支倉凍砂のレビュー一覧
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天使の奇跡二つ目。
いやあ、なんか幸せだなあ。
この物語、最初の不幸の底辺のような雰囲気から、シリーズ進むにつれてどんどん明るくなってきたよね。
今巻はもうなんだか幸せな雰囲気まで漂っていて、特に前半は半端なく愉しかった。
でも、こういうときはきっと落とし穴があるんだと、かの「狼と香辛料」の例で知ってたので(笑)用心してたら、うん、やっぱりその通りだった。
こういう期待を裏切らない展開は好きだ。
もちろんその後の展開も期待した通り。
そして最後の解決法も、やっぱりクースラは錬金術師なんだよなあ。
その天使の奇跡の再現がというよりも、8割がたはったりで解決してしまうところが(爆)
そんな本巻のハイライトはクースラが囚われのフェネシスのことを「お前のお姫様だろう」と言われて、その手を再びつかむ決意を取り戻す場面。
古今東西いつでも青年は囚われのお姫様を助け出すために努力するものなのだから。
騎士でない錬金術師であってもそれは変わらないのだ。
そうそう、そう言えば外伝の主人公フィルが登場。
外伝読んだとき本編にも出てこないかなと思ってたら、すぐに登場だったのがいかにもと思った。
それにしてもフィルはいい大人になったなあ。
いや、”大人”にはなってないのか?(笑)
クレアはどうしてるんだろう?
気になる。
幸せなラストと次の謎解きへ向かう展開に、次巻への期待が増すね。
いやあ、楽しかった。 -
Posted by ブクログ
待ちに待った新刊ー(*´▽`*) いやあ、もう出ないのかな? 出ないのかな? ってやきもきしていました。出てくれてうれしい。しかもスピンオフキャラまで登場するとはwww むしろそのためのスピンオフだったのか? と勘ぐってしまいました。クースラがヘタレになってるって感想をちらっと見かけたけど、私はそうは思ってなくて。むしろ前へ歩き出せたんだねって思ってます。きっとフェネシスと出会う前のクースラだったら、ここまでの発見はなかっただろうなって。錬金術師ってなんだかんだ言って、その場に足踏みしたまま騒いでるって感じだったので。なので、今のクースラは「人間らしい錬金術師」だと思うし、ただの実験バカだと思うwww 次回も楽しみです。
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Posted by ブクログ
株で大金を稼ぐ投資家SF+支倉さんらしいラブコメ。ストーリーのスタートが遅い、のが唯一の欠点。ヒロインが株に疎いので、複雑な株式投資の話を分かりやすく違和感なく説明できているので、株を知らなくても問題なし。ラブコメが邪魔になるくらいにストーリーが面白い。ストーリーの終わりまで考えてから書き込まれているので、ストーリーの展開に無駄が少なく、驚く展開が多い。株式投資と同時に人との繋がりが一つのテーマになっているので、ラブコメ要素も一気に面白くなると予想。月面という設定も今後活かす場面は多そうなので(市場の開拓という効果は持ってるが)、そこも期待。1巻が驚愕の展開で終わったので、2巻が気になってしょうがない。
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Posted by ブクログ
この本を読んだ後の第一声は「どうして出版当時に読まなかったんだよ私のバカ―!」でした。
分かりやすく整合性のとれた高い文章力、勉強に裏打ちされた中世ヨーロッパの歴史・経済・文化・情景の正確かつ深い描写、そして「ラノベ」で「中世ヨーロッパ的世界」が舞台でありながら「経済」に着目するその面白さ…。まさしく良書と言っていいでしょう。
経済がテーマですから、為替や貨幣経済などなどライトノベルを読むような層の読者には難しい話も出てきますが、正直教科書や池上彰よりもするんと理解できるので読みながら賢くなれます。
また、情景をそのまま文章に落とし込んだような正確な情景描写によってその世界に入り込み没頭できます。
ここでどれだけ作者が勉強したのかが分かります(笑)
黄金色に広がる麦畑やパッツィオの賑わいが肌を通して感じられそうなほどです。
当時大学で物理を学びながら本作を書いていたのかと思うと、著者の勉強量と質の高さは本当に…感服ものです
若き行商人ロレンスと豊作の神・賢狼ホロ(犬耳属性)のコンビが絶妙で、旧来のライトノベルにはなかった新鮮さを感じました。
