池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
某国営放送の『お父さん』役として毎週わかりやすくニュースを解説してくれた人。
この本でも 判りやすく をモットーに『世界恐慌』が判ります。
二・二六事件の背景が世界恐慌にあることを知りました。
そうか、世界は80年前と同じ事をしているのかとある意味事実を突きつけられた。
けれど未来がある。
同じ鉄を踏まないように策がある。
そんな事もキチンと判るように説明してくれた 本。
ケインズ方式(公共事業を増やして需要を増やす)やマネタリスト方式(金融政策こそ大切)など教えてくれます。
インフレとデフレ、『怒りの葡萄』や『アニー』等の背景も1929年頃だとも。
うーん…金融は人の思惑がついて回るか -
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Posted by ブクログ
《要旨》
新聞(朝刊)は20万もの文字が印刷されており、新書2冊分に相当する。この情報をうまく活用するために、メディア・リテラシーが必要であり、情報を鵜呑みにしない「健全な懐疑心」がメディア・リテラシーのポイントである。
新聞の読み方としては、他紙と読み比べるのが良い。異なる視点・別の角度から考えることができる。夕刊をとる人が減ったが、海外のニュースや企画ものが充実しており、社会や世界の動きをフォローできる。新聞の構成は、見出し・リード・本文というように、大事なことから付随的な内容の順に書かれており、非常に読みやすくできている。また新聞だけでなく、他のメディアと組み合わせるのもよい。 -
Posted by ブクログ
ミクロ経済に続き、一国や世界全体として経済を捉えること、マクロ経済を学ぶことの重要性を理解する。
普段何気なく見ているニュース、経済成長、インフレ率、失業率、貿易による国際収支、為替変動、株など、それぞれがどのような仕組み、要因によって動かさせるのか、政府が何を考え、どのような財政政策、金融政策を行うのか、外交でどのように考えるのかなど、理解できるとより深く考えられる。自分はただなんとなく聞いて流れがわかっているふりをしているだけだと認識する。経済を理解しようとすれば、世界での諸問題の環境、資源、人口や、各産業についてもグローバルな視点で考えることができると思う。
他の書籍も読みながら経済学を -
Posted by ブクログ
僕はリーダーシップに興味があって色々な本を読んだりしています。そんな文脈で新・リーダー論というタイトルに惹かれてこの本を読んだ訳ですが、タイトルと内容の不一致が大きいなと思いました。
この本は、各国の政治のリーダーや情勢について、池上氏と佐藤氏がひたすらあれこれ話しているという対談本です。内容は本当に知識豊富な2人が、深い議論をしていて、色々と考えさせられるもので面白かったです。政治経済に関する背景知識がないと理解できないところも多く、普段あまりニュースも見ない、新聞も読まない僕にとっては難しいとも思える本でした。
この本の想定している読者層がどういった方なのか分かりませんが、イントロが無 -
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