酒寄進一のレビュー一覧

  • 黒のクイーン

    Posted by ブクログ

    犯人や動機はある程度予想がついてそこに向かっていくスピード感、被害者が出ないように必死な切迫感があってサクサク読めて楽しめた、個人的には救われるべき人が救われ良かった

    0
    2026年02月19日
  • 深い疵

    Posted by ブクログ

    ページ数を感じさせない展開とテンポで面白かった。主人公警察官のペアがとてもいい感じ。ただ人名覚えるのが大変だった…

    0
    2026年02月18日
  • 罪悪

    Posted by ブクログ

    超短編も含んだ短編集でかなり短いのに読み応えを感じた。一話目の後味の悪さが強烈で印象的。他作品にも期待。

    0
    2026年02月18日
  • 犯罪

    Posted by ブクログ

    『犯罪』

    シーラッハはわたしのお気に入りの作家の一人。
    ドイツ文学は少し授業で齧ったりもしたけどこんなにも、のめり込む様な世界を与えてくれたのはフェルディナント・フォン・シーラッハだった。

    「犯罪」と書かれた題名からして、そしてミステリーという区分に、きっとどんでん返しのストーリーが待ち構えていると誰もが思うであろう。

    11章の短編で構成されたこの本はとても読みやすく、ドイツ文学初心者の方でもするりと入り込める。
    しかし、どんでん返しものではなく、現実の話のように「まあそうなるだろうな」と進む話が多い。至って単調な話の連続のように感じるが、彼の描くストーリーは調書や報告書など事務的なもの

    0
    2026年02月18日
  • 午後

    Posted by ブクログ

    シーラッハの作品は、なんというかストーリーに余白があって余韻が心地よい。
    決して居心地のよい話ではない事が多いのだが、読んだ後に、自分の心の中でいろいろなことが静かに共鳴する感じがする。

    本作は、言ってみれば短編集なのだろうが、短編とも呼べない、掌編ですらないくらいの数行で終わる作品もあって、尚且つ各編にタイトルがない。ないというか、単純に連番が振られている。訳者によれば、共感覚者であるシーラッハには、それなりの意味があって振ってある数字なのかもしれないが、それがまた読み手には自分でイメージを膨らませる余地になり、一層作品を味わい深くしている。

    作中にはいくつもの実在の小説や映画、歴史的事

    0
    2026年02月15日
  • 19号室

    Posted by ブクログ

    前作に引き続き、疾走感があって面白い。
    トムは警官としてどうなんだ、という気はするけども3作目もたのしみ。

    0
    2026年02月15日
  • 独裁者の学校

    Posted by ブクログ

    政治って何でもありじゃないか、民衆が気にしなきゃ(気にしても)何でも起こり得るじゃないか、という危機感を小学生レベルの子どもにも大人にも分かるように。あの時代を生き抜いてこそ。他の作品も読みたい。歴史から学びましょう。

    0
    2026年02月13日
  • 17の鍵

    Posted by ブクログ

    展開がはやく、面白かった。ドイツの闇も深い。真相はまだ完全には明かされていないので、続けて次巻も読もうと思う。

    0
    2026年02月07日
  • 19号室

    Posted by ブクログ

    シリーズの2作目。
    前回よりも疾走感があってノンストップで読み切った感じです。事件の背景と人間関係はより複雑化してきたけれど、より理解しやすく繋がりも見えてきています。が、このシリーズはあと2作品あるとのことでまた新たな謎が浮上しているので、続きが気になりますね。

    0
    2026年02月07日
  • 午後

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    章ごとに長さがまちまちの短編集で、数ページの話もあれば、1ページにも満たない話もあり、テンポよく読み進められる。なかでも印象に残ったのは東京を舞台にした物語。働き過ぎや過労死、企業イメージを和らげるためのマスコットのぬいぐるみが日本のイメージなんだと感じた。
    また、サミュエル・ベケットの引用が心に響いた。失敗しても、また挑み、今度はもっと上手に失敗できたらいい。
    午後にコーヒーを飲みながら読みたい一冊。

    0
    2026年01月28日
  • 若きウェルテルの悩み

    Posted by ブクログ

    主人公ウェルテルが、友人ヴィルヘルムに宛てた書簡形式で構成された作品。ロッテという女性への熱烈な恋心が吐露されています。彼女には婚約者(アルベルト)がいます。にもかかわらず、ウェルテルにも心惹かれている。いわゆる三角関係です。ウェルテルには恋の悩みの他に、職業が定まらないという辛い現実があります。

    最初の方の手紙は、ロッテへの好き好きオーラ出まくりですが、後半は悩み深くとても重苦しい内容です。恋は盲目、恋の病という言葉が想起され、ウェルテルの心が、どんどん病んでいくのが読み取れました。

