支倉凍砂のレビュー一覧

  • 狼と香辛料XI Side Colors II
    Side Colorsと言うことで2度目の短編集
    ホロがデレるのは必見だったりエーヴがかっこよかったり
    本編とは違う面白味があった。
  • 狼と香辛料XVI 太陽の金貨<下>
    1巻から読んできましたが、このシリーズは外伝もほとんどなく、本筋だけで色々な味を出してきたなと感じます。ロレンスが読めば読むほど、成長してないだろ?って思うのはご愛嬌でしょうか・w・ あくまで1商人、あくまで経済視点からの物語作りはとても新鮮で楽しめるシリーズだったなと思います。短編外伝での補完はあ...続きを読む
  • 狼と香辛料XVII Epilogue
    個人的な好みで言えば、この後日譚はなくて良かった。
    前巻の終わり方で十分だと思う。
    だが、ベタベタの甘々のこの終わり方も無しじゃない。

    なんとなく、RPGのドラゴンクエスト4を思い出した。
    今まで関わった主要キャラクターが、主人公の故郷に集合して
    祝福するという流れが。
    それくらいオーソドックスな...続きを読む
  • 狼と香辛料XV 太陽の金貨<上>
    上下巻の久しぶりの長編である上巻。

    前巻で一応両思いになったふたり。
    かなり読んでいて甘ったるい。
    二人の間での意地の張り合いや駆け引きといったものがなくなり
    真っ直ぐな言動が多くなってきた。
    ロレンスが今までのような遠慮より
    男としてホロに対等に接するようになったし
    神と崇められるのが苦手なホロ...続きを読む
  • 狼と香辛料XIV
    行商人はあっさりと別れるのが習慣
    というのが好きだった。
    商人らしく割り切った感情で良いし、確かに嫌な思いを
    長々していることはない。

    自分にだけ本音を見せるホロが可愛いと思う気持ちもわかるし
    ちょっとは進展したふたりの関係には、ようやくか、と苦笑いしつつ
    微笑ましくはあった。

    エルサの再登場は...続きを読む
  • 狼と香辛料XIII Side Colors III
    本編の続きを期待していたが、今巻も短編集。
    ホロ視点と、ノーラの短編が入っていたのは
    目新しく面白かった。

    が、ノーラの短編はその後のノーラが描かれており
    彼女の夢が叶ったわけでもなく、飽くまでその後。
    しかも、視点がエネクなのである。
    あとがきにもあったが、確かにノーラ視点ではつまらなかったかも...続きを読む
  • 狼と香辛料XVII Epilogue
    ほんとまだまだ続きを読みたいと思える良い終わり方だったよこんちくしょ~!次の作品期待してます(^▽^)/
  • 狼と香辛料XII
    あとがきにもあるが、よくよくネタがあるものだと思う。
    古い時代の西洋の町や旅に出てきそうな問題を取り上げて
    そこを商人の才覚とホロの力で切り抜けていく。

    パターンといえばパターンだし、マンネリと言えばマンネリなのだけれど
    毎度新機軸で面白いと思う。

    ただ今回は、あまり商人の力もホロの力も
    見せ場...続きを読む
  • 狼と香辛料XI Side Colors II
    短編集。
    短編だからというだけではなくて、お話の内容的にも
    面白く、とても読みやすかった。

    特に、エーブが商人として足を踏み出したばかりの頃のお話は
    非常に興味深かった。
    彼女の過去に興味はあるけれど、長々と描かれるとうんざりしそうで
    これくらいの長さで、駆け出しの頃の事件を少し書いてくれる方が
    ...続きを読む
  • 狼と香辛料(5)
    原作2巻、リュビンハイゲンのレメリオ商会でロレンスが事態を把握したあたりから、ラムトラで金を買い付けた帰途、ロレンス達が狼に終われて窮地に追い込まれるあたりまで。

