支倉凍砂のレビュー一覧

  • 狼と香辛料XII

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    ヨイツの正確な場所を知るために地図を書いてもらおうと、羊の羊飼いハスキンズに紹介してもらった人伝で褐色の銀細工師美少女と会い、彼女からの依頼で天使伝説の調査をすることに。

    神狼のいる世界なのだから、もう少し天使が実在するという可能性を残す感じにしてほしかった。
    地図を手に入れて、後はソコに向かうのみで終わりが近づいている感じがする。

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    2019年06月14日
  • 狼と香辛料XI Side Colors II

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    3つの短編集。

    ロレンスとホロの話は問題も起こらず二人がいちゃつくお話。

    ロレンスは
    "「記憶は間違えることが大いにある。しかし、文字はそうではない」
    揉めた時に勝つのは、いつだって文字なのだ。"
    と学びつつ、エーブは文字を書き換えられ、その文字に負けるというのは中々の皮肉がきいていることで。


    [狼と黄金色の約束]
    このときの笑顔を忘れないと言っていたけども、あまりにも穏やかすぎて、普段の非日常に比べたらすぐに忘れてしまいそう。

    [狼と若草色の寄り道]
    寄り道して、二人でイチャイチャ話す展開。

    [黒狼の揺り籠]
    没落しても貴族然としていたエーブが、金の亡者&qu

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    2019年06月12日
  • 狼と香辛料IX 対立の町<下>

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    エーブとキーマンの伝書鳩をしていたら、双方共通の敵が現れて、ロレンスの機転で切り抜けた話。
    ホロの挿絵が可愛らしい。

    キーマンとエーブの双方に睨まれる結果となったレイノルズが可哀想なことで。

    自分の利益を得るためには密輸という犯罪も犯すロレンスだけど、敵のズルはしっかりと首根っこを抑えるという点は、商人というのは因果なものだと思わなくはない。

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    2019年06月06日
  • 狼と香辛料IV

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    4巻目。
    ヨイツの情報を求めてやってきた村で問題に巻き込まれる話。

    色々な問題に巻き込まれつつ、最後は商人らしく儲けて終わるのがこのシリーズの流れなのかな。

    あとは、表紙のホロの表情が色白すぎて少し怖い。

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    2019年05月22日
  • 狼と香辛料III

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    ネタバレ

    3巻目。
    ホロに一目惚れした少年がロレンスから奪おうと勝負する話。

    楽勝だと思っていた勝負が、ひょんなことから一気に危うくなってハラハラしながら読めた。
    「神と人が番に」という質問を聞かれていたというのが判明してニヤニヤ。
    もうとっとと結婚すればいいんじゃないかな!

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    2019年05月21日
  • 狼と香辛料II

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    2巻目。
    信用買いで大儲けをしようとしたら、逆に破産しかけた話。
    羊飼いのノーラが登場する話でもある。

    もう目の前が真っ暗になって同しようもないあの状態からズルとはいえ逆転する手を作り出したのは立派。
    まだ出会って間もないのにホロがロレンスを見捨てないのも驚いた。

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    2019年05月19日
  • 狼と香辛料

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    ネタバレ

    1巻目。
    行商人ロレンスが、狼美少女のホロと出会い共に北のヨイツまで行く話の始まり。

    本シリーズのタイトルは今巻だけで終わるならまだしも、
    何冊も続くと考えるとこじつけ感がする。

    この物語の終わり頃にはロレンスは香辛料の香るいい商人になっているのかな。

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    2019年05月17日
  • 狼と香辛料XXI Spring LogIV

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    「ホロとロレンスのその後」の話も4冊目。
    いろいろありましたが、ホロとロレンスもようやくミューリとコル坊を追って旅立ちました。

    でも、そろそろお互い、親離れ・子離れをしたほうがいいんじゃないかと思うんです。

    シリーズは、ホロ・ロレンス組の『狼と「香辛料」Spring Log』と、ミューリ・コル坊組の『狼と「羊皮紙」』に別れて、再開後は交互に、というか、「香辛料」が出て、あまり間をおかずに「羊皮紙」が出る、という形で、どちらもこれまで4冊ずつ刊行されています。
    最初は「香辛料」側に未刊行の(短編としてどこかに掲載されたものの、文庫にはなっていなかった)在庫がそこそこあり、また「羊皮紙」もある

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    2019年04月02日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙IV

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     舞台はウィンフィール王国の大都市ラウズボーン。
     教会(腐敗してるけど、万国共通の権威であり商人としてはメリットもある)・王国(商人が信頼を寄せるにはまだまだ頼りない。国際法も主権国家体制もありはしない)徴税人(商売の邪魔だけど、教会の腐敗を糺す存在かも、との期待もある)、これらをうまく操り利益を貪ろうとする商人が物語を引っ掻き回し、コルたちは翻弄される。

     いちいち言うまでもないが、腐敗した教会の〇〇をぶっ殺せ的な考えは広い視野で見たらまあそうあってほしいという物語であって、結局は長い歴史の中で成立した、ベストではないにせよ成り立っている制度だ。qwertyキーボードのような。
     そこに

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    2019年03月12日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙III

