【感想・ネタバレ】狼と香辛料XIVのレビュー

まさかの商業ファンタジー、楽しみながら貨幣経済や商取引が学べてしまう恐るべき(?)ラノベ!
中世ヨーロッパ風の世界観というと様々な作品がありますが、本作はメインとなる要素がかなり異色。主人公は25歳の行商人ロレンス、武器とするのは商人としての知恵や経験、発想力や交渉術とバトル要素はまるで無し、剣も魔法も使いません。
商人なので勝負事は商売関連なのですが、これがまたどういう訳か物凄く熱い!
騙し騙され裏を読んで裏をかく……全霊を掛けた商売の駆け引きはバトルにも負けない緊張感があるんですねー。
ひょんなことから狼っ娘ホロと旅することになるロレンスですが、この狼っ娘が侮れない。
少女の姿ながら数百年を生きる賢狼で知恵も機転も凄まじく行く先々でロレンスはもちろん歴戦の商人達も唸らせます。しかし普段は飄々としつつ時折弱さや儚さを見せることもあり……二人の行く末にも注目です!
緻密なストーリー構成で推理モノや裁判モノに通じるハラハラ感とカタルシスがあり、それでいて文体はとても読みやすい本作。ラノベを敬遠する人にもぜひ読んでもらいたい一作です!

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Posted by ブクログ 2011年03月21日

ロレンスとホロが恐れて、避け続けていた、旅の終わりの世界。
しかし、エルサの後押しに助けられたものの、ようやく想いが通じ合いましたね。
いやー長かった。
というか、ロレンスだけの問題だったと言えなくはないのですが、、、

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Posted by ブクログ 2010年07月27日

あいかわらずホロとロレンスの掛け合いは絶妙。
エルサ再登場!
・・・とかいいつつこってり忘れているのはナイチョ。

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Posted by ブクログ 2021年12月26日

フランに北の地図をえがいてもらうことになったロレンスたちは、レノスの町へもどります。ロレンスはふたたび「獣と魚の尻尾亭」の看板娘のもとを訪れ、ホロに劣らず手ごわい彼女に翻弄され、ホロの心にもさざ波が立ちはじめます。さらにそこへ、テレオ村のエルサが、教会の司教になる人物を求めて、書籍商ル・ロワとともに...続きを読むやってきます。彼女はコルに教えを説き、ここでもホロはおもしろくない気持ちをあじわわされます。

そんななか、ロレンスはルロワから、禁書にまつわる大きな商談をもちかけられます。彼の話に心を動かされるロレンスですが、その依頼を引き受けるためには、ホロと別れて彼女を一人でヨイツへ行かせなければならず、ロレンスの心は揺れ動きます。

クライマックスに向かって駆け抜ける手前の助走といった位置づけなのですが、ロレンスとホロの関係性は、ここでひとまずの到達点にたどり着いたといえるように思います。これまでに物語にかかわってきたキャラクターたちの再登場も、読者にはうれしい展開です。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年06月18日

ホロのために、ホロと別れて行動をするか否かの分岐点。
懐かしい人も一部出てきたりしてよかった。
最終的には相手からの言質が取れたというのは商人としても一安心できたのでは。

教会を治めていた少女エルサさんの涙は美しかったです。
あの前後の文章は何度も読んでしまった。

コルが同行者から外れ、いよいよ...続きを読む物語は最終局面に近づく。

ラストのオチに笑いました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年11月11日

狼と香辛料14巻目。

物語も終盤、ヨイツまでの地図を手に入れたロレンス一行だったが、次の取引ではホロと別れなければならない。

地図は手に入れた。ヨイツまでの道案内という契約は達成している。

ここで別れることもできるが、それはしたくない。

葛藤するロレンス、まずなぜ自分が葛藤しているのか。それ...続きを読むはもちろん...


あまり物語は進まなかった14巻だけど、ロレンスにとっては重要な分岐点だったのではないかという巻でした。

そして長いこと一緒に旅を続けていたコルが離脱。

旅は出会い別れるもの。それは人生も同じなのだ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年11月16日

獣と魚の尻尾亭の看板娘、良いキャラだと思う。
前回のレノス毛皮騒動のときもロレンスといい掛け合いをしていた。
物語的には大きな冒険もなく、北への玄関口ではるレノスでフランからの北の地図を受け取るまでの滞在期間中の話。

その間にテレオのエレサとも再会するのだけれど、、4巻くらいだったっけ?もう内容を...続きを読む忘れてしまっている。。

最後のロレンスがホロに迫ったところは、突然でホロでなくても驚いた。
最終章に向けての急接近?
そして、コルの別れ。
コルはロレンスが子供地味た行動を取らないための枷でもあったかとおもったけど、レノスでお別れ。

次巻から久々のふたり旅。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年09月15日

いよいよヨイツまでの地図を手に入れたロレンスだけど、ホロのあっさりさはちょっとかわいそうw
最後の場面ではロレンスがヘタレすぎてすごく笑えた。

主人公達にとっての旅の終わり=読者にとっての物語の終わりなので読んでてこちらも旅の終わりに立ち会ってる気分になってくる。

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Posted by ブクログ 2013年08月21日

最終話に向けての準備編のような話。
ストーリー的は特に進んでいないけど、それぞれの気持ちを確認・整理する重要な話だった気がする。
ラストはいつもの夫婦漫才で(´ー`)ニヤニヤ

