支倉凍砂のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ミューリとコルのシリーズ第7巻。
ここのところずっと刊行間隔が長期化し過ぎ、と書いてきましたが、「羊皮紙」6巻から9ヶ月、「SpringLogVI」から3ヶ月後とようやく正常化した間隔での刊行となり、一安心です。
もう一点これまで通りに戻ったと感じられたところがあります。6巻ではミューリが元気にモフモフしている場面が控えめでちょっと寂しかったのですが、7巻ではパワーが戻ってきました。兄様を甘噛みする場面もたっぷり。6巻後書きで作者自ら反省の弁を述べていましたので、意図的なものに違いありません。
さて、手に取ってその厚さが心地よかった(かなり厚めです)この7巻、一読してこれまでになく明る -
-
Posted by ブクログ
ミューリとコルのシリーズ第6巻。
2020年5月の5巻発行以来、2021年3月のこの巻まで10ヶ月間が空いています(その間にコミカライズ版が1冊出てはいますが)。ここ数年は刊行間隔の長期化が目立ち、今回もだいぶやきもきさせられました。後書きには提案したプロットが没になったことなどが書かれていましたが、「狼と香辛料VR2」に手を出していたのも関係ありそうです。
刊行間隔については、もともとミューリとコルの「羊皮紙」、ホロとロレンスの「香辛料」が交互に発行される関係上、ただでさえ通常のラノベよりストーリーの進行が間延びしがちなので、特に気になるところです。小出しでもいいからそこそこの間隔でなにが -
Posted by ブクログ
ホロとロレンスの熟年旅の続き。
いやあ、相変わらず楽しいなあ。
今回はエルサの語りのお話があって、端から見ると如何にロレンスがホロのことを甘やかして世話を焼いているか、それにホロがなんやかや文句を言いながら、どれほど喜んでいるか、本当よくわかる。
幸せだよなあ。
実に幸せな物語だ。
たとえいつか二人の間に逃れようのない時の別れが来るとしても、この幸せは永遠だと信じられる。
そんなお話。
うん、良かった。
それにしてもホロは呑んだくれてばかりだなあ笑。
いやでも、奥さん(ホロ)が機嫌が良ければ全て事もなしだからね^^
こんなお話がいつまでも続いてくれる事を心から願いたい。 -
購入済み
短編の中に起承転結がしっかりと構成され、伏線の埋設と回収がきっちりと為され、しかもそれが技巧的に感じさせることなく物語の情感を引き立てる。至芸と言うべきかな。
-
購入済み
マジで最高
アニメ版を見てからの購入です。
なんでもない隣にいる人がなんでもない日常が誰かのために何かできることが幸せになります。 -
-
Posted by ブクログ
わーすごく良かった。
読み終わって心が沸き立つ感じ。
このシリーズはやっぱり面白い。
シリーズ前巻はホロとロレンスのお話だったのだけど、そこで作者のもう一つのお話と舞台が地続きであることが分かって喜んでいた。そうしたら、『羊皮紙』の方でも錬金術師が物語に深く関わって来て、そこかしこにフェネシスの痕跡が見え隠れしてとてもワクワクしてしまった。
そして羊皮紙の方は主人公たちが若いせいか、香辛料よりも壮大な冒険になってきた。
おとぎ話だった新大陸に実際に渡ろうとしている者たちが現れて、この先、コルとミューリの冒険はどこまで行くのだろうか? とても楽しみだ。
『香辛料』はいわば商人たちの騙し合い -
ネタバレ
ロレンスとホロの掛け合いが良い
行商人ロレンスと賢狼ホロの物語。
最初アニメを見て面白いと思い小説版も読んだ。
狼と香辛料はシリーズで続刊が出ているが、私はこの第一巻が一番面白いと思っている。 -
ネタバレ 購入済み
読みやすく、わかりやすい。
お金とは何かという話からお金の役割まで、わかりやすく読みやすい文章で書かれている。
狼と香辛料を知っているかどうかに関わらず、お金のことを学ぶキッカケになる良い本。 -
購入済み
買って損は無し
この作品について、私の足りない語彙力では、その良さを説明しきれないと言える。なのでこの本どうなんだ?と思った方は是非読んでください。見所は大きく分けて2つ。あなたの家は農家ですか?あなたの米は誰に売りますか?あなたは売った米代で何を買いますか。などの商売とは、商人とは、という見所が1つ。もうひとつはあなたの隣にいる人は、恋人ですか?相棒ですか?親友ですか?知り合いですか?という主人公ロレンスとホロの関係です。二人の言葉の裏にあるお互いへの言葉はなんでしょうか。ぜひぜひ二人の関係を見てください。
-
購入済み
1巻。
行商人・ロレンスと、賢狼・ホロが出会って旅する話。中世西洋の行商人ってこんな感じなのかな~と興味深かったです。麦や胡椒の価値とか金銭だけでないやり取りとか銀貨の銀保有量の話、面白かったです。続巻が沢山あり長く続く物語の様なので、楽しみつつのんびり読み進めたいと思います^^♪
-
Posted by ブクログ
・狼とドングリのパン
港町アティフにてホロとロレンスは絵に入れてもらえることになったが、ホロは可愛いだけでは威厳がないとちょっと不満。貨幣の両替のためヴァラン司教領へ。大聖堂には異教の神の話を集めていた父を持つエルサ司祭が留守番をしていた。金策のため呪われた廃鉱山を商人に売れないかという相談で、山の頂に何がいるのかホロとロレンスは確認に。栗鼠の化身ターニャは50年以上前にいた師匠の錬金術師を慕って山にこもっていた。鉄を精製すれば山が荒れるので、伝承にある鉄の精錬の秘密を条件に木材の切り出しと炭焼拠点としてデバウ商会の兎の化身ヒルデとの商談をまとめる。
・狼と尻尾の輪舞
ロレンスからヒルデへの手