【感想・ネタバレ】WORLD END ECONOMiCA IIのレビュー

あらすじ

人類の新たなフロンティア月面がなおも栄え、膨れ続けていた時代。少年だったハルは大切なものを失った後悔を抱え、金融の世界から遠ざかって生きてきた。 そんな彼の前に現れたのは没落貴族の少女エレノア。彼女は自らの信念のもと、ハルを再び金融の世界に誘う。彼女の信念は、“神と正義”。それは、ハルが四年前に見失ったもの。そして、有史以来、人が捜し求めてきたものだった。 ハガナとの別れから四年。金融世界に舞い戻ったハルの、失ったものを取り戻す戦いが始まる――! 支倉凍砂シナリオの同人ヴィジュアルノベル完全版、シリーズ第2弾!!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

1巻で失墜したハルが、レナ・クリス・エレノア等の助力により復活するまでのお話。エンロン事件がテーマ。
やはり、市場については作者が大好きな分野であるらしく、色々な小ネタについてイキイキと書かれていた印象で、とても良かった。市場についての知識が無くてももちろん楽しめるが、知っているとより楽しめる作品かな。
3巻で最終的にどのような結末になるか楽しみ。

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2022年11月12日

Posted by ブクログ

1巻に比べて格段に面白くなった。1巻では物語の内容もほぼ全てが株取引に終始していたのに比べ
、2巻では大企業の虚構を経済的な視点から暴くという、普段あまり考えることのないテーマを取り上げていて、盛り上がるポイントがきちんと作られている印象だった。3巻への引きも絶妙。

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2015年08月18日

Posted by ブクログ

前作から4年が経っており、登場人物も変わったり成長した風景が見られ、かなり印象が変わる。ゲーム原作なら分かるけど、こうやって場面転換するんだと楽しくなった。
2作目はトレーディングというより、粉飾を暴くという意味で会社のファンダメンタル面が重視されている印象。現実の事件をベースにしているのでディティールが細かいし、筆もノッているなと感じられる。
月面っぽい描写は要所に出るけどSFらしさは希薄。でもそのほうが想像しやすくて良いかも。
3作目へのつながりがスムーズなので、長いけど最後まで読みたいと思わせるいい作品でした。

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2024年09月05日

Posted by ブクログ

1巻に比べて格段に読みやすくなった印象。
後書きに支倉凍砂さんが書かれてるように、ラストに至る単なるつなぎ目にならない2作目になっていたと思います。
やっぱり細かい単語の知識があまりないのでよくわからないところもありましたがたのしめました。3巻目もたのしみです^^

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2015年11月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一巻から四年後の話。夢に破れたハルがもう一度立ち上がり、株式投資に入り込んでいく、のだが今回は投資の話はほとんどない。株式よりも企業詐欺などにフォーカスし、それはそれで面白いのだが、謳い文句とは少し異なる。
一巻に続いて、二巻もバッドエンド。ここから三巻でどう巻き返して結末を迎えるかは気になるところ。二巻は次の布石という要素も強く、盛り上がりに欠ける所が多い。これが中弛みになるか、伏線布石になるかは気になる。

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2015年05月30日

Posted by ブクログ

バートンによって煮え湯を飲まされ、ハガナも教会を出ていったあと、ハルは株式市場から離れて、勤労奨学生として役所で仕事をしながら大学に通っていました。そんな彼に、エレノア・シュバイツェルという女性が投資家としての彼の才能に注目し、クリス・クーンを通して彼を雇いたいという話をもちかけてきます。こうしてハルは、余年のブランクを経て、ふたたび金融の世界に立ち返ることになります。

クリスとともに「シュバイツェル・インベストメント」の一員として仕事をはじめたハルは、あるときエレノアのほんとうのねらいが巨大企業アバロンの闇をあばくことにあると聞かされます。彼は、エレノアを支えようとしますが、やがて彼自身にも因縁のある人物がかかわっていることを知ることになります。

前巻で手痛い目にあったこともあり、すこしおとなになったハルのすがたがえがかれています。

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2022年01月01日

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