をつける
52/ニュース原稿は雄弁である必要はあるが、饒舌であってはならない。
56/キャスター時代に学んだこと
?「自分が最初の視聴者になって考える」観点もったこと。
?「何でも図解してみる」
59/対外的に発表する原稿を部下に書かせた時、
「最初の読者」として「外部の人間」になったつもりで
部下の報告書を読んでみる
74/「無知の知」を知る:「世間の人」にとって何がわからないのか、
それがわからなくなっている自分
例)「農業では泥鰌が大切」(学者と村人) -
Posted by ブクログ
どっかの雑誌に池上彰さんが連載していたのを少し加筆してまとめたらしい。
ここ2年くらいで起きた出来事が2ページから4ページくらいでまとまっていて
なんの予備知識がなくてもそれなりに詳しくなれると思います。
世界経済、中東の事が多いかな?
池上彰さんの本は初めて読んだのだけど、すごく面白いですね。
本当に、ニュースの神様です。
中東の情勢について今までニュースで流れているリアルタイムな話しか
知らなかったので、歴史や今起きている現状が分かってすごく興味がわきました。
これを読んだおかげでもっと新聞を面白く読めるようになりました。
読んでよかったです。
おすすめ。