支倉凍砂のレビュー一覧

  • 狼と香辛料XVI 太陽の金貨<下>

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    ネタバレ

     強欲な資本主義を全うな商人が打ち倒す勧善懲悪。
     ただし、そこに主人公はほとんど噛まず、演者は常に周りの者。悪を打ちのめす商人を守る英雄譚は傭兵のリワードのもの、悪を打ちのめす正義の算盤はヒルデのもの、古の神としてジョーカーを演じるのは他ならぬホロ。最後にある見せ場もろくに演じられないロレンスは、しかしこの冒険の答えを早々に出していた。
     それは強欲な資本主義に対する、唯一絶対の言葉。
     その言葉を忘れた者に、強欲の炎は取り憑いて芯まで燃やし尽くす。

     忘れてはならぬ水としての言葉。

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    2011年03月05日
  • 狼と香辛料XV 太陽の金貨<上>

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    儲け話のからくりを商人らしく解き明かすお話。話の全てが下巻へ向けての伏線な気がする。どういう結末を迎えるのか、想像は膨らみ下巻が楽しみ。

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    2011年03月03日
  • 狼と香辛料X

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    久々にページを捲るのが自然と早くなる巻だった。ただまた起承転結の転結がやたらと短い点はやはりいただけず、星4つ。

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    2011年02月18日
  • 狼と香辛料XV 太陽の金貨<上>

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    下巻の発売を待って読み始め。いよいよ目的地直前でさらに北の地はきな臭いと向かったけどそこで待ってたのは活気のいい街で、、、相変わらずの巻き込まれっぷりです。

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    2011年02月16日
  • 狼と香辛料 狼と金の麦穂

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    ある意味、商売っ気丸出しで作られた、とも言える1冊。中身は第二期に収録されていないアニメDVDと、絵本的な短編で構成されています。お話自体はたぶんホロがまだ村にいた頃のお話なんでしょう。散文的なので、そのあたりは不明です。DVDの方は7巻に収録された短編をアニメ化したもの。こちらも結構忠実にアニメ化していますが、原作の方が勝っている印象です。

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    2011年01月16日
  • ビリオネアガール(1)

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    桂明日香氏の本で最新?のコミック。
    『狼と香辛料』のヒトが原作。

    レビュアーの評価辛いねー

    太田出版のやつよりは良いんじゃなかろうか

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    2010年12月13日
  • 狼と香辛料XIII Side Colors III

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    短編集。ホロとロレンスの話が三つにノーラの中編という構成。

    ホロとロレンスは、まあ、いつも通りですね。あまあま(笑)
    ただ、この短編集読んで、ロレンスって旅の途中でなんだかんだと小さな商いをやってたんだと初認識。
    どうも本編ではそこら辺分からなくて、
    最近行商してないけど、ホロの酒代とか大丈夫なのか? 
    とか思ってた。
    それにしても、桃の蜂蜜漬けは食べられたんだろうか? 気になる(笑)

    ノーラの中編はまさかのエネク視点。
    最初はちょっと違和感あったけど、だんだんよくなった。
    なにより、この作品では珍しく、話の裏を読まなくていいのが新鮮。
    ただ、エネク、うらやましすぎる(笑)
    ええ、けしから

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    2010年12月03日
  • ビリオネアガール(1)

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    桂さん好きなので購入。まだ一巻だけなので何とも言えないが、今後の展開も楽しみな作品。子供なのに億万長者になったヒロインの周囲の人間の気持ちも考え、こういう状況に自分が置かれた時、自分だったらどういう態度をとるだろう、と考えちゃいました。

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    2010年11月27日
  • 狼と香辛料(5)

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    ホッロホロにして下さい!!!
    まさかのおまけ漫画に笑っちゃいました。
    本編でもホロちゃんはヤッパリかわええ!!
    獣耳バンザイ!

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    2010年11月19日
  • ビリオネアガール(1)

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    狼と香辛料の支倉さんとハニカムの桂さんのコンビ作。

    桂さんの描く女の子もかわいいけど、やはりメガネマンなタスク君にフオオオォオ!!
    原作付きなので、ダークサイドキャラでは無いのかな?

    巻末には支倉さんの書き下ろしショートストーリーも収録されてます。
    文章にすると紫ちゃんのイメージが少し違ってこれまた良し。

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    2010年11月10日
  • 狼と香辛料XV 太陽の金貨<上>

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    「ミューリ傭兵団は狼のつながりがあったのね」と
    「デバウ商会って実はすっげー!」と
    「レスコの街は今後が楽しみだね♪」のお話。
    というか、ロレンスとホロがいい加減じれったい。

    まぁ、ロレンスとホロの間に大きな障害は無くなるし、総集編のように過去の人物の名前があちこちに登場するしで、最終章であることが嫌でもわかります。

    レノスの街の説明と、デバウ商会のあり方が少々難解でした。というか、ライトノベルでこの話は少し高度すぎないかと要らない心配をしました。

    最後の展開は、読む人すべてが「だれ?」と考えることでしょう。
    ロレンスをフルネームで呼び、ホロを「賢狼」と知る人・・・
    でも、頭陀袋はコルの

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    2010年10月28日
  • 狼と香辛料XI Side Colors II

