支倉凍砂のレビュー一覧

  • 狼と香辛料III

    ネタバレ 購入済み

    尖るならとことん

    ファンタジー+マーケティングと言う異色作。今回は市場操作を試みる内容で、本当の意味での挑戦が見られます。格好いい商人の話です。この情熱は、日本の営業マンに必要な要素ですね。
    作者さんは個性的と思っていましたが、あとがきの「ホームページ」とは何でしょうか。急に世俗にまみれてしまって。。。最後まで正しきを貫いて欲しかったです。

    #アガる #タメになる #ドキドキハラハラ

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    2022年09月30日
  • 狼と香辛料XVII Epilogue

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    作者の趣味と愛が詰まった書き下ろしを収録した、短篇集。
    今までの総決算ということだが、話自体は前巻で完結しているので、蛇足ととれなくもない。だが、こういう話は嫌いではない。

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    2022年09月11日
  • 狼と香辛料XI Side Colors II

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    最後の話だけに、この評価を。

    金のためにすべてを犠牲にできる冷徹な商人。
    その誕生に隠された「甘っちょろい」日々を中々うまいこと書いている。

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    2022年09月09日
  • 狼と香辛料X

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    山がきたのかと思いきや、登ることなく終わってしまった感じ。

    もう少しテンポを変えつつ話を進めてもよかったのではないか。

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    2022年09月09日
  • 狼と香辛料VIII 対立の町<上>

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    否応なく巨大な陰謀に巻き込まれるのは王道的だが、それだけに間違いは少ない。

    ちょこちょこ要らん人物がしゃしゃり出てくるのが気に食わないが。

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    2022年09月09日
  • 狼と香辛料

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    豊穣の神、ホロと旅をすることになったロレンス。銀貨を使った金儲け話に始まり、商会同士の争いや果ては命のやり取りまで…「お仕事小説」とか言われてたので、なんとなくつまらなそうと思っていたが、これは興味ある。
    武器で戦うのではなく、口で戦う訳だ。

    ただ、眠いときに読んでいたからか銀貨事件の一連の流れにイマイチついていけてない。なんで黒幕アイツだったんだっけ?
    再読するのも面倒なので、誰か解説書いてないか探したがない。ま、いいや。

    ホロは賢狼と自ら言う割に結構幼い。自分がいなくたってあの村はやっていけると拗ねてみたり。
    ただ、魅力的なキャラクターではあるので、主人公のロレンスともども今後の活躍が

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    2022年07月29日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙VII

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    今回の話は、教会対印刷、という構図が明確だったので、分量は多いけれどもストーリーが枠組みがなんとなく読めてるところがあってとても読みやすい。そんな中で、コルらしさ、ミューリらしさといったところがよく出て読み応えがあった。例え岸に憧れるミューリの言動が、伏線になっているとか、コルの、昔の身1つで放り出さいたときのエピソードとか。
    まぁこういうのは昔からやってた、と言うよりかは昔に書いたものを引っ張り出して伏線にしている、のかもしれないけれども。

    また次が楽しみ。

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    2022年06月29日
  • WORLD END ECONOMiCA III

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    エレノアとともにアバロンの不正をあばいたハルは、「月面の英雄」として多くの人びとに知られることになります。一方、大学を卒業したクリスは、E・J・ロックバーグ銀行に就職し、めざましい活躍をしていました。そのロックバーグ銀行が、不動産ローンをまとめた証券を売り出し、大きな注目を浴びます。しかしハルは、「悲観の帝王」と呼ばれる投資家のドクター・ウォレスが疑いの目を向けていることを知り、不動産ブームに沸く市場に逆行する判断をくだします。

    その後、ハルにとって因縁の相手であるバートンから、ある取引がもちかけられます。バートンが、ハルのもとからゆくえをくらましていたハガナと協力関係にあることを知り、バー

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    2022年01月01日
  • WORLD END ECONOMiCA II

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    バートンによって煮え湯を飲まされ、ハガナも教会を出ていったあと、ハルは株式市場から離れて、勤労奨学生として役所で仕事をしながら大学に通っていました。そんな彼に、エレノア・シュバイツェルという女性が投資家としての彼の才能に注目し、クリス・クーンを通して彼を雇いたいという話をもちかけてきます。こうしてハルは、余年のブランクを経て、ふたたび金融の世界に立ち返ることになります。

    クリスとともに「シュバイツェル・インベストメント」の一員として仕事をはじめたハルは、あるときエレノアのほんとうのねらいが巨大企業アバロンの闇をあばくことにあると聞かされます。彼は、エレノアを支えようとしますが、やがて彼自身に