ロレンスはこの世界ではまだまだ若い方ですが、すでに商人としての矜持とずる賢さは大商人と変わりません。
自分の仕事に対してプライドを持つこと、賢いことの重要性を教えてもらいました…;
ホロはその巧みな話術でロレンスや他の人間を手の平で転がすような老獪っぷりを見せますが、ロレンスに対して思わせぶりな態度をとったり子供っぽい一面を見せたりして、ここまで一筋縄ではいかないヒロインも珍しいんじゃないでしょうか。読者に様々な面を見せてくれるので飽きません。大人になればなるほどニヤニヤできる関係性ですね。
賢くなれる、サクサク読める、ニヤニヤできる!三拍子そろった『狼と香辛料』をこれからも読み続けたいと思います。全17巻がんばるぞー -
Posted by ブクログ
評価:☆5
改宗宣言のあった異教徒の町カザンに入植したクースラ達。そこでクースラ達はカザンに残る竜の伝説を知る。植民しようとしたカザンで罠に嵌められピンチに陥るが――?といった感じの4巻。
フェネシスがやられっぱなしの小娘ではなく、クースラ達の仲間として、クースラの相棒として相応しい姿を見せるようになってきたのがとてもいい。
前巻でひと皮剥けたって感じだよね。
今回はイリーネの感情的でまっすぐな説得に心を打たれた・・・。
ホントにイリーネの言うとおりなんだよな。
クースラは自分の「利子」という名前に縛られている。
その呪縛も、フェネシスやイリーネと触れ合うことでじょじょに解けていっている・・・まだクースラはその変化を受け入れきれてないけども、その過程が凄くいい。
「い、意地悪……しないでください」
とか弄らしすぎて変な声出そうになったw
これは弄りたくなるクースラの気持ちも分かるw
イリーネがクースラに気がある素振りを見せたのは正直意外だったなぁ。どっちかというとウェランドと仲良くなりそうな気がしてた。
嫉妬するフェネシスいいゾ^~これ。
もうかなりお似合いのカップルになってきた感じがあるクースラとフェネシスですが、旅の終着点はどうなるのか。
続きも期待です。
「あなたは」
「やっぱり、優しいんですよ」 -
Posted by ブクログ
第3巻を読破。
前回で無事新たな土地へ行けることになったクースラたち。
そのための引っ越し作業で忙しい錬金術師たちの工房では、クースラとフェネシスがまたしてもひと悶着起こしていて。
財産隠しに怒っているフェネシスは、本当に修道女さまなんだなあ、と思ったり。
私だったら喜んでクースラのお手伝いしてるだろうなあ。
それが人間の心理だと思うし。
払うべきものは払うべきだとは思っているけどね。
出来る限り節約したいじゃん? と。
笑
怒っているフェネシスの失敗で、水銀が爆発。
フェネシスをかばったクースラが火傷を負ってしまって。
水銀って粘り気ありそうだからやばそうだ……。
フェネシスはクースラを心の底から嫌っているわけでもなくて。
むしろその逆だから怒ってるのかなあ。
好きな人が嬉々として、後ろめたさもなく悪事(フェネシス視点)を行っているのは、うん。
嫌だよねえ。
なんだかんだ言いつつも、フェネシスを庇ったり守ったり、彼女の心が離れていったら困ると思っているクースラ。
くっそ、爆発しろ!
あ、爆発していた(水銀が)
そんな中、ウェランドが手を出した娘さんが、ウェランドと離れたくないために手を尽くして。
そういえばウェランド、第1巻でも人殺っちゃっていたけれど、それは修道女に対してひどいことをしていた相手だったよなあ、と思い出しました。
錬金術師って本当によくわからん。
いいやつなのか、ばかなやつなのか。
まあ“マグダラ”に一直線ってところはばかなやつ、だろうなあ。
クースラたちは“マグダラ”に向かってなんでもする、とまではまだいってないからな。
私もフェネシスも「こいつら、実はいい奴なんじゃ……」って思ってしまいますね。
それにしても今回はフェネシスがすっごくがんばっています。
旅の支度ではめちゃくちゃ役に立って。
でも新しく入った鍛冶屋組合の組合長だったイリーネさんの存在に戦々恐々したり。
前回で散々振り回された組が今回はクースラに一矢報いています。
そこんとこは読んでいてニヤニヤしてしまいました。
一筋縄じゃいかない錬金術師相手にぎゃふんと言わせようとがんばってる二人。
ってところを考えるとニヤッとしてしまいますね。
自分の“マグダラ”のために、自分のやり方などを変えることは、敵国が改宗すると同じくらい「あり得ないこと」と言っていたクースラ。
その「あり得ないこと」が起こったり、これからの彼もどうなることやら。
第4巻も楽しみですね。