支倉凍砂のレビュー一覧
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商人と狼少女の二人旅
最近再びアニメ化もされたある種、有名な異世界ファンタジーと言える作品。といっても転生者は出てこないけど
台詞回しは勿論だが、ロレンスとホロ二人の魅力が素晴らしい。時間があれば是非二人の軌跡を追ってみたい -
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蝕の予言をめぐる騒動が一段落し、南への道の開削計画に、デュラン選帝候、バーリンド選帝候、ゴブレア選帝候代理のジアッドが協力。
トート・コルとミューリは森を探索し、不法に住み着いていたフォーナンの村の住人と遭遇。和解のための方法を模索。
梟の異端審問官ローシェと出会い、裏で手を組むことを提案。
帝国が教会との戦いで力を増すのを防ぎほどほどのところで手を打つ。
月を狩る熊が、精霊と人間との間で争いを止めるために戦っていたという話を聞く。
鼠のヴァダン、狼のミューリ、白鳥のディアナ、黄金羊のハスキンズらの協力を得て解決に向けて動いていく薄明の枢機卿。
異端審問官ローシェにそそのかされコルの暗殺に失敗 -
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1冊。『マグダラで眠れ』の後半から登場する書籍商フィルが主人公の、貧しい格好だけど気が強い美少女お嬢様のクレアにゴミでも見るような目付きで蔑まれているうちに、なんだかいいかんじになっていたら良いなという話。もう一人の男の子のジャドの方が包容力も生活力もあって意外と気が利く優しい子なので今後の三人のラブコメ的三角関係展開がみたい。そんな気になった素敵な読後感の作品でした。
クレア、本当に好み。貴族の娘で育ちが良く所作に品があって、でも高慢とは程遠い他人への思いやりと感謝を忘れない程よい高飛車で気が強い世間知らずの天涯孤独努力家美少女小悪魔ちゃん。クレア・エル・カラディーゾ=シャリーニョ。 -
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8巻まで刊行。8巻目で一区切り終了しているけど、まだ完結では無いと著書が言っている。
中世ヨーロッパ風の世界は私達の世界とは違うのだろうけど、重なるところが多くて不思議な感じ。だからか話の中で出てきた"カラクリ"が『狼と香辛料』より理解出来た。それはなんとなく知識に有る"物質"や化学変化が中心だったからかも。あと十字軍とか科学暗黒時代とかが設定ネタになっているのも分かりやすい要因。
ウルちゃんことウル・フェネシスが可愛い。4巻の包囲網強行突破戦のウルちゃんに身震いする。ラノベ史上屈指の名場面。
これで完結でないとしたら、もしかしたら、この先ホロ達と出会 -
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薄明の枢機卿ことトート・コル、ミューリらは、エシュタットの偽者騒動のあと、イレニアの投獄を救うため山岳都市ウーバンへ向かう。
ウーバンのドュラン選帝侯の天文学者誘拐事件の解決を目指すうち、天文学者アマレットが調べていたのが蝕の日付ではなく、月を狩る熊と彗星を調べていて、古代帝国の千人隊長の日記に手がかりが記されていることを知る。
かつてあった道を復活させれば、教皇庁の場所から北のウーバンまでの陸路ができ、ルウィック商会も、ドュラン選帝侯も利を得れることを説き、窮地を脱する。
次はアーベルクかウーバンで、主だった関係者を集め会合?、月を狩る熊の狩った星を見つけ取り除く作業? -
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旅の商人の狼の話
最初から乳首普通に出てきてびっくりした
目がでかい絵柄になんか時代を感じる
一巻はずっと商売しながら旅しますよって話だった
次から展開変わってきたりするのかな -
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薄明の枢機卿のニセモノがいる、聖堂都市エシュタット、その圧政に立ち向かう希望の街オルブルク。
トート・コルとミューリらは、書籍商のル・ロワ、ルティア、カナンと放浪説教師ピエレとともに向かう。
王国の意をくんだエーブもやってきて、早期の武力による収束を目指す。
エーブから3日の猶予を与えられたコルは、エシュタットの成り立ち、大市の権利を手放した領主のホーベルン、銅の採掘、埋もれた財宝など、解決策を模索。
堤を切りオルブルクを水没させ、偽物を糾弾したホーベルンを先導させエシュタットに避難民として受け入れさせる。
丘の上に立つ立派な金糸入りの黒い修道服をきたコル・トート。 -
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カーランとケルーベの間にある豊かな森をもつトーネブルク領。
ロレンスと賢狼ホロは、森林監督官マイヤー・リンドに頼まれ、森を切り開き木材をとり、鍛冶場をつくるという計画を阻止し、森を守ってほしいとの頼みを引き受け、領主のマチアスと会う。
エーブ・ボランにより羊毛の対価の木材、ケルーベに対抗しようとするカーラン、生き残りをかけたマチアスそれぞれの事情を聞き、一時は森を切り開くのも致し方ないと考えるロレンス。
しかしケルーベのローエン商業組合幹部ルド・キーマンと会い話しをし、ホロの協力を得て、水車をつくり羊毛の糸から毛織物を生産することで森を切り開き木材を売るよりも長期的でかつ相互に利益のある構想を -
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ネタバレいやあ、なかなか感動的だった。
特にラストのコルとルティアの対決に心高ぶった。
王国でのお話がしばらく続いてたわけだけど、今回はついに舞台は大きく動いて大陸側の大学都市。
香辛料でも行かなかったさらに南の地だった。
そこでミューリが初めて出会う仲間の狼の化身。
その時の互いの驚きようが可笑しかった。
そして賢者の狼と名乗るルティアがその由来話として北の地にいる伝説の狼の話を語るところでなんとも胸が一杯になった。
シリーズを長く読んできた者として、ここはニヤッとするところなのだろうけど、自分はそれ以上にうるっと来てしまった。
逆にミューリ達がその狼のことをルティアに明かさなかったことは少し意 -
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Posted by ブクログ
コルとミューリは港町ラポネルの幽霊船騒動からラウズボーンへ。
ハイランドのもとで教皇庁の書庫管理を務めるカナンと会い、教会が禁じた印刷術をもつ職人を探し、聖典俗語訳版を印刷する計画をもちかけられる。
シャロンとクラークは新しい修道院建設で忙しく働き、ハイランドは聖典を書き写すのに金策に苦労し、カナンはほとんどあてがない職人を探すために王国にわたってきていた。
酒場で歌われる詩などの書籍を扱うところで、印刷っぽい本を見つけたミューリ、神の特徴から、サレントンの街に向かう。
自分の才能のなさに絶望しかけてる職人のジャンと出会い、印刷するに足る話をすることに。そのさなか、ハイランドと対立する第二王子