無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
男性向けライトノベル 3位
ロレンスたちが港町レノスで出会い、その後ケルーベまで追いかけることとなった、美しき女商人エーブ。貴族であった彼女が、いかにして今のような商人となったのか──? “もうひとりの狼”エーブの過去を描く読みごたえ満点の書き下ろし中編『黒狼の揺り籠』。 ホロとロレンスが立ち寄った村では、村人たちが諍いを起こしていた。それを解決するため、ホロが思いついたとんでもない方法とは!? 旅の途中の事件を切り取った短編『狼と黄金色の約束』。 ある晴れた日に、一枚の地図を見ながらホロとロレンスが思い立った素敵な寄り道を描く短編『狼と若草色の寄り道』。 ファン必読の、エーブを主人公とした描き下ろし中編+「電撃文庫MAGAZINE」誌上に掲載された短編2本を収録。
...続きを読む※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
まさかの商業ファンタジー、楽しみながら貨幣経済や商取引が学べてしまう恐るべき(?)ラノベ!
中世ヨーロッパ風の世界観というと様々な作品がありますが、本作はメインとなる要素がかなり異色。主人公は25歳の行商人ロレンス、武器とするのは商人としての知恵や経験、発想力や交渉術とバトル要素はまるで無し、剣も魔法も使いません。
商人なので勝負事は商売関連なのですが、これがまたどういう訳か物凄く熱い!
騙し騙され裏を読んで裏をかく……全霊を掛けた商売の駆け引きはバトルにも負けない緊張感があるんですねー。
ひょんなことから狼っ娘ホロと旅することになるロレンスですが、この狼っ娘が侮れない。
少女の姿ながら数百年を生きる賢狼で知恵も機転も凄まじく行く先々でロレンスはもちろん歴戦の商人達も唸らせます。しかし普段は飄々としつつ時折弱さや儚さを見せることもあり……二人の行く末にも注目です!
緻密なストーリー構成で推理モノや裁判モノに通じるハラハラ感とカタルシスがあり、それでいて文体はとても読みやすい本作。ラノベを敬遠する人にもぜひ読んでもらいたい一作です!
Posted by ブクログ 2010年07月30日
今回は狼と香辛料の短編集。
①狼と黄金色の約束
ある村に立ち寄ったお話。土地の測量について、ロレンス達がとった
秘策とは。
②狼と若草色の寄り道
陽のあたる草原に寄り道をしようと提案したロレンス。ところが・・・。
③黒狼の揺り籠
エーブが女商人になるまでのお話。
短編集といいな...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年02月22日
サイドストーリー三本立て
一本目、本編にはない甘々な感じ。とても甘ったるいです…
二本目、ロレンスらが未開の村の救世主となる話
三本目、エーブが没落貴族から商人になる話、本編のエーブの言動がどのように形作られていったのかをかいま見れる
本編では隙のないエーブの甘ちゃんな様子とそこから逞しい商人に変わ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年07月31日
二回目の短編集はロレンスとホロの旅の途中と、エーブ•ボランが没落貴族から商人になるまでの二本でお送りします。
他の誰をも陥れてでも自分の利益を追及する女商人、エーブ•ボラン。
没落寸前の貴族は娘のフルールを商人に嫁がせ、商人は貴族の名を金で買った。
その婚約は、ボラン家の完全な没落を引き起...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年02月09日
再読。短編2つに中編1つの構成。
短編の方は、どちらも申し訳程度にストーリーこそあるものの、基本的にはホロとロレンスの甘すぎる掛け合いが主。
これを読んでいると、緩衝材的な役割としてコルを旅の仲間に入れたのは正解だったと実感する。たまに読む程度には良いが、何度も読むにはちょっと重い。
中編はエーブ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年05月20日
物語もいよいよ佳境…というところで割り込んだ外伝。
ホロとロレンスの仲の良さが目立つ短編が2編とエーブ・ボランが商人としての大きな一歩を踏み出した中編が1編。
特に短編2編はロレンスが大儲けを企むわけでなし、ホロの故郷の伝承の手掛かりがあるわけでなし、ロレンスとホロがイチャイチャしているところを見...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年07月10日
短編集その2。
ホロとロレンスの他愛もなく、ほのかに香る甘い香りな日常の一幕な話。
もう一つが、こちらがメインとなるのだろうが、エーヴの商人として駆け出しの頃の話。
エーヴとて最初から、ああも狡猾な商人だった訳ではなく、まだ貴族としての心を捨て切れない時期に商人として生きて行くことに少しせつなく...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。