支倉凍砂のレビュー一覧

  • 狼と香辛料V
    いよいよ旅の終わりを匂わせる今作。手強い女商人を信じるかどうか、旅を終わりにするのかどうか、終盤あたりまでどうなるかハラハラした。ただしこの街での話は今作だけでは完結しておらず、次巻への繋ぎの話に見えた。次巻へ期待。
  • 狼と香辛料(16)

    長い間ご苦労様です

    やっとたどり着きました。楽しく拝見しました。ただ最後は少しはしょりすぎなような気がします。
  • 2030年の旅
    8人の作家が2030年の日本を舞台に“未来”を描いた短編集。AIやドローンなど今より少しだけ進んだ技術描写が面白い。個人的には支倉凍砂の『AI情表現』がコミカルな中に切なさとある種の爽快感があって好きだった。クライマックスでの自身の限界を認識しているようなAIの言葉の数々が刺さる…
  • 2030年の旅
    2030年を想定して書かれた近未来SF。ここまでは進まないんじゃないか、いやもっと進むんじゃないかという様々な考えがあって面白い。2030年には私は60歳ですが、どんな世界になっているんでしょう?
  • 狼と香辛料(15)
    無事スヴェルネルへ入城できると安堵していたら同業者のまさかの裏切り…の巻。

    見所は、まずお遣いに出ていたホロが帰って来たこと。前XIV巻中盤からこのXV巻の中盤まで、結構長いことヒロイン不在で、寂しかったので安心しました。ロレンスと別行動になったのは、そもそも初めてじゃなかったかな?紡いできた信頼...続きを読む
  • 2030年の旅
    未来の日本のお話を描いた恩田陸を含む8人の作家による短編集。私が気に入った作品。

    恩田陸「逍遥」。意識上で集まった3人がなくなった時計の謎に挑む。それは空間を越えて、情報を他人と認知できる能力。いつの世界も技術が発達しても、ひとがやることは変わらないのですね(笑)

    小路幸也「里帰りはUFOで」日...続きを読む
  • 狼と香辛料
    行商人ロレンスと賢狼ホロの二人旅を描いた作品です。中世ヨーロッパ的な世界観で繰り広げられる”経済”をテーマにした戦いが特徴で、これまでにない感覚のライトノベル。この作品を読めば商人ってすごいと思うはずです。ドラクエとかで最強の職業は商人なのかも(笑)

    老獪な話術と「わっち」口調なホロもヒロインとし...続きを読む
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙III
    前巻がなんとも苦しかっただけに、今巻に流れる前向きな雰囲気がとても嬉しい。
    うん、こういう話が読みたかったのだ。

    それにしても、当初からの宗教改革に加え、新大陸とさらには月を狩る熊とは。
    なんだか一気にスケールが大きくなってきたなあ。
    二人が新大陸にわたって月を狩る熊と対峙するなんて展開がもしかし...続きを読む
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙II
    ミューリのここがすごい!
    ・獣耳と尻尾がある
    ・変身できる
    ・「灰に銀粉を混ぜたような不思議な色合い」の毛
    ・しかも父譲り
    ・自分から告白する肉食系
    ・元気いっぱい
    ・悪知恵も働く
    ・涙を流すときは必ず計算ずく
    ・主人公の呼び方が「兄様」

    ミューリのここがダメ!
    ・好きになった相手がダメンズ

    2...続きを読む
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙III
    狼と香辛料.第二世代の冒険の3作目。徴税権と新大陸を巡るゴタゴタに巻き込まれる話。現在も手形がぐるぐる回る話はあるが、国が徴税権を売り払う話は昔からあったんだなあ。
  • 狼と香辛料XVI 太陽の金貨<下>
    最後の試練は、狼としてのホロの力ではなく、為替証書や聖書の知識など二人の旅の中で手に入れたものの活用で切り抜けたところが良かったですね。

    後書きが興味深かったです、作者はもともと経済に詳しかったり関心があるのかと思っていましたが、ラノベを書くために知識を得たとのこと…、努力で勝ち取った売れっ子の地...続きを読む
  • 狼と香辛料(15)

    終わっちゃうの嫌だな

    作画の方も気合が見られます。終わっちゃう勿体無い。
    でも、綺麗に物語が終わって欲しいのも確か
    ホロさんのセクシーな見せ場があって えつ!この流れで裸に??まさかいきなり?
    と思ったら事後のシーンではありませんでしたwんーー、もう早く結ばれてくれ。
  • 狼と香辛料XIX Spring LogII
    10周年を機に新しく始まった狼と香辛料の後日談物語の2巻目。
    4つの短編が入っている。
    そのうち一つはコルとミューリのニョッヒラ時代のお話だけど、後はたっぷりホロとロレンスのお話が読める。
    うん、幸せ。

    行商時代のお話もいいけれど、やっぱり今のホロとロレンスのお話がいいなあ。
    ホロがかわいすぎる!...続きを読む
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙II
    ホロの娘ミューリとコルの旅2巻目。

    狼と香辛料の世界の続きを今回もまた楽しく読んだ。
    ……のだけど、お話としてはかなりシリアス成分多めで途中苦しかった。
    その大きな要因は、確かに貧しい島で奴隷売買せざるをえないというどうしようもない現実の厳しさはあるのだけど、それ以上に、ちょっとコルがボンクラすぎ...続きを読む
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙II
    後半の盛り上がりと緊張感が伝わってくる内容で、読み応えのある作品だった。 修道士が主人公ということで、中世の宗教観もしっかりと調べて書かれていて、異世界ファンタジーと言いつつも、中世ヨーロッパの雰囲気がよく描かれていると思う。 次回作にも期待したい。
  • 狼と香辛料(14)
    ラノベのコミカライズ作品って(語れるほどたくさん読んでいるわけではありませんが)なんとなく影が薄い印象があります。でも、この作品は、原作終了後も5年以上孤軍奮闘を続け、頑張っているところに原作の新シリーズという援軍が駆け付けるという、今そんな熱い展開が繰り広げられています。(このまま「狼と羊皮紙」も...続きを読む
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙II
    狼と香辛料の知恵と多少のイカサマで乗り切るスタイル健在。父親世代は落ち着いたので、もう続刊はないのかなあ。
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙
    既存の教会の体制の改革をメインストーリーにしているため結構重いし、権力者との対決等は前作の香辛料より登場人物が若い為ハラハラする機会が増えそう。潰されないか心配になる。
  • 狼と香辛料
    経済学を正面から取り上げた、異色のライトノベル。

    …という触れ込みらしいのですが、そこはあまり気にするポイントじゃない気がしてきました。あくまでも甘酸っぱな恋愛物語。ほのかに香る毛皮や欲望渦巻くトレニー銀貨も面白いけれど、やっぱり2人の生き生きとした描写があってこそ、のヒット作ですね。

    それにし...続きを読む
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙
     前作『狼と香辛料』から十数年後の世界を舞台にした、ホロの娘ミューリと聖職者の卵コルの物語。舞台設定としては、教会の税金に対する不満が沸々としていたり、聖書の俗語訳について語られていたりするあたり、教皇の力が強いままに突入した宗教改革期といったところだろうか。

     前作とは大きく異なる点としては、や...続きを読む