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    ようやくすこし面白くなった。したたかで可愛い羊の商人と、クジラ聖人、それに鳥たちも活躍。ミューリとコルのキャラが弱めなので、周りを濃いので固め、コルもミューリも周りに助けられて問題を解いて行くというパターンが安定。これだったら続きも読みたい。

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    2019年01月31日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙II

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    1の最後の方でやっと出てきたウィンフィール王国のハイランド王子(プリンセス)の依頼で北方の教会を視察。黒聖母の謎(?)を解く。人ならぬ精霊がやっとこさでてくるが、これがまたイマイチなキャラでノレなかった(涙)。コルとミューリはサブキャラとしては良いが、主役をするにはパンチがない(設定の問題)。あとは、宗教がメインシームなので、辛気臭さがまとわりつく。ホロのスピンオフという意味では楽しめるが、もうちょっとなんか欲しい。

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    2019年01月31日
  • 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙

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    コルの旅にロレンスとホロの子、ミューリが付いてくる。ロレンスは経済の旅だったが、コルの旅は宗教と政治が中心で、すこし若者の旅という印象。グルメは相変わらず美味しそう。ホロ七光りで読まされた感あり。

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    2019年01月31日
  • 狼と香辛料XXI Spring LogIV

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    長年追いかけているシリーズの最新作。メインとなるストーリーはすでに完結していて、ここ最近は、後日談を短編集で描くという、ライトノベルではよくある形式で続いている。確かにファンとしては出るとうれしいけど、作品の質からすると、そろそろ苦しいかなと感じる。期待している作者だけに、新シリーズの立ち上げなど、もう少し冒険してくれると嬉しいなと感じる。

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    2019年01月22日
  • 狼と香辛料XX Spring LogIII

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    ニョッヒラに残されたホロとロレンスの日常を描く、狼と「香辛料」のほうの続編。3冊目になりました。

    ・ 春の「発情期」を絡めた(ケモミミものだとありがちですw)「狼と春の落とし物」
    ・ ミューリ出発前、異端調査官の視点で「狼と香辛料亭」の繁盛の秘密を語らせた「狼と白い猟犬」
    ・ 前巻、「狼と香辛料の記憶」の日々のなんということのない出来事を、ロレンスと死別した後もホロが思い出せるよう日記をつけることにした、というエピソードを受けて、逆に日々の小さな幸せを先に日記に書き、実現させるようロレンスに迫るという「狼と飴色の日常」
    ・ 山中で硬貨の打刻槌を持った行き倒れを見つけたホロが、自分たちの身の上

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    2018年05月02日
  • 2030年の旅

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    2030年の世界を描いても、作家さんによってこんなに違うものなのか。面白かった。
    2作目の、あの展開はびっくり。
    小路さんのは、あの作品の続編?その後、というとだよね。こういう設定、嬉しくなる。

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    2018年04月08日
  • 2030年の旅

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    SFアンソロジー。2030年がどのような世界になっているか、それぞれの作家が自由に描いているけれど、だいたい同じような進化過程を辿っているのが面白い。予想がつく近未来だからでしょうか。個人でお喋りする小型AIロボットを携帯しているのが羨ましいです。小鳥型とかトカゲ型とか、はたまたコガネムシ型など。欲しい。トカゲいいな。『狼と香辛料』(アニメ視聴済)の支倉凍砂さん初読みでしたが面白い。ラストの坂口恭平氏のエッセイはどうしても文体が合わず放棄しました。

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    2018年04月04日
  • 2030年の旅

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    山内マリコさん目当てで手に取りました。
    東京オリンピックから10年後の世界。きっとあっという間に訪れるんだろうなー…
    中身はちょっと期待はずれ。

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    2018年03月14日
  • 狼と香辛料XX Spring LogIII

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    ネタバレ

     いつか終わりはくるけれど、とはいえ長く続く二人の生活を、様々な味付けで楽しもうとしている感じが良い。燕麦のパンも黒パンも、楽しむ方法はあるんだぞ?といった感じ。

     「成就した恋ほど語るに値しないものはない」「幸福な家庭はすべて互いに似かよったものであり…」そんな言葉は間違いでなく、時として感情を揺さぶられることが楽しさであり充実であるのではないか、とすら思える。

     ただ、飽きは必ずやってくるもの。このシリーズは21巻があるとすれば話が動きそうだけど、どうかな。
     もちろん、ロレンスによるホロをお姫様のように扱いつつの楽しい会話の掛け合いは相変わらず面白い。ホロの言葉の裏に含まれた意味を吟

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    2018年02月17日
  • 2030年の旅

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    「2030年」をテーマにしたアンソロジー。オススメは瀬名秀明と坂口恭平。

    恩田陸/小路幸也/支倉凍砂/ 山内マリコ/宗田理/喜多喜久。

    宗田氏は2018年で80歳。

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    2018年01月05日
  • 2030年の旅

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    【収録作品】「逍遙」恩田陸/「144C」瀬名秀明/「里帰りはUFOで」小路幸也/「AI情表現」支倉凍砂/「五十歳」山内マリコ/「神さまがやってきた」宗田理/「革命のメソッド-2030年のMr.キュリー」喜多喜久/「自殺者ゼロの国」(エッセイ)坂口恭平
     喜多喜久の作品以外は、「小説BOC2」2016年7月(中央公論新社刊)初出とのこと。

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    2017年11月21日