酒寄進一のレビュー一覧
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ネタバレオーストリアの作家アンドレアス・グルーバーの本邦デビュー作。一気読み必至の佳作。
なんでもない事故のために窮地に陥っていた叔父を助けるために、その案件に関わっていたエヴェリーンは、同じようになんでもない事故だと思われていた案件にも同じ少女の姿が映っている映像があることに気づく。
一方、精神病院に入院歴のある子供が自殺している案件で不審な注射の後を見つけ、殺人ではないかと疑いを持ったヴァルターは、その犯人の後を追うように捜査を始める。
一見、なんのつながりもない事故、あるいは自殺にまつわる、二人の視点で物語が展開する。いずれも心に傷を持ち、一方では真実のために脇目も振らない活躍をする。エヴェリー -
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カスパーハウザー?なんか聞いたことあるな。と思って読み始めた。
幼少期を地下室に閉じこめられて育ち、いきなり社会に放り出される少年。
善意からまたは仕方なくカスパーの面倒を引き受ける人たち。みんな自分の常識にカスパーを当てはめ、失望したり、嫌悪したりする。
全員が自己中心的で本当にカスパーを心配する人はいないようだった
本来の人間の能力とはどんなものだろう。カスパーは、暗闇で聖書を読んだり、遠くのものが見えたり超人的な力を持っていたが、それは一般的な生活をするうちに失われていく。
カスパーはバカがつくほど正直で素直だが、時に嘘をついたりもする。それはもちろん身を守るために。
副題にあるいは怠 -
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ウィーンの若き弁護士エヴェリンは地位も名誉もある男たちの事故について調べていた
彼らの事故には必ず同じ少女の姿が目撃されていた
一方、ライプツィヒの刑事ヴァルターは病院で自殺として処理された少女の不審死について調べていた
物語はこのオーストリアとドイツの2人の視点で進み、やがて繋がっていく
事件の恐るべき真の姿は何となく想像はつくが、ラストまで一気読みだった
また2人の主人公が魅力的に描かれており人間ドラマとしても楽しめる…
ちょっとした主人公のラブロマンスがあるのはこの作家さんの特徴なのかしら…(笑)
また作品のなかで、エヴェリンがズュルト島に渡る際、レンタカーごと列車に乗り込む場面があり、 -
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ようやく。
ようやくたどり着いた。
このシリーズの中で
「白雪姫には死んでもらう」の次に気になっていた今作のタイトル、
「森の中に埋めた」
何をっ⁈
ネレ・ノイハウスの小説のタイトルは
この作品あたりから気になるものが目白押し。
これまででおそらく一番分厚かったけど
一番サクサクと読めた。
今回はオリヴァーの子ども時代にスポットが当てられ、彼の苦悩や後悔の念などが痛いほど伝わってくる、これまでとはちょっと違った展開。
ふだんはオリヴァーに厳しいわたしですが
さすがにこのたびは応援しちゃった。
そしてさらにピアとのなんとも熱い関係(変な意味じゃなく)にもしびれた。
次作の二人がどうな -
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主人公シッダールタ(ブッダとは別人)は、ブッダを「目覚めた人」「完璧な人」と深く敬愛する。しかし、その教えを聞いても門下には入らず、自ら欲に身を委ね、人生を経験する道を選ぶ。
「どんな真理にもその正反対があり、それも真理だ。真理は一面的にしか言葉にできず、言葉で言い繕うことはできない。頭で考え、言葉にすることができるものはすべて一面的だ」
ブッダの教えを聞いても、自分はブッダのようには目覚められない。誰かの真理は、そのまま受け取るだけでは自分の真理にはならず、自分自身で生きて初めて知恵になる。
人の忠告を聞いておくべきだった、とか、もっと若い頃に読んでおけばよかったと思う本も少なくない。 -
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ヘッセといえば「車輪の下」、挫折した思い出。
でも「シッダールタ」は読めた。新訳のせいもあるだろうか。大人になった今なら「車輪の下」も読めるだろうか。
てっきりブッダの話かと思ったら、同時代の別のシッダールタが主人公。バラモン、遊行者、ブッダからの離脱、友との別れ、金と愉楽にまみれた堕落、川と川を師とする同胞との出会い、彼の死とかつて別れた友との再会。
東洋思想は、ヘッセの時代のヨーロピアンには新しい啓示のように感じられたのだろう。ヒッピーが出現する前の時代だ。一度西洋人を経たインドの哲学は、私たちにもまた新鮮な視点をもたらす。
小難しくなく、馴染みのある考え方で人が悟りに至る過程を眺め -
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仏教を小説で学ぼうと思って手に取った本で、まさか金持ちの苦悩、賭博に嵌る感覚を知るとは思いもよらなかった。ブッタは出てきたが、仏教の話だったのかといわれるとこれはまた難しい。
さて、ヘッセといえば国語の教科書の『少年の日の思い出』が強烈に残っている。ヤママユガ、エーミール、「そうか、君はそういうやつだったんだな」。今回何となく「仏教っぽい名前だったから」という安直な理由で手に取ったわけだが、これがなかなかに味わい深い。
教えを授かるという行為にありがたみはあっても、そこから発展があるかと言われれば、それ以上の自助努力を必要とする。言葉という形の無いものは口から言葉として発せられた時点で、自 -
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ピアさん、あーざっすm(_ _)m
いつもうちのオリヴァーがたいへんお世話になっております
お陰様で今回も無事事件を解決することができました
また今回はこれまで以上にご迷惑をおかけしたこと心よりお詫び申し上げます
という訳で、刑事オリヴァー&ピアシリーズ巻の五でありますが、もうせめて刑事ピア&オリヴァーシリーズにして頂けないだろうか
貴族の血を引き、二枚目でシュッとした上に、厳しくも温かく皆をまとめ、決断力もある頼りになるリーダーとして登場
家庭も順調で新たに娘も出来て幸せの絶頂
理想の上司ナンバーワンだったオリヴァーも今や見る影なし
奥さんに浮気され、それをきっかけに自