支倉凍砂のレビュー一覧
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短編のサイドストーリー集第3弾。今回は「桃の蜂蜜漬け」買う金欲しさに智恵を働かせるお話に、「為替バランス」でロレンスが大もうけを企む話、そしてあの羊飼いノーラと「エネク」のアフターストーリーの計3編。前2編に登場するロレンスとホロの掛け合いが最高におもしろいのは相変わらずです。第1話めではある意味いつものようにロレンスがホロの気持ちを読み違えてちょっと起こらせてしまうのですが基本ラブラブ。第2話はシリーズ初じゃないでしょうか。ロレンス冴え渡りまくりでした。どちらもよかったのですが、やはりメインは3話め。単なる牧羊犬ではないと思っていたエネクですが、彼視点でのストーリー展開は、ノーラのおひとよし
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あとがきで作者の支倉氏自身も書かれてましたが、いいサブタイトルですね、「太陽の金貨」。読み終わった後、あらためてそう感じました。
いろいろ1巻からの成長を思い起こすことになった巻となりましたが、ふと表紙絵を見ると、イラストでホロの顔がちょっと変わっちゃいましたね。いつからあんな鼻になってましたっけ。鼻フェチとしては小説作品の出来がすばらしかっただけにマイナス要素として気になってしまいました。いきなり脱線。
まああらすじは他の方がたくさんレビューされているだろうから省略するとして、ラストに向けてロレンスが成長してきたことを実感させてくれる様々トピックスや語りがあり、これまでもロレンスの成長 -
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ウィンフィール王国を出たロレンスたちは、北の地図が描けるという銀細工師フランに会うため、港町ケルーベを再訪する。
地図を書いてもらう条件として出されたのは、
伝説の地を一緒に訪問すること。
ロレンスは非常に頑固なフランに地図を書いてもらうことができるのか?
今回は商売のお話はほとんどない。でもこの本だからこそ書ける内容で、こういう見せ方もあるのかといった感想。
特に、ロレンスの商人としての行動の選択と、フランの愛からの行動の対比が読んでいておもしろかった!!
やっぱり対比できるものが話の中に一緒に描かれていると、単発よりも数倍おもしろい。
最後の挿絵はちょっと残念だったかな。いまいち迫力 -
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今回は狼と香辛料の短編集。
①狼と黄金色の約束
ある村に立ち寄ったお話。土地の測量について、ロレンス達がとった
秘策とは。
②狼と若草色の寄り道
陽のあたる草原に寄り道をしようと提案したロレンス。ところが・・・。
③黒狼の揺り籠
エーブが女商人になるまでのお話。
短編集といいながら③の量が圧倒的に多いのか気のせいかしらw
個人的に一番好きなのは②。こういう話がいいと思う。
まぁ、あまり多様されると飽きるから、短編集にはもってこいかな。
今回は挿絵のホロがかわいかった!!9巻の表紙は非常に大人っぽくなってたけど、今回のはかわいい路線。
ラノベは挿絵も楽しめるからいいよ -
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前回の続き。キーマンに使われ、ケーブとは探り合い、ロレンスはいいように使われて終わってしまうのか!?
いよいよ解決編!ということで、非常におもしろかった。
6巻(だったか?)の話がここで本当の意味で生かされるという、きちんと複線を回収してすっきり。さらにエーブとキーマンが手を組んだ瞬間の爽快感といったら(笑)
話自体がおもしろい、読んでいて話に夢中になれる、その上すっきりできるこの巻はお勧め!
ホロとコルの存在意義が危ういものになっている気がする。今回ホロが全てを丸く収める方法もあって、それいったら何でもありになってしまうから言っちゃいけなかったと思う。あくまでスーパー解決法をロレン -
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狼と香辛料第13作目はまたまたサイドストーリー。でも結構このシリーズの短編集が好きな自分がいる。
ロレンスが稼ぐ2話、ホロ目線の1話と、羊飼いノーラを護衛する黒き騎士・エネク(犬)目線の話が1話の4話。
やっぱりホロ目線の話は面白い。俺は完全にホロ派だから毎回短編集に1話は入れてほしいくらい。
ロレンス主体の話は個人的にお気に入りの話。シリーズの最初のあたりと比べると、ああ…ロレンスも漢になったなあ。とニヤニヤしながら読める内容。
エネクの一人称が我輩だったところがなんとなく予想どうりでウケたwなんとなく老獪な雰囲気を漂わせつつも、ちゃんと抜けているところが逆にリアルな感じがした。うち -
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