支倉凍砂のレビュー一覧

  • 狼と香辛料XVII Epilogue

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    行商人ロレンスと狼少女ホロの旅物語のその後

    これまでほんのりと匂わされていた行き着く先の具体的な形が見られる…気がする

    幸せすぎる様子に少し当てられてしまうかもしれない。が、ずっと見ていたくなるようなそんな話

    これまでのヒロインキャラが集結し、お互いが交流する様子はエピローグならでは
    とてもとてもラノベっぽいが、くどくなくて良い

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    2015年03月13日
  • 狼と香辛料XVI 太陽の金貨<下>

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    行商人ロレンスと狼少女ホロの旅物語
    上巻のラストから、いきなり事件に巻き込まれた感じで話が始まる。

    ロレンスとホロの甘々なやり取りは健在だが、それに負けず劣らず、今回の問題は大きく苦々しい。
    ロレンスのすねている場面ではちょっと見ていられなかったが、ちゃんと活躍できて良かった。

    今回の問題に関しては、はとてもすかっとする結末だった。

    今回の後書きで作者の姿勢がわかり、とても素晴らしいものだと思った。
    ロレンスは作者の分身でもあるのだなと感じさせられた。

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    2015年03月09日
  • 狼と香辛料VIII 対立の町<上>

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    行商人ロレンスと狼少女ホロの旅物語
    旅のメンツに学生のコルが本格的に加わり、三人のやり取りが微笑ましい
    本筋に関しては、女商人エーブを軸に色々怪しげな雰囲気が漂っている感じ
    上下巻の上巻と言うことで、盛り上がってきたところで、続く。となっている
    下巻が楽しみである。

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    2015年02月12日
  • 狼と香辛料

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    この本を読んだ後の第一声は「どうして出版当時に読まなかったんだよ私のバカ―!」でした。

    分かりやすく整合性のとれた高い文章力、勉強に裏打ちされた中世ヨーロッパの歴史・経済・文化・情景の正確かつ深い描写、そして「ラノベ」で「中世ヨーロッパ的世界」が舞台でありながら「経済」に着目するその面白さ…。まさしく良書と言っていいでしょう。

    経済がテーマですから、為替や貨幣経済などなどライトノベルを読むような層の読者には難しい話も出てきますが、正直教科書や池上彰よりもするんと理解できるので読みながら賢くなれます。

    また、情景をそのまま文章に落とし込んだような正確な情景描写によってその世界に入り込み没頭

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    2014年12月29日
  • マグダラで眠れIV

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    評価:☆5

    改宗宣言のあった異教徒の町カザンに入植したクースラ達。そこでクースラ達はカザンに残る竜の伝説を知る。植民しようとしたカザンで罠に嵌められピンチに陥るが――?といった感じの4巻。


    フェネシスがやられっぱなしの小娘ではなく、クースラ達の仲間として、クースラの相棒として相応しい姿を見せるようになってきたのがとてもいい。
    前巻でひと皮剥けたって感じだよね。

    今回はイリーネの感情的でまっすぐな説得に心を打たれた・・・。
    ホントにイリーネの言うとおりなんだよな。
    クースラは自分の「利子」という名前に縛られている。
    その呪縛も、フェネシスやイリーネと触れ合うことでじょじょに解けていってい

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    2014年05月14日
  • マグダラで眠れV

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    どんどんかつてのクールさが失われていくクースラだけど,多分それが強さなんだよ頑張れ.
    やっと面白くなってきたなこのシリーズも.いくら決断するところまでがオチだとしても,さすがに結末を次巻に回すのはやめてほしいところ.

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    2014年03月24日
  • 狼と香辛料XVII Epilogue

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    他の3つの短編も好きだけど、やはりメインはエピローグ。
    2人のその後だとか、今まで出会ってきたキャラクター同士の掛け合いが凄く楽しい。
    ここまで読んできて本当に良かったと思える話だった。

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    2014年03月03日
  • マグダラで眠れV

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    フェネシスの成長ぶりが素晴らしい。この人は状況に説得力を持たせるのが上手いので、無理矢理感を感じることなく素直にストーリーに入っていけるのが良い。最後は完結かと思うようなまとめ方だったけれど、まだ続くみたいね。

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    2014年02月25日
  • マグダラで眠れIV

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    これまでクースラの人間味の無さから正直そこまでお気に入りというシリーズではなかったけど、今回でクースラ株が急上昇。
    合理的な判断と自分のマグダラが食い違い悩む様子なんか、まさに人間じゃないですか。
    強い人間が挫折したりや苦悩したりするシーンってすごく好きなんですよね。
    人間味溢れていて。
    ここまで読んできて、途中で切らなくてほんとによかったと思える1冊でした。

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    2013年10月19日
  • 狼と香辛料XI Side Colors II

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    ネタバレ

    短編集、おもしろかった。とくに3つめ『黒狼の揺り籠』。
    女商人エーブの誕生はとてもよかった。
    あのような清らかな心をもった、まさにお嬢様が一つの事件であれほど大きく変貌するのか?などと思ったが。。
    最後にオーラーに顔を押さえ込まれたシーンはとてもよかった。
    挿絵もよかったし、『 「お嬢様」 オーラーの声にメガ開くのは、ほとんど訓練された犬の反応に近い。 』という表現もとてもしっくりきた。

    相変わらずの色気のある表現が素敵な作品でした。

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    2013年10月05日
  • マグダラで眠れIV

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    ほんとに心の機微を描写するのがうまい.変化の過程みたいなものかな.
    ただ,やはり4人は多い気がする.

