酒寄進一のレビュー一覧

  • 17の鍵

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    展開がはやく、面白かった。ドイツの闇も深い。真相はまだ完全には明かされていないので、続けて次巻も読もうと思う。

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    2026年02月07日
  • 19号室

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    シリーズの2作目。
    前回よりも疾走感があってノンストップで読み切った感じです。事件の背景と人間関係はより複雑化してきたけれど、より理解しやすく繋がりも見えてきています。が、このシリーズはあと2作品あるとのことでまた新たな謎が浮上しているので、続きが気になりますね。

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    2026年02月07日
  • 午後

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    ネタバレ

    章ごとに長さがまちまちの短編集で、数ページの話もあれば、1ページにも満たない話もあり、テンポよく読み進められる。なかでも印象に残ったのは東京を舞台にした物語。働き過ぎや過労死、企業イメージを和らげるためのマスコットのぬいぐるみが日本のイメージなんだと感じた。
    また、サミュエル・ベケットの引用が心に響いた。失敗しても、また挑み、今度はもっと上手に失敗できたらいい。
    午後にコーヒーを飲みながら読みたい一冊。

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    2026年01月28日
  • 若きウェルテルの悩み

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    主人公ウェルテルが、友人ヴィルヘルムに宛てた書簡形式で構成された作品。ロッテという女性への熱烈な恋心が吐露されています。彼女には婚約者(アルベルト)がいます。にもかかわらず、ウェルテルにも心惹かれている。いわゆる三角関係です。ウェルテルには恋の悩みの他に、職業が定まらないという辛い現実があります。

    最初の方の手紙は、ロッテへの好き好きオーラ出まくりですが、後半は悩み深くとても重苦しい内容です。恋は盲目、恋の病という言葉が想起され、ウェルテルの心が、どんどん病んでいくのが読み取れました。

    読み進める中で、自分の経験が思い出されてきました。

    学生時代、恋愛がうまくいかず、入院するまでになって

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    2026年01月12日
  • コリーニ事件

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    ネタバレ

    読み終わった後苦い思いが残る。
    静かにその時を待ち続けるだけに費やしたコリーニの人生。ハンスは自分が殺される理由を知っていたのだろうか。死の間際ハンスが跪いていたのは脅されたからではないと思いたい。
    読みながら、私はライネンに、ヨハナに作者が重なった。最後の2人の会話は胸に迫った。

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    2026年01月09日
  • シッダールタ

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    いつか読もうと思っていたこの本。酒寄進一さんの訳で出版されたと知り、今だな!と手に取る。誰も愛せなくなってしまっていて、腐れている状況で、何かそれを打開するヒントを得られないか、祈るような思いで読んだ。

    難しくて読み通せるか心配だったが、読みやすく、面白く読めた。
    インド哲学の用語が出てきて、一応解説はついているのだがしっかりと理解できず、その辺をもっと勉強してから再度読まないと、きちんと理解はできていない。

    アートマン、ブラフマン、オーム、サマナ、サンサーラ(輪廻)、ニルヴァーナ(涅槃)など。

    オウム真理教のオームやサティアンなど、サンスクリット語のこのインド哲学の用語を使っていたのだ

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    2026年01月07日
  • 若きウェルテルの悩み

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    失恋してから随分時間が経ってしまって、このウェルテルに対してひいた目で見て読んでしまった。読書体験としてはとても良いんだけれど、共感はできない。でももう少し前の自分なら気持ちはわからんでもないと思います。

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    2026年01月03日
  • シッダールタ

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    苦行者に身をやつし、聖者からの教え、俗世間に染まるが、いずれにも満足できず苦悩するシッダールタ。渡し守の品性から川の声に目覚め、愛に覚醒する。ゴータマ・シッダールタを釈迦と認識していたが、ここでは、ゴータマ・ブッダが釈迦と設定。シッダールタは架空の人物だろうが、ブッダの教えを丸呑みしない。彷徨える人物としてさまざまな経験が悟りにつながっていく。2025.12.29

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    2025年12月29日
  • 午後

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    一筋縄ではいかない人間の愛と憎悪、ドイツの弁護士でありの小説家シーラッハが描く至極の短編集 #午後

    ■きっと読みたくなるレビュー
    悪に落ちていく人間を描いた短編集『犯罪』『罪悪』で有名なフェルディナント・フォン・シーラッハ。

    今回は作家であり弁護士の主人公が、パリ、東京、ウィーンなど世界中の訪れた先で様々な人と出会い、彼らから不思議な話を聞くという筋立て。

    また世界各国の文学や出来事についての言及もあり、そもそもこの本に書かれている内容は、フィクションなのかシーラッハ本人のエッセイなのか、よくわからなくなってくる。

    出会った人から聞くお話は比較的短めではあるのですが、どれも異様な世界観

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    2025年12月22日
  • 若きウェルテルの悩み

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    ドイツ古典文学難しいかなと思ったけど想像以上に読みやすすぎるし後半ニヤニヤしながら読んだ
    ウェルテルの人間味、苦悩表現が圧巻
    面白すぎる!!!!!! 間違いなく名作
    数年後にまた読み直して全く違う衝撃を受けたい
    なんかウェルテルがだんだん可愛く見えてくるこの感覚は何なんだろうかと思ってたけどあとがきで納得

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    2025年12月22日
  • 午後

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     シーラッハ2冊目、最新刊の短編集です。200ページ足らずの本書には26編が収められ、長くて20ページ程度、短いものは1ページ、それもわずか3行という掌篇もあります。そして各話にタイトルがなく、通し番号が付されています。

