支倉凍砂のレビュー一覧

  • 少女は書架の海で眠る

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    なんと言うか本好きには胸に来る内容だなあ。

    「マグダラで眠れ」と同じ世界観の中で描かれるのは、本がまだ写本しかない時代、無類の本好きで書籍商人を目指す少年の物語。

    本が売り物ではない時代と言うのは現代にいる自分たちからするとなんだか想像つかないけれど、それだけに読んでて幾つも気づかされるところがあった。
    昔は全ての本が写本だったのだよなあ。
    その苦労と情熱の膨大さはいかばかりか。
    逆に、そんな本を役に立たないものと言われることの寂しさ。
    中でもクレアの言葉はただの一般論ではなく、どうしようも無い状況での実感のこもった言葉だけに、主人公ともどもこちらにも突き刺さってくる。
    ただ普段実用書など

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    2015年09月03日
  • マグダラで眠れV

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    ネタバレ

    評価:☆4.5

    眠らない本格ファンタジー、神に見放された町を舞台にした第5弾。

    カザンの町を脱出し、港町ニーベルクで各地の騎士団と合流して起死回生を図るが、その町の鐘は壊れており、神に見放されていて・・・そんなところに敵の襲撃がというところ。

    鐘作るのってそんなに難しいのね。知らなかった。
    奇跡を見せてしまったがために追い詰められるというのは緊張感あって良かった。
    まぁオチとしてはよくあるものだったんで意外性には欠けたけど、クースラとフェネシスのやり取りが見れただけで十分というものですよw

    しかしあれだね、あとがきにも書かれてるけどもう完全にクースラ()って感じになってるねwいや別にそ

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    2015年06月05日
  • WORLD END ECONOMiCA II

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    ネタバレ

    一巻から四年後の話。夢に破れたハルがもう一度立ち上がり、株式投資に入り込んでいく、のだが今回は投資の話はほとんどない。株式よりも企業詐欺などにフォーカスし、それはそれで面白いのだが、謳い文句とは少し異なる。
    一巻に続いて、二巻もバッドエンド。ここから三巻でどう巻き返して結末を迎えるかは気になるところ。二巻は次の布石という要素も強く、盛り上がりに欠ける所が多い。これが中弛みになるか、伏線布石になるかは気になる。

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    2015年05月30日
  • 狼と香辛料IX 対立の町<下>

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    久しぶりに、とても商人っぽいエピソードでよかった!と言っても頭を巡らせて儲けをかっさらう話ではなく、組織や権力の中でどう動くかっていう、生々しさがこのシリーズらしくて良かった。そもそもこのシリーズはずっと、大切なものをわざとらしく愛の前に割り切ってしまうのではなく、葛藤したり欲深くなったりしながらきているところが魅力だと思ってるので。
    続きもたのしみー!!

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    2015年05月21日
  • 『狼と香辛料』で面白いほどわかるお金のしくみ

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    通勤中にさっくりと読みたくて、デジタル書籍で購入。
    分かりやすく、もっと続編でもあれば読みたい内容だった。
    狼と香辛料もまた読みたくなった。

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    2015年05月02日
  • 狼と香辛料XV 太陽の金貨<上>

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    行商人ロレンスと狼少女ホロの旅物語
    上下巻の上巻だが、この巻だけでも話が閉じてて楽しめる

    ロレンスとホロのやり取りが、本当に甘い。
    わざとらしくなく、物足りなくなく、丁度良い甘さ。

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    2015年03月09日
  • 狼と香辛料XIII Side Colors III

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    短編集
    ロレンス視点二つ
    ホロ視点一つ
    エネク視点一つ

    一つ目話は、ほっとかれたホロが機嫌悪くなる話
    ロレンスは愚図
    二つ目は、なんてこと無い日常の話。ホロ甘い
    三つ目、ホロ視点、甘ったるい。本編の三割り増し
    四つ目、ノーラのその後のお話。前途多難、なかなか落ち着きそうにない。

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    2015年02月25日
  • 狼と香辛料XII

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    行商人ロレンスと狼少女ホロの旅物語
    今回は、天使にまつわる伝説を中心としたお話

    伝説の真相を確かめるためと言うことで、行商人同士のやり取りは少な目
    ロレンスとホロのたわけたやり取りも少な目
    ただ、フランが人を動かす様子は面白かった

    もう少し、商売人なロレンスの姿がみたいかも

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    2015年02月24日
  • 狼と香辛料XI Side Colors II

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    サイドストーリー三本立て
    一本目、本編にはない甘々な感じ。とても甘ったるいです…
    二本目、ロレンスらが未開の村の救世主となる話
    三本目、エーブが没落貴族から商人になる話、本編のエーブの言動がどのように形作られていったのかをかいま見れる
    本編では隙のないエーブの甘ちゃんな様子とそこから逞しい商人に変わっていく様子が楽しめる

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    2015年02月22日
  • 狼と香辛料X

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    行商人ロレンスと狼少女ホロの旅物語
    雪深い島国でのお話
    ハスキンズとのやり取りで、やりこめられるホロが新鮮だった
    ピンチのドキドキ感はそこまで無かったが、いち行商人には手に負えないスケール感の話だった
    ロレンスの主役感が少し薄い?

