あらすじ
歴史を動かす「個人」から現代世界を読み解く人気シリーズ第3弾。本書の主人公は、超大国の政治家やウォール街の大富豪以上に人々を動員する力をもつ宗教指導者たち。彼らの素顔と行動原理を知らずして、危機に晒された国際政治を展望することは不可能だろう。教皇フランシスコ、キリル総主教、ハメネイ師、アクンザダ師、フランクリン・グラハム、ダライ・ラマ一四世。人類の存亡は、カリスマたちの動向にかかっている。本書で取り上げる6人のカリスマの向こう側に、私たちはどのような未来を思い描くことができるだろうか? 核戦争すら誘発しかねない未曽有の危機に、池上彰が問う渾身の一冊!
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Posted by ブクログ
世界に影響力がある宗教指導者6人
教皇フランシスコ
世界平和に尽力した人との印象がある
亡くなって新しい教皇を選ぶ
コンクラーベがあったが映画も上映され仕組みが分かると
その選出方も興味深い
それにしてもトランプ大統領は聖書に
手を置かなかったとは
初めて知った
ロシア正教会のキリル総主教が
なぜプーチンよりの発言をするのかも
その生い立ちと情報機関の工作員説
凄いことだ
政府と正教会の関係が変化し
今があること
そして「ルースキー・ミール」の考え方とウクライナとの戦争
歴史が分からないと理解困難
ダライ・ラマ十四世も90歳
次の十五世は誰なのか
中国に侵攻されポタラ宮を出て
インドへ亡命
輪廻転生の考え方はどうなっていくのか
内容の濃い本だった
宗教は人間の幸せの為にあると思うけど 複雑な感情が渦巻いた
Posted by ブクログ
人物というより、宗教を軸に近現代史とまさに今世界で起きていることの背景を分かりやすく解説してあります。自分的には、特にイランのハメネイ氏、アフガニスタンのアクンザダ氏、そして、米国のグラハム氏のこと、そしてその歴史的背景を良く知らなかったので勉強になりました。こう見てくると、特に、イラン、アフガニスタン、チベットなど多くの国で、米、露、英、中などの大国に振り回されてきて、こう拗れて来たのが良く分かります。今日からニュース報道をより良く理解する上で役に立つと思います。池上彰さん、いつも感謝です。
Posted by ブクログ
非常に勉強になりました。
ローマ教皇やダライ・ラマに関してはニュースになる事が多いですが、そのほかの宗教リーダーについてはほとんど何も知りませんでしたし、それぞれの社会における背景や立ち位置、そして世界全体に対する影響力などが、ざっくりとは言え短時間で知る事が出来ました。
池上先生ありがとう。いつも通りわかりやすかったです!