     読み始めは1話ごとの脈略やテーマがよく判らず少し困惑しましたが、デビュー作同様、弁護士・作家である著者の〈私〉が登場し、かつて仕事等で訪れた世界各地で誰かと出会い、打ち明け話を聞くというエピソードが淡々と語られます。

     過去にあった事実、その人生の断片は、どこまでが創作か境目があやふやで、幻想か現実かが曖昧な印象です。各掌篇の好みの振れ幅が大きいと思いました。トータルで

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    2025年12月22日
  • 咆哮

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    初めて読む著者、シリーズ翻訳されているのは面白いだろうと思い、お試しに借りる。巻末で大矢博子さんが書いてますが、シリーズ名となる2人の緩急が良かった。

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    2025年12月03日
  • 珈琲と煙草

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    シーラッハの自伝的エッセイ

    エッセイとはいえ、明るい雰囲気はなく、いつものように、淡々とした文章なのに、情景がリアルに思い浮かぶ

    なぜかものすごく、惹かれてしまう
    大好きな作家

    とにかく、哲学的で文学的で、理論的

    本当に好きだなー

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    2025年11月30日
  • 17の鍵

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    ベルリンで起きた猟奇殺人事件を追う警察官、彼の過去にもある秘密があり事件と関わりが…

    過去と現在を行ったり来たりする構成で、殺人事件の謎を追うとまた新たな謎が提示され
    おいこの段階で未解決の謎が幾つかあるのに、最後までに回収されるのかい?と思いきや…未解決のまま完結

    えー!と思いきやシリーズ物らしく続編があるんですって。そこで色々回収されるらしい。ほっと一息笑。

    英米系の人物の名前にはある程度馴染みがあるけど、ゲルマン系の名前って馴染み薄くて頭に入りにくく、しかも女性か男性かがファーストネームだけでは分からなかったりして読んでて苦戦したけど慣れてきました。
    続編も読んでみるかな。

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    2025年11月10日
  • 17の鍵

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    ネタバレ

    ベルリンの壁崩壊からその後の社会を背景としたミステリは初めて読み大変楽しめた。主人公の悔やむべき過去と苦めの現在が交互に語られ、東ドイツの旧体制を下敷きに重めの展開であるが、地道な捜査から真相を追い詰めるスタイルは好きで、正統ミステリとして読み応えがあった。警察内にも非常な確執があり、人間関係がかなり錯綜するなかでのドラマは面白い。行方不明の妹や犯罪の全体像・もう一人の犯人?など謎がそこそこ残され、次作「19号室」もすぐ読みたくなるが、その気持ちを抑え、4部作の残りの2冊が早く出版されるのを期待している。

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    2025年09月25日
  • バンビ 森に生きる

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    ネタバレ

    動物の生態を、五感を、こんなにリアルに描けるなんてすごい。
    自分も生き物としての五感をフル活用して、鹿になったような気分で読んだ。

    生きることは、常に危険と隣り合わせ。
    いつ、誰に食べられるかもわからない。
    そんなヒリヒリするスリルと、誰にも邪魔されずに広い草原で思い切り駆け回れる喜びが、同時に感じることができる。それが生きることだ。

    この物語の中で、人間は「アイツ」と呼ばれ、森の動物たちから恐れられている。
    ゴーボという幼馴染が人間に撃たれたその後のエピソードが印象的だった。
    偶然優しい人間に手当てをされて帰還してからは、全能感丸出しお気楽鹿になってしまう。
    だけどその油断が仇となり、結

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    2025年09月16日
  • 漆黒の森

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    “森”とミステリーはよく似合う
    森はその人の心を映す。
    癒しや出会いを演出し、時には不安や恐怖を煽る
    ミステリーの名人でもこうはいかない。

    主人公はモーリッツ・エルビンシュピールといういかにも“ドイツ”っていう名の刑事、そこにどちらかというとニューヨーカーのようなハンナ・ブロックというジャーナリストの相棒が、反目し合いながら事件を追う。

    まだぎこちない二人の関係がそのままストーリー展開の印象となってしまい、読む方もなんだかぎこちない。
    そこが、ちょっと残念。

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    2025年09月16日
  • 白雪姫には死んでもらう

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    韓ドラ視聴後、原作と知り読んでみました。
    映像として記憶されてしまいましたが、それでも読む進むうちに情景はドイツの小さな村になりました。
    他の作品も読んでみたいです。

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    2025年09月06日
  • デーミアン

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    正直言って難しく、どういうこと?と思いながら読み進めました。
    最後に解説を読んで、なるほどな〜、と少し腑に落ちたという感じです。
    ユング心理学についても、その頃の文学の流行についても知らないことばかりで、もう少し教養があれば理解できることも多かったのではないかと思いました。
    しかし、これにめげずにヘッセの他の作品も読んでみたいと思いました。

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    2025年08月30日
  • 刺青の殺人者

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    オーストリアの作家アンドレアス・グルーバーの長篇ミステリ作品『刺青の殺人者(原題:Racheherbst)』を読みました。
    アンドレアス・グルーバーの作品は、4年前に読んだ『月の夜は暗く』以来なので久し振りですね。

    -----story-------------
    全身の骨が折られ、血が抜かれた若い女性の遺体が、ライプツィヒの貯水池で見つかった。
    娘の遺体を確認した母ミカエラは、犯人を捜し出し、姉と共に家出したままの妹娘を探し出そうとする。
    事件を担当する上級警部ヴァルターは、暴走するミカエラに手を焼きつつ調べを進める。
    一方ウィーンの弁護士エヴァリーンは、女性殺害の嫌疑をかけられた医師の弁護

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    2025年08月23日