    読み進める中で、自分の経験が思い出されてきました。

    学生時代、恋愛がうまくいかず、入院するまでになって

    0
    2026年01月12日
  • コリーニ事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み終わった後苦い思いが残る。
    静かにその時を待ち続けるだけに費やしたコリーニの人生。ハンスは自分が殺される理由を知っていたのだろうか。死の間際ハンスが跪いていたのは脅されたからではないと思いたい。
    読みながら、私はライネンに、ヨハナに作者が重なった。最後の2人の会話は胸に迫った。

    0
    2026年01月09日
  • シッダールタ

    Posted by ブクログ

    いつか読もうと思っていたこの本。酒寄進一さんの訳で出版されたと知り、今だな!と手に取る。誰も愛せなくなってしまっていて、腐れている状況で、何かそれを打開するヒントを得られないか、祈るような思いで読んだ。

    難しくて読み通せるか心配だったが、読みやすく、面白く読めた。
    インド哲学の用語が出てきて、一応解説はついているのだがしっかりと理解できず、その辺をもっと勉強してから再度読まないと、きちんと理解はできていない。

    アートマン、ブラフマン、オーム、サマナ、サンサーラ(輪廻)、ニルヴァーナ(涅槃)など。

    オウム真理教のオームやサティアンなど、サンスクリット語のこのインド哲学の用語を使っていたのだ

    0
    2026年01月07日
  • 若きウェルテルの悩み

    Posted by ブクログ

    失恋してから随分時間が経ってしまって、このウェルテルに対してひいた目で見て読んでしまった。読書体験としてはとても良いんだけれど、共感はできない。でももう少し前の自分なら気持ちはわからんでもないと思います。

    0
    2026年01月03日
  • シッダールタ

    Posted by ブクログ

    苦行者に身をやつし、聖者からの教え、俗世間に染まるが、いずれにも満足できず苦悩するシッダールタ。渡し守の品性から川の声に目覚め、愛に覚醒する。ゴータマ・シッダールタを釈迦と認識していたが、ここでは、ゴータマ・ブッダが釈迦と設定。シッダールタは架空の人物だろうが、ブッダの教えを丸呑みしない。彷徨える人物としてさまざまな経験が悟りにつながっていく。2025.12.29

    0
    2025年12月29日
  • 午後

    Posted by ブクログ

    一筋縄ではいかない人間の愛と憎悪、ドイツの弁護士でありの小説家シーラッハが描く至極の短編集 #午後

    ■きっと読みたくなるレビュー
    悪に落ちていく人間を描いた短編集『犯罪』『罪悪』で有名なフェルディナント・フォン・シーラッハ。

    今回は作家であり弁護士の主人公が、パリ、東京、ウィーンなど世界中の訪れた先で様々な人と出会い、彼らから不思議な話を聞くという筋立て。

    また世界各国の文学や出来事についての言及もあり、そもそもこの本に書かれている内容は、フィクションなのかシーラッハ本人のエッセイなのか、よくわからなくなってくる。

    出会った人から聞くお話は比較的短めではあるのですが、どれも異様な世界観

    0
    2025年12月22日
  • 若きウェルテルの悩み

    Posted by ブクログ

    ドイツ古典文学難しいかなと思ったけど想像以上に読みやすすぎるし後半ニヤニヤしながら読んだ
    ウェルテルの人間味、苦悩表現が圧巻
    面白すぎる!!!!!! 間違いなく名作
    数年後にまた読み直して全く違う衝撃を受けたい
    なんかウェルテルがだんだん可愛く見えてくるこの感覚は何なんだろうかと思ってたけどあとがきで納得

    0
    2025年12月22日
  • 午後

    Posted by ブクログ

     シーラッハ2冊目、最新刊の短編集です。200ページ足らずの本書には26編が収められ、長くて20ページ程度、短いものは1ページ、それもわずか3行という掌篇もあります。そして各話にタイトルがなく、通し番号が付されています。

     読み始めは1話ごとの脈略やテーマがよく判らず少し困惑しましたが、デビュー作同様、弁護士・作家である著者の〈私〉が登場し、かつて仕事等で訪れた世界各地で誰かと出会い、打ち明け話を聞くというエピソードが淡々と語られます。

     過去にあった事実、その人生の断片は、どこまでが創作か境目があやふやで、幻想か現実かが曖昧な印象です。各掌篇の好みの振れ幅が大きいと思いました。トータルで

    0
    2025年12月22日
  • 咆哮

    Posted by ブクログ

    初めて読む著者、シリーズ翻訳されているのは面白いだろうと思い、お試しに借りる。巻末で大矢博子さんが書いてますが、シリーズ名となる2人の緩急が良かった。

    0
    2025年12月03日
  • 珈琲と煙草

    Posted by ブクログ

    シーラッハの自伝的エッセイ

    エッセイとはいえ、明るい雰囲気はなく、いつものように、淡々とした文章なのに、情景がリアルに思い浮かぶ

    なぜかものすごく、惹かれてしまう
    大好きな作家

    とにかく、哲学的で文学的で、理論的

    本当に好きだなー

    0
    2025年11月30日