村山由佳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前巻はオーストラリア(勝利中心)のストーリーだったけれど
今回はそのおなじ時間を日本(かれん中心)のストーリーで描かれている。
(と後半で気が付いた。オソイ・・・)
丈がすごく大人になっている!
こ、こんな弟ほしい。
いつのまにこんなに成長したのだろう。(ごめん、丈)
なんというか、なんどか瞳の奥がじんとした。
かれんにも丈にも。
わたしの胸のなかにある感覚が
小説だということを忘れて反応する。
勝利の痛みもかれんの痛みも
いつのまにか「知っている」のだ。
勝利は日本に戻ってもいい、というより戻ればいい。
みんなそれを待っている。
けれど勝利がおれだけの想いを背負いこんでいるのか
それを -
Posted by ブクログ
同名の曲、Daryl Hall & John Oatesが歌っていたように思います。
男女の仲にセクシャルな要素は避けて通れない。でも男の側はその部分に対する考えはぞんざいで乱暴。
作者自身の後書きで、「この短編の中で女性たちはみな自らの性に罪悪感を覚えている。…中略 …私だけかと思っていたらいっぱいメールや手紙をいただいた」「肉体を伴わない恋愛なんて花火の上がらない夏祭りのようなものだ!」
編集者(女性です)は、
「いつか何かのはずみで村山由佳さんとエッチしちゃうかもなぁ」と解説の冒頭に書いています。
いわゆるエロ本ではないですがその辺のエッセンスが詰まっ -
Posted by ブクログ
ネタバレラブシーンはどーせ大家さんの邪魔が入るんだろうなぁと思ったら、やっぱりお約束通りの展開でした。
今後大家さんのお家の事情もまた伏線になっていくのでしょう。マスターのモノローグは、脱サラの理由がイマイチかな?
あとがきにはやっぱりもの申したくなくなる。彼女の人生が順調だからそんなこと言えるのよ。高校ドロップアウトして大検とおっても、やっぱり普通に高校卒業して大学に入った人と同じ条件で就職できる訳じゃないし、就職してからも同じ条件で競争できるわけじゃない。道を誤ったことに気がついて、後戻りしたら、大抵、元の位置までも進めない。そして戻って進む分、年齢が進む。終わりが伸びるわけじゃないから、やっぱり -
Posted by ブクログ
ネタバレ勝利とかれんのメインストーリーはあまり進行がなく、冒頭の雪のシーン以外は甘々とした描写もすくなく、今回の主役は星野だったと思いますが、勝利くん、二股かけるつもりがないなら、罪作りですね。ひょっとしたら女性が無意識に男を両天秤にかけている心境を、性別を逆にして描写しているのかもと思いました。最終章の丈、切ないですね。
ライトな本文と対称的に含蓄のあるあとがきも健在。そうなんですよね、読書感想文を書いていると、自分自身をもふりかえることになるし、自分の価値観を人目にさらけだすことになる。けだしその通りだと思います。他の人の感想も読んでると、相手の経験とか考えの深さがすぐわかります。
でも戦争の話だ