    アニメBDを見て気が付いたけど、背景やところどころの構図などはだいぶアニメに似せてあるみたい。

    絵柄は安定し、ストーリーは相変わらず...続きを読む
  • 狼と香辛料(4)
    原作2巻のエピソード。
    ポロソンのラトペアロン商会でホロが天秤の細工を暴くところから、ノーラ・アレンととの出会い、そしてリュビンハイゲンのレメリオ商会でロレンスが嵌められたことに気付くところまで。
    原作のストーリー・エピソードに忠実にコミカライズされています。

    ノーラは文倉絵の貧相すぎる雰囲気より...続きを読む
  • 狼と香辛料(3)
    地下水道の大活劇から原作1巻のラストまでに加え、原作2巻冒頭、胡椒取引でホロが細工を暴くところまで。

    改めて読み返すと原作1巻の出来の良さに感心する。ホロの可愛さ、サービスシーン、荒事、商売、そしてロレンスの機転、色々な要素が全部詰め込まれている。
    原作のストーリーを忠実に追っているコミック版でも...続きを読む
  • 狼と香辛料(2)
    トレニー銀貨にまつわる儲け話をミローネ商会に持ち込むあたりから、囚われたホロを救出するあたりまで。

    パッツィオ市街での逃走みたいに動きの多いシーンがコミックになると読み応えがあります。
    逆にマールハイト氏との交渉のような場面ではノベルに比べやや冗長かも。
  • 狼と香辛料XVI 太陽の金貨<下>
    終わってしまいました。
    ライトノベルにしては地味なんでしょうけど(そんなに知らないので)、そこが好きでした。
    あと1冊出るのかな?
    支倉先生の新作楽しみです。
  • 狼と香辛料XVII Epilogue
     狼と香辛料の、最後の短編集。

     いやあ幸せな物語だった。
     内容ももちろんなんだけど、なんというか、この物語を取り巻く全てが幸せだったといえるんじゃないかな。
     でもってその幸せのおすそ分けをいただけるというか、浸ることができた物語。

     幸福というものは、個々によって違うものだ。
     ロレンスの...続きを読む
  • 狼と香辛料XIV
    ホロがそんなたわけのことが好きなんじゃ…ってところあたりがにやにやが止まらなかった。ほんとにホロとロレンスとの旅が終わってしまうのかと若干はらはらしつつもにやにやできて良い小説でした。
  • 文倉十画集 狼と香辛料
    想像以上にボリュームがあって満足。

    各巻のカバーと口絵をイラストで追っているだけで、17巻分のお話が思い出せます。さらに、DVDのパッケージやアニメのエンディングイラスト、ゲームの特典その他に収録されているイラストも多数掲載されて『すべてのホロが、あなたのもとに――。』という帯の煽り文句に納得。
    ...続きを読む
  • 狼と香辛料XVI 太陽の金貨<下>
    16冊読み続ける原動力になったのは、結局はホロの魅力でした。

    「剣と魔法の出てこないファンタジー」「狼と香辛料は経済」が成功していたのは3巻ぐらいまで、あとは諸国を漫遊しながら目の前の問題に片っ端から首を突っ込む水戸黄門状態。

    サブキャラは結局定着させることができず、わざわざ旅の道連れに入れたコ...続きを読む
  • 狼と香辛料XV 太陽の金貨<上>
    ストーリーもいよいよ大詰め。
    名前を聞きつけた古い仲間がとっくの昔にいなくなっていたことを知ったホロの落ち込みっぷりと、懸命に慰めようとするロレンスの様子は、これまでのふたりの立場が逆転してしまったよう。
    弱気になってしまった自称賢狼ホロは見ていられないが、きっとロレンスも見ていられなかったんだろう...続きを読む
  • 狼と香辛料X
    今回出てくるピアスキーとハスキンズというキャラもまた非常に魅力的。

    それぞれが『故郷を守る』という言葉は響いた。
    故郷に愛着を抱き、なんとしても守りたいと考えるのは、人として当然の概念だと思う。
    それを真っ直ぐに実行できなかったり
    実行しようとするものがおかしな目で見られたりするのは
    やはりどう考...続きを読む