支倉凍砂のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
短編集。ホロとロレンスの話が三つにノーラの中編という構成。
ホロとロレンスは、まあ、いつも通りですね。あまあま(笑)
ただ、この短編集読んで、ロレンスって旅の途中でなんだかんだと小さな商いをやってたんだと初認識。
どうも本編ではそこら辺分からなくて、
最近行商してないけど、ホロの酒代とか大丈夫なのか?
とか思ってた。
それにしても、桃の蜂蜜漬けは食べられたんだろうか? 気になる(笑)
ノーラの中編はまさかのエネク視点。
最初はちょっと違和感あったけど、だんだんよくなった。
なにより、この作品では珍しく、話の裏を読まなくていいのが新鮮。
ただ、エネク、うらやましすぎる(笑)
ええ、けしから -
Posted by ブクログ
「ミューリ傭兵団は狼のつながりがあったのね」と
「デバウ商会って実はすっげー!」と
「レスコの街は今後が楽しみだね♪」のお話。
というか、ロレンスとホロがいい加減じれったい。
まぁ、ロレンスとホロの間に大きな障害は無くなるし、総集編のように過去の人物の名前があちこちに登場するしで、最終章であることが嫌でもわかります。
レノスの街の説明と、デバウ商会のあり方が少々難解でした。というか、ライトノベルでこの話は少し高度すぎないかと要らない心配をしました。
最後の展開は、読む人すべてが「だれ?」と考えることでしょう。
ロレンスをフルネームで呼び、ホロを「賢狼」と知る人・・・
でも、頭陀袋はコルの -
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Posted by ブクログ
ホロの仲間の名を冠する傭兵団を追って、レスコの街にやってきた二人。
鉱物商デバウ商会が牛耳るそこは、ロレンスたちの想像とは全く違う活気にみちた自由な街だった。
なにはともあれ、傭兵団との邂逅だろう。
ホロの長い孤独と、仲間を思う気持ち。そして、仲間のホロを思う、そして粋な心意気に胸をうたれる。
そしてロレンスは長年の夢がかなうかもしれない状況になる。
しかもかないそうな夢のそばにはホロがいるのだ。
なのに、楽観的になれないロレンスの貧乏性というか、気苦労に気の毒にと思うのであった。
もっとも、そのおかげでデバウ商会がやろうとしていることが見えてくるのだけどね。
…い -
Posted by ブクログ
舞台はエーヴの故郷、北のウィーンフィルへ。ロレンス達の目的は「狼の骨」。
しかしながら狼の骨は教会が所有しているらしいという話と、教会と巨大な商業組合と国家とで対立中だったり。
抗争があるということは事件があるという事なので、当然の事ながら….。
ただ今までは事件に否応なしに巻き込まれていたロレンスではあったが、今回は事件を起こす側として動く。
商人として一つ成長した結果なのかな。
狼の件とは別に重要なのは故郷について。
今回の話で故郷を新たに作ろうとするもの、ただひたすらに故郷を守ろうとするものがいて、それらに触れたホロが何を思うのか…続きが楽しみです。