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    2013年09月23日
  • マグダラで眠れIII

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    第3巻を読破。

    前回で無事新たな土地へ行けることになったクースラたち。

    そのための引っ越し作業で忙しい錬金術師たちの工房では、クースラとフェネシスがまたしてもひと悶着起こしていて。

    財産隠しに怒っているフェネシスは、本当に修道女さまなんだなあ、と思ったり。

    私だったら喜んでクースラのお手伝いしてるだろうなあ。

    それが人間の心理だと思うし。

    払うべきものは払うべきだとは思っているけどね。

    出来る限り節約したいじゃん? と。



    怒っているフェネシスの失敗で、水銀が爆発。

    フェネシスをかばったクースラが火傷を負ってしまって。

    水銀って粘り気ありそうだからやばそうだ……。

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    2013年06月10日
  • マグダラで眠れIII

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    このニヤニヤさせられる作風が好きです。この感じ久々でした。物事の進め方は相変わらずの感じ。最後の次巻への引きもなかなか。

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    2013年05月25日
  • 文倉十画集 狼と香辛料

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    わっちわっちすぎて、なんというかこう、滾る。そんな感じの一冊でした。色々な人に読んでもらいたいですが、重版がかからない現状それは厳しいのかなと…私も1万出して買いましたからねこれ。変な名前のラノベばっかり出してないでもっと完結した作品のフォローもしっかりしてくりゃれ!

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    2013年05月13日
  • 狼と香辛料(8)

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    相変わらずの高クオリティー。
    ストーリーに関しては大分割愛というか省略されている。
    小説4巻のエルサ編が終わったあとは急転直下で6巻へ飛ぶ。
    5巻のレノスの毛皮取引騒動は数コマで片付けられている。(アニメで放映されていた部分だからだろうか)
    ただ、うまくストーリーを改変しているので、進行は破たんしていない。
    アニメでは観られなかった、レノス以降のストーリーをビジュアルで見ることができるのは非常にありがたい。

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    2013年04月13日
  • マグダラで眠れII

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    第2巻を読破。

    前回のラストで順風満帆かと思われたクースラたち錬金術師ですが、世間はそう甘くなかった、と。

    戦場の最前線だった町が、しばらくすると最前線ではなくなるかもしれない――という噂が届いて。

    彼らが住む町が最前線でなくなると、クースラたちの研究もろくに出来ないわけで。

    なので、クースラたちも新たな町へ入植するため、いろいろ試行錯誤するのです。

    前任の錬金術師がかなりすご腕だったらしく、鉄の精錬もなかなかうまくいかなくて。

    で、やっと見つけた“可能性”は伝説の金属・ダマスカス鋼を精錬する、というもの。

    聖歌隊から引き取られたフェネシスも、すっかり錬金術師の見習いっぽくなって

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    2013年02月15日
  • ビリオネアガール(2)

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    う~ん可愛らしい大金持ちだ。   
    ちょっとー、日本人の83人に1人が億万長者ですってー。   
    人生、楽しんだもん勝ちだよ。

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    2013年02月11日
  • 狼と香辛料X

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    再読。ここ数巻で、話題の中心にあった『狼の骨』がメインの話。
    ピアスキー、ハスキンズと今回の話に深く関わるキャラクターが魅力的。特に、ハスキンズの生き様にはロレンス達でなくとも揺さぶられるものがある。

    商売の話の方も、『対立の街』とはまた違った緊張感が漂い、存分に楽しめた。

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    2013年02月09日
  • 狼と香辛料IX 対立の町<下>

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    再読。過去に読んだことのある巻(12巻まで)の中では1番好きな話。まさに『商戦』という言葉がぴったりで、登場人物たちの交わす言葉一つ一つに手に汗握る。

    その中で、怪物的な登場人物たちに翻弄されながらも、大きな流れの中でなんとか自分の立ち位置を見失わないように努力するロレンスの姿がとても格好いい。
    また、怪物の1人であるエーブの存在も魅力的。どの言動が嘘で、どれが本当なのか、ロレンスでなくとも惑わされる。

    オチはいい感じにニヤニヤさせて貰いました。今考えるとあの会話も伏線だったんだなー。

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    2013年02月08日
  • 狼と香辛料VIII 対立の町<上>

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    再読。新しくコルが旅の仲間に加わり、2人の掛け合いもコルを介することでまた新鮮な感じ。会話内容自体は、相変わらず砂糖を吐きそうになるような甘さだけれども。

    内容は一度読んでいたお陰か、前に読んだ時よりも状況が把握できたような気がする。
    権謀術数に長けた商人たちの商戦が行き着く先は、果たしてどうなるのか。

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    2013年02月05日