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    2015年02月22日
  • 狼と香辛料IX 対立の町<下>

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    行商人ロレンスと狼少女ホロの旅物語
    下巻と言うことで、前作の続き
    商館の主や元貴族の大商人を相手にロレンスが四苦八苦しながらもあきらめない姿はとても格好良かった

    ただ、最後の敵が君か…って感じで何となく物足りない

    ロレンスを巡るエーブとホロのあれこれが結構楽しめる

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    2015年02月16日
  • 狼と香辛料XVI 太陽の金貨<下>

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    最後の話。ラストはちょっとすっきりしなかたけど狼と香辛料らしい終わり方だなーと思いました。表紙のホロの笑顔が素敵です。エピローグに期待!

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    2015年01月22日
  • WORLD END ECONOMiCA I

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    経済関係を得意とする筆者だけあって、知識が存分に生かされかつ分かりやすく書かれていて面白い。もともとビジュアルノベルの原作として書かれたためか、ストーリーの内容に比してずいぶん分量が多いのが気になるが、最後も落ちをつけながらちゃんとまとめてあったので読後感は悪くない。

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    2015年01月12日
  • 狼と香辛料II

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    1巻より面白かった!ホロは素直にデレより、小悪魔っぷり発揮するところがいちばん可愛いと思う。あとロレンスの正直ぶりに憤慨するところ。ロレンスが商人だけあって、主人公らしい良い人っぷりだけじゃなく、あくどいことがんがんしてくのが面白いです。

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    2015年01月11日
  • 狼と香辛料(1)

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    無料キャンペーンにて

    経済の話が出てくる話だったとは意外でした、この先もこういう系統で進んでいくのでしょうか?まおゆうは難しかったのでそちらより理解しやすければ良いのですが。

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    2015年01月05日
  • 狼と香辛料XV 太陽の金貨<上>

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    ネタバレ

     15巻、旅の終わりもそろそろです。

     コルと別れ、ロレンスとホロ2人の旅に戻った。

     しかし、始まりのころ、ロレンスがホロに追いすがっていたころとは違い二人はお互いを必要とするようになっていた。

     過去の痕跡は、ある傭兵団の名前に残っていた。

     ミューリ傭兵団、かつてのホロの仲間の狼の名前を持つ騎士団に会うために、二人はレスコの町へ訪れた。

     傭兵が必要とされるのはただ一つ、その周辺で戦争が始まるという理由だ。

     それを覚悟していた二人だが、訪れた町は活気にあふれる町だった。戦争の気配すらない。

     そこで出会ったミューリ傭兵団団長から、ホロはかつての仲間の痕跡を受け取る。

     

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    2014年11月20日
  • 狼と香辛料XIV

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    ネタバレ

    狼と香辛料14巻目。

    物語も終盤、ヨイツまでの地図を手に入れたロレンス一行だったが、次の取引ではホロと別れなければならない。

    地図は手に入れた。ヨイツまでの道案内という契約は達成している。

    ここで別れることもできるが、それはしたくない。

    葛藤するロレンス、まずなぜ自分が葛藤しているのか。それはもちろん...


    あまり物語は進まなかった14巻だけど、ロレンスにとっては重要な分岐点だったのではないかという巻でした。

    そして長いこと一緒に旅を続けていたコルが離脱。

    旅は出会い別れるもの。それは人生も同じなのだ。

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    2014年11月11日
  • マグダラで眠れIV

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    ネタバレ

    新章、ガザンでの町民生活編のスタートかと思いきや案の定流浪の話へw
    中身のストーリーはすごく面白くて、本編でも言ってたすごく錬金術師らしい展開で、中盤以降はほんとにページをめくる手が止まらなかった。特に最後のシーンが、画面がホワイトアウトしてくイメージで結構好み。
    それと物語が展開してワクワクする時や、フェネちゃんとクースラのニヤニヤするようなやり取りが、時々見え隠れする物語の暗い部分と一緒に描かれてて、ワクワクしきれないしニヤニヤしきれない。でも嫌じゃない。
    あとはクースラが自分自身を知った事で、予想以上に丸くなったのが驚き。徐々に角が取れていくと思ってたので。
    これがのちの布石となるかどう

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    2014年10月08日
  • 狼と香辛料XI Side Colors II

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    二回目の短編集はロレンスとホロの旅の途中と、エーブ•ボランが没落貴族から商人になるまでの二本でお送りします。

    他の誰をも陥れてでも自分の利益を追及する女商人、エーブ•ボラン。
    没落寸前の貴族は娘のフルールを商人に嫁がせ、商人は貴族の名を金で買った。

    その婚約は、ボラン家の完全な没落を引き起こしただけだった。

    フルールは邸宅を引き払ったのち、昔商人だった使用人から商いを学ぶ。

    貴族の感覚が抜けず、損ばかりしていたフルールだったが、貴族の末席のミルトンの商売の話にフルールは乗った。

    彼を信用したフルールだったが、裏切りは違うところから始まった。


    フルールがエーブを名乗る

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    2014年07月31日
  • 狼と香辛料IX 対立の町<下>

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    ネタバレ

     いや~、小説って一気に読まないと内容忘れちゃうね。8巻読み終わって9巻読み始めて、少しずつ進めてたら思ったより時間かかって何がなんだか忘れてっちゃうんだよなぁ。

     さて、8巻の続きの9巻、キーマンとエーブの二人からの取引に板挟みになったロレンスは慌てふためいて港町ケルーベから逃げ出そうとする。

     頭に血が上ったロレンスをホロがなだめる。

    「ぬしよ、少しは落ち着いたらどうじゃ?」

     再び取引のテーブルに戻るロレンスだったが、事態はひっ迫する。

     キーマンとエーブのパワーバランスが崩れ、エーブがローエン商会に連れて行かれた。

     ロレンスはどう動く。


     上下巻なが~い。そして物語は

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    2014年07月02日