酒寄進一のレビュー一覧

  • デーミアン

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    自分の魂と繋がり生きることが大切、しかしそれにはさまざまな苦難が待ち受ける、それでもそうやって生きていくしかない。
    少年愛っぽいシーンもありますが。

    この訳はとても読みやすかった。

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    2022年05月01日
  • コリーニ事件

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    わずか190ページの長編(?)だが、重い。
     
    舞台はドイツ。
    新人弁護士の主人公が担当してしまったのは、家族同然の友人の祖父を殺害した男の弁護だった。

    ネタバレになるのでこれ以上は慎みますが、付いている帯を読むと予想できてしまう。
    が、分かっていてもおもしろい。
    いや、おもしろいなどという感想は不謹慎かな。
    腹にズシンとくる重みがあります。

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    2022年03月05日
  • 白雪姫には死んでもらう

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    このドイツ警察小説シリーズは面白い。事件そのものだけではなく警部補とそのチームの人間性がよく描かれている。特に警部補がプライベートで悩む姿を描くところも気に入った。この後まだ未読のシリーズがあるので順番に読んでいく。

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    2022年01月15日
  • 母の日に死んだ

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    死体がゴロゴロ出て、最後は映画向きな派手な展開。
    オリヴァーがまともになった。ちゃんと仕事している。
    エンゲル署長が良い人になった。
    ヘニングの小説はどうだったのか気になる。

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    2022年01月13日
  • 罪悪

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    感情を抑えた文体で、とつとつと語られるように感じるが事件の内容自体は非常に凄惨なものも多くあった。翻訳小説が苦手な私でも読みやすく感じました。

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    2021年12月29日
  • コリーニ事件

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    筆者のフェルディナント・フォン・シーラッハさんのファンで、自分が小説を書くならこういうのが書きたいと思ったのがシーラッハさんの「罪悪」でした。
    著者が勝手に盛り上がらずに、読者の気持ちを盛り上げてくれるのが読んでて落ち着く。

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    2021年12月26日
  • 乗客ナンバー23の消失

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    書店で見かけ、面白うそうと思い、やっと手に取る。

    久しぶりのミステリー。

    大西洋横断航路の豪華客船「海のスルタン」に「乗客23号」が現れる。

    過去に同じ船で妻と子供を失った囮捜査官、この船で生活している老人女性からの電話を受け、客船に乗り込む。

    密室の豪華客船で起こる不審な事件。
    帯に書いてある通り、ノンストップミステリー。

    残念なのは題名。現代通り「パッセンジャー23」でいいんじゃないかな。

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    2021年12月19日
  • 乗客ナンバー23の消失

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    豪華客船は、カジノ、シネマ、バー、カフェ、ありとあらゆる娯楽や施設が整った小さな町のようだ。
    ただしそこには警察だけがない。
    23ーそれは毎年客船で消える乗客の数。

    原題はPASSAGIER23(直訳:乗客23)で、やはりこちらのほうがしっくりくる。でもパっと見た時のインパクトは邦題のほうですね、でも中身読むとしっくりこなくなる。
    でまぁそんなことはどうでもいいのであって、面白かったです。
    きなくさいオープニング、囚われているらしい女性の独白と、とてもヴィジュアルに訴える刺激で、あっという間にすいこまれてしまいます。
    妻子を失いイカれてしまった潜入捜査官・マルティン・シュヴァルツが主人公。

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    2021年10月17日
  • 犯罪

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    小説とルポタージュの境目を漂い、不思議な読書感を味わう。

    作者は弁護士という職業から見た、様々な刑事事件を小説にしたという。
    (守秘義務から実際に担当した内容は用いていないとあとがきにあったけど)
    そこには大掛かりな組織犯罪や陰謀もなく、サイコキラーなどの強烈な犯罪もない。
    一歩逸れれば誰にでもありうるところから、「少し」異常な犯罪に至る状況を淡々と描くことで、かえってその人物の心情を読み手に想像させる、または、時には読み切れない状態で謎を残す。

    読者は、そのあやふやさもまた現実であろうことと、感じとることになる。

    日本の裁判判例は、ネットで内容を検索することができる。
    かつて、仕事上の

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    2021年09月30日
  • ベルリン1933 壁を背にして(下)

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    上巻もなかなかだったが下巻は背中が汗どじっとりするような恐怖に支配される。周りが変わっていくのを何もできないもどかしさ。それでもなんとかしようと立ち上がる人々の強さ。自分が同じ状況になったらどう行動するだろうか?問いかけずにはいられなくなる一冊。つぎの1945に進むのが怖い。けど読む。

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    2021年09月15日
  • ベルリン1933 壁を背にして(上)

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    1919では市民の生活の苦しさがメインとして描かれ革命の匂いが燻り始めた様子だったが今回の1933では15歳のハンスの目を通してドイツが混沌の時代に足を踏み入れたことが描かれる。わたしの乏しい世界史知識でもここからの悲劇は知っているので読み進めるのが怖い…。

