支倉凍砂のレビュー一覧

  • ビリオネアガール(1)

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    主人公は大学生の男性。ふとした事から、16歳で既に自立している女の子と出会います。その子は凄腕のデイトレーダー。かなりの金額を稼いでいるという物語。なんというか、お金が沢山あっても幸せになれるとは言い切れないなと感じる作品です。

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    2013年07月31日
  • 狼と香辛料X

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    ネタバレ

    海を渡った先の雪の王国ウィンフィールでの物語。
    ケルーベ編に比べれば手に汗握るような場面もなく、終止穏やかな展開。
    「故郷」というものにひとつの答えを提示している。それは、「新しく故郷をつくる」ということ。
    「故郷」がなくなったとしても、新しく「故郷」を作ればいい。
    この物語のひとつ終わり方。その伏線なのかとも思ったりした。

    今回の登場人物では、羊飼いハスキンズがお気に入り。
    仲間を救うために奮闘していたこと、「肉を食べた」ということ。必死さを感じた。

    しかし、、、最近、ロレンスは商売を忘れていないかな?笑
    組合に入っているから金銭面の融通は利くのかな?

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    2013年07月06日
  • 狼と香辛料XVII Epilogue

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    狼と香辛料ラストエピソード
    幕間のかしまし娘がいいね~
    できれば、終幕をホントの最後のストーリーにしていただきたかった・・・。
    終わった後の短編はテンション下がる・・・。

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    2013年05月26日
  • 狼と香辛料IX 対立の町<下>

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    対立の町の後半。
    ロレンスはどちらにつき、何を得て、何を失うのか?ということを考えながら読み進めていた。
    結果として丸く収まったようで何より。
    今回は、ホロよりもエーブがヒロインだったかな?
    終幕は明確に書かずに、雰囲気を醸し出している描写が憎い表現の仕方だなぁ。
    でも、それだけでもエーブのファンにはなりそうだ。

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    2013年05月26日
  • マグダラで眠れIII

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    マグダラどんな本? と聞かれたら「ツンデレ主人公のベタ甘ラブコメ」としか答えようがないですはい←
    何故か今までの二冊と比べると格段に軽くなったというか読みやすくなったと言うか……。良い悪いはともかくとして色々と変化のある3巻でした

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    2013年05月10日
  • 狼と香辛料XIII Side Colors III

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    前回からあまり間を空けずのサイドストーリー
    ホロとロレンスの短編3篇と羊飼いのノーラのその後を描く中編。
    ノーラのその後は作者も書きたがっていた内容なので面白かった。

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    2013年05月03日
  • 狼と香辛料XII

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    ウィンフィールの騒動も終結し、ハスキンズからの情報を得て、ケル―ベの街を再訪する。そこでハスキンズの仲間だという絵画商ユーグに北の地の地図が書けるという銀細工師のフランを紹介してもらう。
    地図を書いてくれるように頼むロレンスだがフランは金貨50枚かある村の天使が舞い降りたという伝説の真偽を証明できたらという条件をだしてくる。
    伝説の村タウシッグを訪れることになったロレンス一行はここでもまた騒動に巻き込まれることになる…。

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    2013年05月02日
  • マグダラで眠れIII

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    ウェランドを助ける話と黄金の羊を追う流浪民の話。
    一応話は繋がってはいたものの、トピックが二つある感じ。狼と香辛料だったら、二巻に分かれててもおかしくない。
    ウェランドを引きとめようとしてた貴族のお嬢様の描写とかもあっても良かったんじゃないかと思う。

    ストーリーは少しあっさりしすぎてた感じ。オチも後半はまだ良かったけど、前半のは少しイマイチ。錬金的な話では前の二巻より落ちるかも。

    フェネシスの成長という点では、中々良かった。フェネシスに騙されたクースラが怒るべきか褒めるべきか悩んでるシーンなんかニヤニヤしてしまった。次回は結構大きめの問題がおきそうなので期待です

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    2013年04月28日
  • 狼と香辛料XI Side Colors II

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    ロレンスとホロの旅の短編2編とエーブが商人になった時を描いた中編。
    初々しいエーブが可愛い。お目付役のオーラーとベルトラがいいキャラでエーブを見守っている。物語後半の事件がなければ今日のエーブはいなかったかもしれない。

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    2013年04月24日
  • 狼と香辛料X

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    狼の骨を追い求めてウィンフィール王国へ
    修道院に秘蔵されている狼の骨を手に入れるため、月と縦の紋章のルウィック同盟と協力することになる
    一対一の行商から多対多の商売となって商売の規模がでかすぎてよく分からなくなってきた…。

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    2013年04月16日
  • 狼と香辛料IX 対立の町<下>

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    ネタバレ

    神獣イッカクをめぐる商戦に巻き込まれたロレンス。1対1の商売には長けていても多対多の商売には不慣れなロレンスはどう立ち回るのか・・・。
    ホロの狼の力で解決する展開にならなくてよかった。

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    2013年03月10日
  • 狼と香辛料VIII 対立の町<上>

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    ネタバレ

    本編に戻り、相変わらずの知的な表現に酔いしれる。
    会話のやりとりの直接的ならぬ間接的な比喩な表現などは他の小説では味わえないかもしれない。

    コルを含めての3人旅となり、どうなることかと思ったけど、予想以上にコルには好印象を得た。
    命のやり取りをしたエーブとの再開も、旧知の仲のような振る舞い。商人は利益が見込めれば決闘した相手とも握手をする。
    一巻完結と思いきや、後半は次の巻へ持ち越し。
    最後の場面でのローエン商業組合とエーブからの誘い、ロレンスはどちらと組むのか。どういった利益、損得を天秤にかけるのかが楽しみ。