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    2022年01月01日
  • 狼と香辛料XVII Epilogue

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    この巻で、本編ストーリーはひとまずの締めくくりとなります。

    今回は短編集で、ロレンスとホロがニョッヒラで温泉宿を開くことになり、ホロはこれまで作品中に登場した女性キャラクターたちをお祝いの席に呼びます。他方、そんなホロの意図がわからないロレンスは、疑心暗鬼に駆られることになります。

    そのほか、ロレンスが長年にわたって砦を守る任務を遂行してきた老騎士と出会う話や、ロレンスとホロのケンカをコルの視点からえがいた話、そして旅の途中で立ち寄った村の人びとに、旅先のエピソードを語ることを求められる話などが収録されています。

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    2021年12月26日
  • 狼と香辛料XVI 太陽の金貨<下>

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    レスコの町でロレンスたちに接触を図ったのは、デバウ商会の会計認を務めるヒルデ・シュナウでした。彼は、デバウ商会が内部分裂の状態にあることを語り、自分たちを助けるためにロレンスたちの力を借りたいと申し出ます。ロレンスはこの以来を引き受け、ル・ロワたちが求めていた禁書をとどけるため、ホロを彼らのもとに行かせますが、そのあいだにもヒルデに敵対する勢力は攻勢を仕掛けてきて、ロレンスはミューリ傭兵団とともに町を脱出せざるをえなくなってしまいます。

    いわゆる「剣と魔法のファンタジー」ではないので、ホロが正体を現わす展開になるほかには、シリーズを通してキャラクターの大立ち回りが演じられることはなく、ロレン

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    2021年12月26日
  • 狼と香辛料XV 太陽の金貨<上>

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    ホロの仲間であるという「ミューリ」の名前をもつ傭兵団が存在すると知ったロレンスたちは、レスコの町を訪れます。そこでホロは、ミューリ傭兵団の団長であるルワード・ミューリに出会い、故郷とのつながりのひとつにたどり着くことになります。その後、ロレンスは店を開くために、この町についての情報を集めます。デバウ商会が傭兵たちを呼び集め、彼らをつかって大量の銀貨を運び入れていることに気づきます。

    そろそろ物語も締めくくりが見えてくるころですが、まだストーリーはゆっくりとした流れで、着地点が見通せません。本巻の最後で、謎の人物がロレンスたちに接触してくることがえがかれているので、次巻で物語がどのように動いて

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    2021年12月26日
  • 狼と香辛料XIII Side Colors III

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    今回は、短編三作と中編一作で構成されています。

    短編は、いつものようなロレンスとホロのやりとりがえがかれています。特筆するような内容はありませんが、二人のあいかわらずの関係性がほほえましくなります。

    中編「羊飼いと黒い騎士」は、ノーラの後日談を、牧羊犬エネクの視点からえがいた、一風変わった趣向の作品になっています。仕立て屋になることをめざしてクスコフの町にたどり着いたノーラでしたが、人びとが出ていって活気をうしなった町には、彼女の望む仕事はありません。それでもノーラは、その町で新しい一歩を踏み出すことを決意するのですが、ちょっと結末を急ぎすぎた感じもあります。

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    2021年12月26日
  • 狼と香辛料XII

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    港町ケルーベにもどったロレンスたちは、ハスキンズの知りあいで絵画商のハフナー・ユーグのもとを訪れ、北の地理にくわしいという女性銀細工師のフラン・ヴォネリを訪ねます。北の地図をえがいてほしいというロレンスたちの依頼に対してフランは、タウシッグという村まで同行して、天使と魔女にかんする伝説について村人の話を聞きたいともちかけます。

    ところがタウシッグの村では、教会と異教の勢力の移り変わりに人びとが翻弄されていました。フランの真意を知ったロレンスは、彼女との取り引きにおうじますが、その直後に領主がこの村の伝説をめぐって大きな決断をくだし、ロレンスたちは危地に追い込まれてしまいます。

    今回は、本シ

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    2021年12月26日
  • 狼と香辛料XI Side Colors II

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    今回は、短編2編と中編1編が収録されています。

    短編は、いつもながらのロレンスとホロの日常のやりとりがえがかれています。コルが同行する前の話なのだと思いますが、二人だけで旅をつづけていたころの作品の雰囲気が、なんだかなつかしく思い出されました。