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    2021年09月06日
  • ベルリン1919 赤い水兵(下)

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    まだ読んでいる途中。
    ヘレたちが待ち望んだ革命は中途半端に終わり、エーベルトという日和見主義者に奪われてしまう。
    革命のリーダーは、自分たちが何を求めているのかはっきりわかっていなかった。
    一旦芽生えた希望が潰えた時、それに抗って再び立ち上がることができるのだろうか。

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    2021年09月02日
  • 悪しき狼

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    とても不快な事件。キツい内容だった。悲しい事件なだけに、最後はもっと分かりやすい救いが欲しくなった。今回はホーフハイム内の伏線が回収されているのが魅力。

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    2021年08月25日
  • 深い疵

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    「森の中に埋めた」でハマってしまったネレ・ノイハウス。
    ミステリー要素以外に、テーマや、オリヴァーとピアの世界が面白い!訳も素晴らしいのだと思う。
    ホロコーストについては学校で習う知識しかなかったが、本作を読んで、もっと知りたいと思った。過ちの歴史に対して、恨とも哀悲とも違う感情を覚えた。上手く言えないのだけど、無知である事が恥ずかしくなった。

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    2021年08月23日
  • 黒のクイーン

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    名画の焼失事件が徐々に連続殺人事件とリンクしていく展開はよくできている。様々なキャラが絡み事件の謎が広がっていくプロット、プラハという東欧の陰影のある街の描写も魅力がありラストまで一気に読める。
    ただ、名画焼失の方が物足りないし、キャラやそこに付随するドラマも少し大仰な作り物っぽいところは残念。

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    2021年08月18日
  • 犯罪

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    評判通りのすごい短編集だ。
    犯罪にいたるまでの経緯を事細かに描写したもの、事後の顛末を描いたもの…どの話も興味深く、かといって興味本位だけで終わらず、何かしら考えさせられる。
    犯罪の内容も様々、中にはショッキングなものも出てくるが、最後の「エチオピアの男」のおかげで読後感はいい。

    残念ながら誤訳が多いようで、「シーラッハ『犯罪』の誤訳」というサイトで補填しながら読むのがよさそう。
    (文庫版ではほとんどが修正されていたが、一部まだ残っている)

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    2021年08月03日
  • テロ

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    ハイジャックされ、大量殺人を目的にサッカースタジアムに墜落しようしている飛行機をその手前で撃ち落とすことは許されるのか?何万人の命を守るために、何百人を奪うことに正当性はあるのか?法哲学では鉄板のテーマ、功利主義を考える題材に適している。カントのトロッコ問題よりも、現実的で昨今の時世に鑑みても、本当に起こりうる話なので、真剣に考える余地を与えてくれる。

    本書はドイツが舞台となっており、「人間の尊厳」を最大限に尊重するドイツ基本法も背景にあることから、繰り広げられる命の価値に関する論争には重みがある。理解を深めていくにつれ、いろんな結論を導けるのがこの本の醍醐味。

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    2021年07月24日
  • 犯罪

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    本屋大賞のみならず、各所で評価されているのを見て、これは是非!ということで。実際に自分が扱った案件を元にしたフィクション、ってのが売りみたいだけど、確かにそういう目線で見ると、事実は小説よりも奇なりを地でいくというか、なかなかにゾッとするものがある。背景になった事実の方を知りたい、みたいな気持ちにもさせられる。面白かった。

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    2021年06月15日
  • 刺青の殺人者

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    シリーズ第2作。
    ヴァルター警部とエヴァリーン弁護士がそれぞれの立場から殺人事件に関わることとなり、章ごとに視点が変わりながら話が進んでいく。

    前作同様、緻密な構成で、東欧そしてドイツと舞台を移動しながら話がテンポよく進み、全てが収斂していくラストまで全く飽きることなく読み進む。

    話しの完成度が高く、セバスチャン・フィッツェック、ヘニング・マンケルらと並ぶストーリーテリングの巧さを堪能できるので、他の作品も期待大。

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    2021年04月11日
  • 生者と死者に告ぐ

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    ネタバレ

    前作の、児童虐待と性暴力の話も胸が悪くなる話だったけれど、今回もまた勝るとも劣らない嫌な話。
    本来なら人類のためになる技術であるはずの臓器移植を、私利私欲のために行うという、何と愚劣な話。

    殺人を犯した犯人は、もちろん悪い。
    何しろ殺された人たちには何の落ち度もないのだから。
    では、犯人はなぜそれらの人を殺さねばならなかったのか。
    ここが、この作品の肝なのだけど。

    怪しい人が何人も出てくるのね。
    プロファイルされた犯人像に近い人が何人も。
    この人が怪しそうに書いているから、実はあの人が犯人なんじゃないか?と思わせておいての…?
    と、脳内で翻弄され、裏切られ、肩透かしを食わされ、ミスリードさ

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    2021年03月30日