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    2013年03月03日
  • 狼と香辛料XI Side Colors II

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    再読。短編2つに中編1つの構成。
    短編の方は、どちらも申し訳程度にストーリーこそあるものの、基本的にはホロとロレンスの甘すぎる掛け合いが主。
    これを読んでいると、緩衝材的な役割としてコルを旅の仲間に入れたのは正解だったと実感する。たまに読む程度には良いが、何度も読むにはちょっと重い。

    中編はエーブの過去話。まだ商人として駆け出しのエーブの言動が初々しくて可愛らしい。
    後書きでも勧められている通り、エーブの登場する既刊を読み直したくなった。

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    2013年02月09日
  • 狼と香辛料(8)

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    ひさしぶりに続刊を読みましたが、絵がとてもきれいですね
    新しい町に新しい連れコル、ロレンスとホロの旅はまだまだ続きます

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    2012年11月30日
  • マグダラで眠れ

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    狼と香辛料の作者、支倉凍砂さんの新シリーズ。
    香辛料にはずいぶんと楽しませてもらったので購入。

    1巻(の前半)は世界観の説明に重きを置いたプロローグ巻、という感じでした。
    退屈に思う人もいるかもしれませんが、個人的には続きが気になりました。

    キャラの心理描写が丁寧だから感情移入できる。
    相変わらずの台詞の応酬が小気味良い。
    これからクースラとフェネシスが仲良くなっていくのかと思うと楽しみでしょうがないw

    小難しいところもあって一回読んだだけではいまいち分からないところもあったりするけど、教会やら異端やらの話は香辛料の世界と被っているので割とすんなり入ってきたかな。

    とり

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    2012年11月18日
  • マグダラで眠れII

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    1巻では単純な救出劇(?)に終始していた感もあったけど、今回は主人公とヒロインの内面についてかなり掘り下げられている感じ。個人的にとても面白かった。内容としてストーリーのエンタメ性よりも人物の心情にフォーカスをあてていたのでそういうのを求めていた人には物足りないかも。しかしボーイミーツガールとしてはすごく新鮮な関係性だと思うので、そういう面白さもある。ただ全体としては精錬などの描写が濃すぎたり話の筋が読みにくい部分もあったので、評価5と迷ったけれど4に。とりあえず大好きです。
    世界観に浸ってのんびり話を追っていくのが好きという方にオススメ

    あとフェネシス何あの可愛い生き物w

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    2012年11月16日
  • 狼と香辛料XVI 太陽の金貨<下>

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    上巻から引き続いて読まなければならないような気持ちにさせられました。今までの駆け引きを大量に読んでいるとただのバカップルが…というようなところが多くて思わず笑ってしまうけれど、ロレンスがホロと生きていくことによって出て来た責任という言葉、そしてホロが長年生きているという真の意味に気がつかされたのは、この巻が初めてだったかもしれない。ロレンスにとっての人生がホロにとっての一時でしかないこと、そしてそれに対しての責任の持ち方など、駆け引きを抜きにしたところで明るみになる問題にどう決着をつけるのか。主人公ロレンス物語の終着点は、ロレンスらしい場所でピリオドを打っていると思う。

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    2012年11月04日
  • 狼と香辛料XV 太陽の金貨<上>

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    ラノベというには軽すぎる、重質な商人の物語最終巻。始まりから思うに相変わらず商人特有の建前関係のままかと思えば、徐々に垣根がなきなっていく様が描かれていた。ロレンスがひたすらに憧れていた店を持てるかもしれない、という場面は感慨深い気持ちにすらなる。下巻への持って行き方はまだまだ物語が続くかのようで、少しどきりとしたけれど、これこそが商人ロレンスなのだろうと思いながら、続きを手に取りました。

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    2012年11月04日
  • マグダラで眠れII

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    中世の錬金術師をイメージしたライトノベル第二巻。

    やっぱり、狼と香辛料に比べると、どこか物足りなさを感じる。
    が、コンセプトにずれがなく、面白い。


    以降、雑感。

    時に、他人を蹴落とし、脅し、嵌めてでも、
    自分の目的(マグダラ)を追い求める姿というのは、
    憧れ半分、呆れ半分。

    けれども、成功している人や魅力的な背中を持っている人の多くは、
    子供じみたマグダラを目指していた・・・。

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    2012年10月29日
  • マグダラで眠れII

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    簡単にまとめると、現在の街が異教徒討伐の最前線であるがゆえに特権的な立場であったのに、その前線が別の街に移るためになんとかして主人公たちが騎士団に取り入る策を探る話である。

    前巻では「錬金術が思ったよりも地味だな」と感じたが、今巻ではそもそも錬金術があまり登場しなかった。
    それよりも街の人間とのやり取りがメインだったように感じる。
    ともあれ次巻では舞台を移し、新たな仲間を迎え入れてのスタートになることだろう。
    そして今後どのように物語が展開し、どのようにして主人公が「マグダラ」に至るのかが期待だ。

    あと前巻でも思ったけど、主人公イケメンすぎるだろ…。

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    2012年10月28日