【感想・ネタバレ】WORLD END ECONOMiCA IIIのレビュー

あらすじ

巨大企業アバロンの不正を暴き、『月面の英雄』として忙しい日々を送るハル。だが、いつも彼の頭を過るのは、あの日、繋いだ手を放してしまった少女の姿だった。 停滞し続けるハルの気持ちとは無関係に、未曾有の不動産ブームに沸き立つ月面都市。それはまるで、宇宙を喰らい尽くさんとするかのようで……。 ハルは、少年の頃からの夢だった前人未踏の地に立つために、そしてハガナをこの手に取り戻すために一世一代の勝負に打って出る! そんなハルの決意をあざ笑うかのように、因縁の男バートンが姿を現し――。月面に住む人間の欲が限界を超え、経済が崩壊を迎えるとき、ハルが選び取る未来とは――! 支倉凍砂シナリオの同人ヴィジュアルノベル完全版、ついにシリーズ完結!!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

これまでの集大成感がハンパない
めちゃくちゃ胸アツのクライマックス。胸キュンのラストシーン。
一見複雑な投資のシステムを分かりやすく、かつ面白い部分だけ抜き出して上手く青春ストーリーに落とし込んでいる。

これを読んで投資に興味を持った人にはマネーショートという映画も見てほしい。

0
2025年10月12日

Posted by ブクログ

この終わりに向けて2,000ページ以上読んできたんだと思わせる、いい締め方だった...!熱心なファンが多いのも納得。
2巻までは月が舞台である必要性が薄いと思っていたけど、最終巻は月であることを存分に活かしており読み応えがありました。
CDSの説明をサラッと書いているのもすごく分かりやすい。
史実をベースにしつつも、こうやってライトノベルに書き下すことで面白さが倍増されていました。

0
2024年09月08日

Posted by ブクログ

サブプライムローンを下敷きしたお話。
相変わらず、投資が大好きな著者の、趣味の知識全開放みたいなノリの作品。
しかしそれだけではなく、投資という舞台における、主人公・ハルの葛藤、成功、墜落、逆転などが描かれた非常に熱い作品で、分厚いにも関わらず最後まで楽しめる作品だった。

0
2022年12月13日

Posted by ブクログ

久しぶりにラノベ読んだ
オプションとかデリバティブとか、金融知識の良い勉強になった
ストーリーも面白くて、決して追い越す事が出来ないラスボスがカッコよいです

0
2022年05月02日

Posted by ブクログ

おもしろかった!!!
こんなに分厚い本を一気にまとめて読んだの久しぶりってくらいに楽しんでよみました。
株や金融の話がメインですが、ハルを囲む人間味あふれる月面の素敵なキャラクターにとっても振り回され魅了されました。ハガナとハルが結ばれてよかった~(笑)

これから自分なりに金融や株を勉強してもう一度ちゃんと読み直してみたい、と思える素敵なシリーズに出会えてよかった!支倉凍砂さんのほかの作品をまだ読んだことがないのでそれも読んでみたいです!

0
2015年11月25日

Posted by ブクログ

エレノアとともにアバロンの不正をあばいたハルは、「月面の英雄」として多くの人びとに知られることになります。一方、大学を卒業したクリスは、E・J・ロックバーグ銀行に就職し、めざましい活躍をしていました。そのロックバーグ銀行が、不動産ローンをまとめた証券を売り出し、大きな注目を浴びます。しかしハルは、「悲観の帝王」と呼ばれる投資家のドクター・ウォレスが疑いの目を向けていることを知り、不動産ブームに沸く市場に逆行する判断をくだします。

その後、ハルにとって因縁の相手であるバートンから、ある取引がもちかけられます。バートンが、ハルのもとからゆくえをくらましていたハガナと協力関係にあることを知り、バートンとの交渉に臨みます。

「電撃文庫」のなかでもかなり分厚い本ですが、前半と後半で明確にストーリーがわかれています。前半は、前巻でやや不憫なキャラだったクリスが新しい道をあゆみはじめたことが明確にえがかれており、サブヒロインとしては読者の印象にのこるあつかいになっています。他方、ハガナのいない前巻ではおおむねメイン・ヒロインに近い立ち位置だったエレノアのその後もえがかれていますが、こちらはややおざなりなあつかいです。本シリーズを経済小説としてたのしんでいる読者にとってはさほど重要なことではないのかもしれませんが、ラブコメとして読んでいる読者の一人としては、すこし残念に感じてしまいました。

0
2022年01月01日

「男性向けライトノベル」ランキング