支倉凍砂のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
狼と香辛料のシリーズって、途中から構成が変わっていると思いませんか?
3巻までは一話完結型で、その各話が「商売に絡む事件発生→ホロとロレンスの気持ちにすれちがい発生→事件が一件落着→ホロとロレンスの気持ち接近」というパターンを踏襲していましたよね。
このパターンを繰り返せば無限に話を続けることができたんだろうけれど、4巻からは「ホロの故郷探し」という目的を旅に持たせました。
これで、ストーリーに目的ができて一本筋が通ったわけですが、たまに事件と事件の間の谷間、みたいな巻ができてしまうようになりました。6巻と、そしてこの巻がそんなお話。
でも、ストーリーはともかく、ホロとロレンスの仲には -
Posted by ブクログ
ネタバレ下巻で、話が盛り上がったところから始まる。
そのため展開にずっと緊迫感があって
さすがにページをめくるのをやめれなかった。
キーマン、エーブ、ロレンス、レイノルズ、みんな一度追いつめられて表情曇ってましたね。怖い世界だ。
エーブすごい生きるのしんどいだろうなって思って哀しくなったりして・・・
ロレンスはすごい商人じゃなくても、いい男なんだな。
一人で戦ってるんじゃないって悟って、どうしたらいい?ってホロに尋ねた時ホロがすごい喜んでたのが印象的でした。
端的なことは結果オーライってことだけどやっぱり経済的な面でのからくりが理解できないのは僕が馬鹿だからでしょう。
彼らの会話にはいつも答えが明示 -
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Posted by ブクログ
16巻を読み特に印象に残ったのは、時代の移ろい。あとがきで作者がPC一台使い潰した云々で、このシリーズも5年間やって来たんだなと感嘆すると同時に、1巻以降物語中にも時代の変化が強調されていたように思える。不要になった神としての扱いを受けたホロ、傭兵・王の時代の終焉、そして太陽の金貨に見られる商業の力の拡大。特に。狼と化したホロの挿絵は久々だったが、1巻の時の変身(?)と比較すると、立ち回りは幾分寂しく見える。
思えば、自分が読んだ他のライトノベルは、どの主人公やヒロインも新しい時代へと突き進んでいくエネルギッシュな人物だった。文学少女シリーズの井上心葉、恋歌シリーズのカルエル・アルバス、ポ -