    中編は、貴族から没落して商人として生きていかざるをえなくなった当初のエーブが主人公の話です。フルールと呼ばれていたころの彼女の視点から、血で血を洗う商売人の世界のえげつなさがえがかれており、かならずしも好きな話というわけではないのですが、強く印象にのこっています。

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    2021年12月25日
  • 狼と香辛料VIII 対立の町<上>

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    港町ケルーベで、エーブにあいまみえることになったロレンスたちは、「狼の足の骨」についての話を知っているというジーン商会の主テッド・レイノルズへの紹介状を入手します。さっそく訪れたレイノルズは、思いのほかすなおに話をしてくれますが、そうした彼の態度からは、エーブとの今後の関係についてなんらかの思惑が秘められているように感じられます。

    さらに、ローエン商会若き館長であるキーマンも、エーブと親交のあるロレンスに接触し、こうした人びとのさまざまな思惑のなかで、ロレンスたちはしだいに身動きのとれない状況へと追いつめられていきます。

    あいかわらず、一癖も二癖もある商人たちの駆け引きと、ホロとの心理的な

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    2021年12月24日
  • 狼と香辛料XXII Spring LogV

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    【感想】
    ・最初の話「狼とどんぐりのパン」は映画「サイレントランニング」を思い出させるせつない話だがホロとロレンスが少しの救いをもたらしてくれた。このせつなさはいつかホロも味わうことになる。
    ・ホロとロレンスの新たな旅は『狼と羊皮紙』でコルとミューリが巻き起こしている影響の尻拭いという様相を呈してきた。改変には混乱がつきものなので。

    【一行目】
     ロレンスが外出から戻り、宿の扉を開けると、部屋の真ん中に少女が立っていた。

    【内容】
    ・「呪いの山」と呼ばれている山を調べるクエスト。そこには人ならざるもの、栗鼠の化身ターニャが「師匠」たちの帰還を待ちながら一人で山を守っていた。
    ・大きな市が盛

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    2021年10月27日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙II

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    【感想】
    ・オータム登場まではかなりタイクツやったけど登場以来劇的に展開します。
    ・「狼と羊皮紙」になってからのコルってどうもタテマエ人間っぽくて信頼に値しない感じしてミューリに相応しいのかとか思ってたけど一皮剥けるでしょうか?

    【一行目】
     まだ夜の明けない闇の中、手を擦りながら井戸のある中庭に出た。

    【内容】
    ・ハイランドからの今回のクエストは海賊たちを仲間に引き入れても大丈夫かどうかの調査。当然ミューリもついてくる。
    ・北方島嶼地域の過酷さを知るコル。ミューリは船酔いに苦しみつつ冒険心をくすぐられている。
    ・修道士オータム、コルに衝撃を与え、己の信仰を問い直すことになる。たどりつく先

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    2021年10月24日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙

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    【感想】
    ・本来宗教は素朴なもののはずで、宗教家なんてものは不要かもしれへんと思うんやけど、結局のところ、いい商売になるから生まれた職業なんやとは思う。そういうプロ宗教家にコルが感じた歪みは当然なんやけど、コルはコルで真っ直ぐすぎるいびつさがあるかもね。それを調整するのがミューリの役目かと。

    【一行目】
     暖かい季節の雨は、少しだけ甘い。頬を伝う滴を舐めて、そう思った。

    【内容】
    ・宗教の道に進むため、ついにコルがニョッヒラを出ていく。と、ホロとロレンスの娘ミューリが隠れてついてきた。「私も旅に連れていって!」
    ・教会の歪みを正したいコルはウィンフィール王国の王族ハイランドに乞われ協力する

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    2021年09月23日
  • 狼と香辛料XXI Spring LogIV

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    【感想】
    ・いつの間にか続編出てたことに気づいていなかった。ニョッヒラ以降のんびり気分で読めるシリーズとなった。この巻では久々に荷馬車の旅。やっぱりこうでなくっちゃ?

    【一行目】
     鉈を振り下ろしたように、眠りから覚めた。

    【内容】
    ・娘のミューリを探す旅に出るというホロとロレンスから湯屋を任せると言われたセリムの悩みと、夫婦の「賢者の贈り物」。
    ・ほぼ十年ぶりに二人だけの荷馬車旅に出たホロとロレンス。以前と異なるのは商売の旅ではなく旅を楽しむための旅のようなものであること。久しぶりの旅で火はおこせず、道には迷うが。
    ・森を伐採して金に変えるべきか守るべきかで悩んでいる領主に知恵を貸してく

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    2021年09月21日