あらすじ
歴史を動かす「個人」から現代世界を読み解く人気シリーズ第3弾。本書の主人公は、超大国の政治家やウォール街の大富豪以上に人々を動員する力をもつ宗教指導者たち。彼らの素顔と行動原理を知らずして、危機に晒された国際政治を展望することは不可能だろう。教皇フランシスコ、キリル総主教、ハメネイ師、アクンザダ師、フランクリン・グラハム、ダライ・ラマ一四世。人類の存亡は、カリスマたちの動向にかかっている。本書で取り上げる6人のカリスマの向こう側に、私たちはどのような未来を思い描くことができるだろうか? 核戦争すら誘発しかねない未曽有の危機に、池上彰が問う渾身の一冊!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
世界に圧倒的な影響を及ぼす宗教。なかでも国際的に発言力・影響力のある教皇フランシスコ、キリル教主教、ハメネイ師、アクンザダ師グラハム、そしてダライ・ラマ十四世を取り上げ、宗教の成り立ちや宗教家の生い立ちを解説していく。
池上彰さんの解説は本当に分かりやすく、文章は小気味良い。伝えることを長年しているからこそなせる技としか言えない。
背景が分かるとなぜ今世界でこのような事が起きているかの理解が進む。
世界情勢に対しての解像度が上がる。
まだまだ知らないことが多く(当たり前だ)、知らないことを知るのは楽しい。本当は様々な国に訪れ、体感したいがおいそれと行けないので、知識をもとにして思いを馳せる。
宗教を知ることは世界を知ることに繋がる。
これからも学び続けたい。
Posted by ブクログ
世界に影響力がある宗教指導者6人
教皇フランシスコ
世界平和に尽力した人との印象がある
亡くなって新しい教皇を選ぶ
コンクラーベがあったが映画も上映され仕組みが分かると
その選出方も興味深い
それにしてもトランプ大統領は聖書に
手を置かなかったとは
初めて知った
ロシア正教会のキリル総主教が
なぜプーチンよりの発言をするのかも
その生い立ちと情報機関の工作員説
凄いことだ
政府と正教会の関係が変化し
今があること
そして「ルースキー・ミール」の考え方とウクライナとの戦争
歴史が分からないと理解困難
ダライ・ラマ十四世も90歳
次の十五世は誰なのか
中国に侵攻されポタラ宮を出て
インドへ亡命
輪廻転生の考え方はどうなっていくのか
内容の濃い本だった
宗教は人間の幸せの為にあると思うけど 複雑な感情が渦巻いた
Posted by ブクログ
人物というより、宗教を軸に近現代史とまさに今世界で起きていることの背景を分かりやすく解説してあります。自分的には、特にイランのハメネイ氏、アフガニスタンのアクンザダ氏、そして、米国のグラハム氏のこと、そしてその歴史的背景を良く知らなかったので勉強になりました。こう見てくると、特に、イラン、アフガニスタン、チベットなど多くの国で、米、露、英、中などの大国に振り回されてきて、こう拗れて来たのが良く分かります。今日からニュース報道をより良く理解する上で役に立つと思います。池上彰さん、いつも感謝です。
Posted by ブクログ
世界で起きていることを理解するためには、宗教の教え、歴史、現在の最高権力者の考えを理解しなければならないという思いをより強くした。
日本人にはなかなか理解しにくいと思う。本来平和な世の中を作るための道徳的な意味合いが強くある宗教。なぜそれが原因で多くの戦争が起こり、たくさんの人たちが死ぬのか?そしてまた報復するのか?
国家権力者にとって宗教指導者は脅威になるのだろうけれど、それを弾圧して弱体化させるしか方法はないのか?共生することはできないのか?でも共生しすぎるとロシアのように危うさを感じる。
日本でもオウム真理教のような危険な集団ができたりした。こういう人たちは早めに摘み取ってしまうしかないのかもしれない。これと同じことが国家レベルで起きているだけなのかもしれない。自国(自分の政党かもしれない)の脅威になり得るから大きくなる前に攻撃して潰してしまえと。
宗教が仲間を増やすために国家の転覆を狙う場合もある。アフガニスタンのように地政学的な事情で大国に利用されてしまう場合もある。知らないことばかりだった。勉強になった。
民主主義国家になれば他国の脅威が薄まるのか?危険思想を持った独裁者が出ても任期が終われば次の選挙で民意が反映されてリセットされるので、ずっと続くわけではないという安心感はあるだろう。今のアメリカの王様も次の選挙では消える。はず。でもロシアだって北朝鮮だって形式的にはトップは投票で選ばれている。選挙がまともに行われなければ意味がない。
宗教の指導者はもっと不明確なのかもしれない。一見危険な感じは全くないチベット仏教なんて、転生したとされる人が選ばれる。哲学教育というか道徳教育がしっかりしているから十何代もまともな組織が続いているのだろうが、変な人が出てきたら止められないのではないかと思う。
ではどうすれば平和な世の中になるのだろう?みんなが平和を願って、危険で過激な人たちから権力を剥奪することが大事だと思うが、そういう人たちを説得するためには話し合いでは終わらないので、結局血が流れるのだろう。うまく均衡を保つことはできないものだろうか?
Posted by ブクログ
非常に勉強になりました。
ローマ教皇やダライ・ラマに関してはニュースになる事が多いですが、そのほかの宗教リーダーについてはほとんど何も知りませんでしたし、それぞれの社会における背景や立ち位置、そして世界全体に対する影響力などが、ざっくりとは言え短時間で知る事が出来ました。
池上先生ありがとう。いつも通りわかりやすかったです!
Posted by ブクログ
オーディブルで聴きました。現在の宗教全体のことがわかりやすく解説してありますので、オーディブルでちょうどいい。少しわかりずらいアフガニスタンの問題も宗教から見るとわかりやすい。トランプのことも宗教のことがわからないと良くわかりませんね。