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年01月14日

行商人はあっさりと別れるのが習慣
というのが好きだった。
商人らしく割り切った感情で良いし、確かに嫌な思いを
長々していることはない。

自分にだけ本音を見せるホロが可愛いと思う気持ちもわかるし
ちょっとは進展したふたりの関係には、ようやくか、と苦笑いしつつ
微笑ましくはあった。

エルサの再登場は...続きを読む思いがけず良かったが
コルとの別れが近づいているのかと思うと少し寂しい。

今回もゲストキャラが中々魅力的な人たちで面白かったと思う。

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Posted by ブクログ 2011年10月03日

ホロがそんなたわけのことが好きなんじゃ…ってところあたりがにやにやが止まらなかった。ほんとにホロとロレンスとの旅が終わってしまうのかと若干はらはらしつつもにやにやできて良い小説でした。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年07月18日

まったく冷や冷やするぜ!!
もう佳境なんですかね。
ヨイツも実体化してきましたし、終わりが見えてきました

今回もロレンスは終盤に「あ」って言いましたね
なんか定番ちゃいますかこれ?
むしろ醍醐味なんですか?このすれ違い
目に見える進展があったように思う今回は
エルサが大きく影響したおかげでしょう
...続きを読む
次巻も楽しみです

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Posted by ブクログ 2010年06月19日

地図を手に入れて、ラストに近づいてきた。
二人の判断にずっと違和感を感じていたが、最後にズレの理由がわかって納得。

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Posted by ブクログ 2010年06月03日

旅も終わりかけています。
別れを現実のものとして考えなければならない時期になっています。
そんなときロレンスはホロとともに最後まで旅を続けることすらできない事態に直面することになったのです。
さあどうするのでしょうか?

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Posted by ブクログ 2010年03月08日

狼と香辛料、第14冊目。
最後辺りまではいつものロレンスとホロという感じ。
終盤と著者の支倉さんのあとがきは必見。
これからの旅の話が楽しみになるものがあります。

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Posted by ブクログ 2010年02月24日

いよいよ旅の終わりが見えてきたわけだけれども、
ヨイツに着いた後も話を続けられるようにっていう布石じゃねーだろうな?
と疑ってしまう自分はイヤな大人なのかしらん?

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Posted by ブクログ 2010年02月17日

そろそろ終盤?と思わせる物語でした。
商人の取引における駆け引きなどの描写は割と少ない。
ネタ切れというわけではなく、ただ単にそっちへ話を持っていく必要がなかったように思える。
いつものような商談ではなく、「これからどうするか」を「決断する」一巻。
材料も揃ってきていたのでまーそろそろだろうという頃...続きを読む合だったみたい。

次回最終回前?ぐらいなのかな。
長引かせるようなら完結まで放置かもしれない。

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Posted by ブクログ 2015年03月09日

行商人ロレンスと狼少女ホロの旅物語
これからの方向性を決める為の話といった感じ
この巻だけではちょっと盛り上がりに欠ける気がした
ただ、これまでの巻で出てきたキャラクターが再登場し、そことのやり取りがなかなかに楽しめた

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年12月12日

旅が終わりに向かっていることを随所から感じられる。
もともとトラブル展開が少なめのこのシリーズの中でも特にトラブルが少ない気がした。というか今回はトラブルなし。

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Posted by ブクログ 2013年05月06日

ロレンスとホロのやり取りが毎度毎度甘くてちょっと食傷気味…。
もうすぐフィナーレだから頑張って読破しよう。

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Posted by ブクログ 2017年09月25日

狼と香辛料のシリーズって、途中から構成が変わっていると思いませんか?

3巻までは一話完結型で、その各話が「商売に絡む事件発生→ホロとロレンスの気持ちにすれちがい発生→事件が一件落着→ホロとロレンスの気持ち接近」というパターンを踏襲していましたよね。

このパターンを繰り返せば無限に話を続けることが...続きを読むできたんだろうけれど、4巻からは「ホロの故郷探し」という目的を旅に持たせました。

これで、ストーリーに目的ができて一本筋が通ったわけですが、たまに事件と事件の間の谷間、みたいな巻ができてしまうようになりました。6巻と、そしてこの巻がそんなお話。

でも、ストーリーはともかく、ホロとロレンスの仲には大きな進展があったようですよ。

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Posted by ブクログ 2010年04月04日

駆け引きを楽しまされるファンタジー商人ノベル14冊目。

今回はホロの出番があまりなくて、うじうじ考えるロレンスがほほえましいの巻。
まあ、ずうっと煮え切らなかったところ、相思相愛を確認しあったところで、あと数巻で終わりだよね。
どう終わるかは楽しみです。

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Posted by ブクログ 2010年04月03日

急にロレンスとホロの距離が埋まった一冊じゃないかと。どれだけ喧嘩してもきっと離れないだろう二人の関係に、それでもどきどきさせられます。賑やかな旅もここで終わりかな?

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Posted by ブクログ 2011年10月17日

ロレンスがいつになく頑張った…気がする(笑)いつも頑張ってはいるんですけどね。最後のオチが秀逸。やはり賢狼様は甘くないようで(笑)全体的にはもう終盤だろうけど、次にどういった展開をしてくれるか楽しみです。

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