支倉凍砂のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
第2巻を読破。
前回のラストで順風満帆かと思われたクースラたち錬金術師ですが、世間はそう甘くなかった、と。
戦場の最前線だった町が、しばらくすると最前線ではなくなるかもしれない――という噂が届いて。
彼らが住む町が最前線でなくなると、クースラたちの研究もろくに出来ないわけで。
なので、クースラたちも新たな町へ入植するため、いろいろ試行錯誤するのです。
前任の錬金術師がかなりすご腕だったらしく、鉄の精錬もなかなかうまくいかなくて。
で、やっと見つけた“可能性”は伝説の金属・ダマスカス鋼を精錬する、というもの。
聖歌隊から引き取られたフェネシスも、すっかり錬金術師の見習いっぽくなってますねww
相変わらずクースラにからかわれているけれど。
笑
でもなんかクースラの気持ちもわかるなあ、とか思ったり。
なんだかからかいたくなるよねww
真面目で素直だからなあ。
今回、クースラがちょっとうたた寝するシーンがありましたね。
ふむ、ということは別に眠らなくはない、ということか。
プロローグの灯りのやつ。
あれちょっと実物がほしいと思ってしまいました。
それくらい描写がすてきでした(*´▽`)
クースラとフェネシスのやり取りもすてき。
師匠と弟子というか、保護者と被保護者というか、恋人未満って感じもいいな、と。
ラスト方面では思わずニマニマ(・∀・)ニヤニヤしてしまいました。
さて、新しく鍛冶屋組合の組合長さんも仲間(?)になったことで、クースラたちは新しい町へ行けるのか。
第3巻の発売が楽しみですね。 -
Posted by ブクログ
第1巻を読破。
この方の前シリーズ「狼と香辛料」は読んだことはなくて。
今回は新作ということで手に取り、冒頭数ページとあらすじを読んで買ってみました。
イラストも私好みでしたし。
で、おもしろかったですー(*´▽`)
途中までは「おいおい、なんだこのイカレた連中」とか思っていたのですが、読み進めていくうちに夢中になってしまいました。
〈眠らない錬金術師〉と呼ばれるクースラと、真っ白い修道女フェネシス。
利用しようとする者と監視する者。
最初は錬金術師に対して偏見と恐怖心を持っていたフェネシスだけれど、なぜか冶金の手伝いをさせられるようになって。
というか、本当によくだまされる女の子だww
そしてウェランドの術中にハマっていきそうで、クースラもさぞかしおもしろくないだろうなあ。
なんかそういう子どもっぽいところとか、ついほだされそうになりますね。
けれど彼ら錬金術師の素行がね(;^-^)
毒殺やら暗殺やら不穏すぎる。
苦笑
実際に殺っちゃったのかは不明ですけれど。
恋人だったはずの女性を目の前で殺されたクースラ。
けれど彼は恋人を失って悲しいと思うよりも、解体されていくかつての人であったモノを見て、鉄の精錬方法を考えていて。
自分の目的(夢、もしくはマグダラ)のためには、神への冒涜もモラルもひょいっと飛び越えてしまう人間。
それが錬金術師。
読んでいて、そして読み終わったあとこう思いました。
「こいつら、本当にばかだなあ……」と。
決して馬鹿にしているわけではなくて。
うらやましいとか、そういうプラスな意味。
ああ、うん、これだな。
頭のいいバカ。
そんな感じです。
素行不良はちと困るけれど、正直うらやましいと思ったりもしました。
笑
そういえば、クースラは〈眠らない錬金術師〉と言われているけれど、本当なのかしらん?
確かに寝ているシーンとか、睡魔に襲われているシーンはなかったけれども。
ただの二つ名なんだろうでしょうけれど。
苦笑
さて、おもしろかったので第2巻も買おうと思います。
次はどんな事件が起きるのか楽しみです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレいよいよメインストーリーもこれでおしまい。
久々にホロの狼の姿での解決あり、商人的な駆け引きあり、今までの要素全部入りな感じです。
これ本当に話まとまるの?って残りページ数になってからのスーパーロレンスタイムで解決まできっちり持っていくのも健在。
終盤の市壁を閉じるまでのやり取りはロレンスとホロ2人の共同作業なのがとてもよかった。
そして最後の最後でまたおあずけされるロレンス。この物語のメインテーマはは永遠におあずけされる物語だったのかとw
個人的にはミリケは熊の種族の末裔なのかと思った。どこにも描写はないので作者も読者の想像にまかせますって事なんでしょうね。
しかしここまで各巻でストーリーに緩急はあっても長編物語を破綻することなく、人気キャラクターの再利用・再々利用といった商業主義的な手法に陥らずに最後まで書ききったのは素晴らしい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズでは太陽の金貨以外では一番好きな巻です。
ホロが今までになくむき出しの感情を見せてしまう場面、ハスキンズの覚悟やホロへの言葉一つ一つがとても心に残り、より深くこの世界のキャラクターが描かれていると思います。
ハスキンズの言葉にはいくつか感動させられましたねぇ。
ホロでも言い返せない人生の重みも辛さも背負った言葉は素晴らしい。
他にも久々にホロに名前で呼ばれるロレンスとか。(フルネームで呼ばれたのは全巻通してこの巻だけ?)
どうしてもホロ>ロレンスだった力関係だけど、ホロにはできないけどロレンスにはできる事で事件が解決されたり。
更にはその単純な力はこの時代では時代遅れなのだという描写がこの先メインテーマになって行ったりと。
この巻からロレンスとホロはお互い対等な関係になり、本当の意味で切り離すことができないパートナーになったのかなぁと思いました。