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    読書日記。

    短編集。
    ホロさまとロレンスのラブラブな話?が2つと、あのエーブがいかにしてエーブになったかという中編。これだけで一冊にできるくらいだったか。(2010年01月12日)

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    2010年10月26日
  • 狼と香辛料XV 太陽の金貨<上>

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    まるまる一巻かけてハッピーエンドを書くのかなと思ったら最後に引きで終わった。最終章だと言って下巻なんだから、次で完結するのかな。

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    2010年10月23日
  • 狼と香辛料XV 太陽の金貨<上>

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    ついにこの二人もここまで来たんだな。最初の頃を少しずつ振り返るような演出が最終章らしくて寂しいですが、次巻も楽しみです。

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    2010年09月25日
  • 狼と香辛料XV 太陽の金貨<上>

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     ホロの仲間の名を冠する傭兵団を追って、レスコの街にやってきた二人。
     鉱物商デバウ商会が牛耳るそこは、ロレンスたちの想像とは全く違う活気にみちた自由な街だった。

     なにはともあれ、傭兵団との邂逅だろう。
     ホロの長い孤独と、仲間を思う気持ち。そして、仲間のホロを思う、そして粋な心意気に胸をうたれる。

     そしてロレンスは長年の夢がかなうかもしれない状況になる。
     しかもかないそうな夢のそばにはホロがいるのだ。
     
     なのに、楽観的になれないロレンスの貧乏性というか、気苦労に気の毒にと思うのであった。
     もっとも、そのおかげでデバウ商会がやろうとしていることが見えてくるのだけどね。

     …い

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    2010年09月23日
  • 狼と香辛料X

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    ケルーベから狼の骨が安置されているとされるブルテン修道院へ。今回は羊飼いやら大きな同盟やらがでてくるが、ロレンスはどう行動していくのか。


    読み終わったのがだいぶ前だからおぼろげだけど、今回のお話の中身は故郷について。
    大学に入学してから故郷をたまに思い出すけど、いいよね。いつでも帰れる安心感が。ただ、それがないホロは・・・・という感じです。


    最後、これまでの物語の核心に触れるような複線を張って終了。次回からは一体どうやって話をもっていくのか。

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    2010年07月30日
  • 狼と香辛料XIII Side Colors III

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    side colors ということで短編集。
    その中での一押しはやはりノーラとエネクの話。
    まさかエネク視点にもなっているとは思わなかったがw

    ただ残念なところはもう少し先まで読みたかったなぁ・・というところ。
    仮にこの話が本編中であったのなら、ノーラとエネクが乗り込んだ先にまた一つ二つ罠がありそうなので、どう乗り越えていくか観てみたかった…。

    さて、ホロとロレンスのいちゃいちゃっぷりも板に付いてきた感じ。安心してニヤニヤできるw

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    2010年07月10日
  • 狼と香辛料XII

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    ロレンス、逞しくなったなぁ・・・というのが第一印象。
    前は大きな事の流れに右往左往しているイメージがあったのだけれど、今回はきっちり話を仕切っていく様子がうかがえた。
    その反面ホロとのいちゃいちゃ成分が減ってる感じで、それはそれで残念w

    もう一人の旅の連れであるコルは、今回のゲストヒロインのフランに終始付いてまわってた。

    そのうちホロとロレンスがいちゃいちゃしている間に、フラっと知らないお姉さんにコルが付いて行っちゃいそうで、別の意味でドキドキですw

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    2010年07月10日
  • 狼と香辛料XI Side Colors II

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    短編集その2。

    ホロとロレンスの他愛もなく、ほのかに香る甘い香りな日常の一幕な話。

    もう一つが、こちらがメインとなるのだろうが、エーヴの商人として駆け出しの頃の話。
    エーヴとて最初から、ああも狡猾な商人だった訳ではなく、まだ貴族としての心を捨て切れない時期に商人として生きて行くことに少しせつなく、大きな決意をした話。

    ホロとロレンス以外にも魅力的なキャラがいる作品なので、またこういった関連キャラのサブストーリーは読んでみたい。

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    2010年07月10日
  • 狼と香辛料X

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    舞台はエーヴの故郷、北のウィーンフィルへ。ロレンス達の目的は「狼の骨」。
    しかしながら狼の骨は教会が所有しているらしいという話と、教会と巨大な商業組合と国家とで対立中だったり。
    抗争があるということは事件があるという事なので、当然の事ながら….。

    ただ今までは事件に否応なしに巻き込まれていたロレンスではあったが、今回は事件を起こす側として動く。
    商人として一つ成長した結果なのかな。

    狼の件とは別に重要なのは故郷について。
    今回の話で故郷を新たに作ろうとするもの、ただひたすらに故郷を守ろうとするものがいて、それらに触れたホロが何を思うのか…続きが楽しみです。

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    2010年07月10日